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2018年03月30日

ただ食べたくて「そうだ高山へ行こう」

ドライブ企画の下見を兼ねて
3月のある晴れた土曜日、急にスケジュールが空いたので「高山へ行こう」と思い立った。かねてから、あるパン屋に興味があって、機会があれば訪れたいと思っていた。高山はちょうどB面企画(ドライブ企画)の候補になっていたこともあって、下見にいこうと考えたのだ。そんな思い付きの行動なので、下調べも、準備もないまま、ノープランで出発することになった。高山へは以前に何度か行ったことはあったが、すでに20年ほど前の話だ。記憶はもうほとんど残っていない。朝9時にクルマで出発した。ドライブ日和の北陸道を快調に走り、小矢部JCTから東海北陸道に入った。山が綺麗だ。しかし速度は一変した。1車線の対面通行で制限速度は70キロ、安全をトレードマークにするような優しい運転のドライブとなった。トンネルの右上に連続ナンバーが打ってある。ナンバーは分数で「54分の48」つまり東海北陸道には全部で54のトンネルがあり、これは48番目のトンネルという意味だ。つまりこの高速道路は起点の一宮JCTまでトンネルだらけということだ、驚いた。トンネルを抜けるたび、そこは雪国になっていく(笑)。白川郷あたりには、まだ大量の雪が残っていた。
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高山グルメをはしごする
有名な「古い町並みの保存地区」に到着したのは11時、ちょうど2時間ほどのドライブだ。歩き始めると「飛騨牛〇〇」「高山ラーメン」「牛まん」「飛騨そば」「〇〇カフェ」という看板がやたら多くて、空腹にスイッチが入ってしまった。そして朝市会場を歩いているとき「飛騨イタリアン」の看板に目がとまり、「飛騨牛ステーキ」という言葉に惹かれて、早めのランチに踏み切った。昼のステーキは重かった(反省)。その後は古い町並みエリアをゆっくり散策した。町並みなどの全体的な景色は、当時の記憶のままだったが、町家を改装した物販店やカフェなどがたくさん出店していて、人通りも格段に多くて「現代的な観光地・高山」に変貌していた。金沢もそうだが「食べ歩き」できるような気軽なグルメに観光客の列ができていた。高山の「みたらし団子」には、あっさりした醤油味の団子があり、香ばしくて美味しい。飛騨牛の商品はあちこちにあふれていて、串焼き、メンチカツ、握り寿司が人気のようだ。今回食べた中では「飛騨牛A5ランクの串焼き」という商品が絶品だった。こんなテンションでドライブ企画を考えたら、また食べ歩きのツアーになってしまいそうだ。それ以外の散策のキーワードは、家具、民芸品、地酒、町家(グッズとカフェ)、高山祭、お菓子、伝統加工品や漬物・・・などかなあ。
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そのパン屋の行列は異常だった
人気エリアは限られているため、高山の街歩きは、ほどなく終了し、午後2時には帰路につくことにした。そして個人的な目的地「トランブルー」へ向かった。名店として遠方からパン好きが集まる、強烈な繁盛店として有名なパン屋だ。オーナーシェフは業界では有名なヒトだ。クルマで10分ほどで到着した。意に反して小さな目立たない店だった。店に前にはすでに20人ほど並んでいる。パン屋の店頭に行列が付いていることに驚いたが、買うだけだから時間はかからないと思い、最後尾についた。しかし、なぜか行列はなかなか進まない。時おり店内から買い終わった客が出てくるのだが、それにしても遅い。よく見ていると、ほぼ全ての客が、たくさんの袋を両手に抱えて出てくることに気付いた。どうやら、一人一人が大量に買うために、処理速度が極端に遅くなってしまうようだ。結局、40分待って、ようやく店内に入り、買い終わって出てくるまでに合計60分かかってしまった。繁盛店だから、陳列している商品がどんどん売れ、見る間に在庫が減っていくが、焼きたてがどんどん並んで入れ替わり、どれをみても美味しそうでそそられる。やる気スイッチが入った僕は、14個も買ってしまった。どれも200円くらいで安いのも特徴だ。今夜から丸2日は食卓にパンが出てくることになりそうだ(笑)。帰路の2時間、クルマの車内には、焼きたてパン特有の甘い香りがあふれていた。代表商品のクロワッサン系、ハード系ともに秀逸だったが、今回はブリオッシュタイプのクリームパンにノックアウトされた。
今回のドライブルートは、グーグルマップによると、片道120㎞(休憩含めて2時間くらい)、高速料金はETC利用で1,940円だ。早速「おしのげん」の二人と企画の検討に入ろう。

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