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2018年11月09日

おっさんTV「狂気の旅人」

自宅の庭に赤とんぼが大量発生している。普段は気にならないのだが、大量発生すると世紀末を考えたりする(笑)。そういえば今年は、珍しく「カメムシ」もたくさんいて、今日は、4匹が部屋の網戸で「ひなたぼっこ」していた。赤とんぼと違って、ややテンションが下がる。昆虫食オタクの愛さんは、単なる昆虫オタクではなく、昆虫を「食べること」の愛好家だ。そんな彼女は、カメムシも食べてしまうのだろうか。オタクの定義はあいまいだ。辞書的には、ある趣味や物事への関心が強いが、それ以外の分野への知識や社会性に欠ける人物、として説明されるらしい。一時的であれ、ある分野だけに徹底的に没頭する人たちを「オタクっぽい」とか「〇〇オタク」と評して構わないと思うのだが・・・。つまり、その道のプロとは、ある分野に没頭するオタクなのだ。

「クレイジージャーニー」がゴールデンに昇格するのだという。この奇妙なTV番組は、そもそもTBSの深夜枠の番組で、世界を巡る「狂気の旅人」達をスタジオに招き、その軌跡を映像で紹介するバラエティーだ。クレイジーな世界を垣間見れるので面白く、いつも寝るのが遅くなるほど、はまっていた。M山ゴンザレスのスラム街の取材や、S藤健寿の奇界遺産、Yシダナギの民族取材などのシリーズは、DVDを買いたくなるほどハマる。世界の果ての人々の暮らし(衣食住)が描かれていて、現代人の文化に対する高邁な理念など、全く通用しない暮らしがそこにある。仕事柄だろうが、食に関する場面には目が行ってしまう。北極圏の民族のアザラシの生食や、中東や北アフリカの民族のコウモリやラクダ食、昆虫食、スラム街住民の非衛生な食事など、観ていられないほど壮絶な「生きること=食への執念」を感じることになる。最近は爬虫類ハンターのK藤英明が面白い。飛んで跳ねて、カメラのフレームから外れる行動力は、観ていて楽しくなる。取材する彼らは、プロとして乗り込み、自ら体験して、その危険でクレージーな暮らしを映像に収める。ヤラセなどが不可能なほどの危険な匂いがする場合もある。あんな雑巾味のスープや、コウモリの姿焼きを見てしまったから、明日の朝は、きっと食欲がないだろうな。

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