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2019年05月10日

京都みやげ、大阪みやげって?

さて今回も、大人の修学旅行・京都大阪編の情報です。原稿のネタに困った今回は、京都と大阪の「おみやげ」のお話し(笑)。
旅先で「おみやげ」を買って帰る、っていうのは、きっと昔からの、日本人独特の風習なんでしょうね。その昔、お伊勢参りのために、村人は積み立てしたのだそうです。しかし行けるのは自分ではなく村の代表者だけだったとか。選ばれた代表者だけが、みんなのお金を使ってお伊勢さんに詣でて、残った村人に「おふだ」を買って帰ったのだそうです。諸説あるらしいですが、それが「餞別」と「土産」のルーツなんだ、というお話です。現代風に言えば、ちゃんと伊勢に行ってきた、という「証拠の品」であり、楽しかったことを「おすそわけ」する狙いがあったのかもしれませんね。
そんな歴史?があるので、日本人の旅には「おみやげ」がセットで付いてくるようになったのでしょう。でも「おみやげの品」については、旅人の感覚と、旅先の地元の人の感覚には大きなズレがありますよね。地元では人気ないのに旅人には人気あるとかね。北陸新幹線が開業した当時、新幹線の絵やイラストを描いた「パッケージ」の商品が、一番人気だった、という話を聞いたことがあります(笑)。おみやげの世界は売れてなんぼ、なのでしょうか。昔は、食べ物ではなくて、地域の工芸品や小物なんかをお土産にすることもあったのですが、センスや好みに個人差が出るので、最近は減ってきたように思います。ハワイのTシャツなどは典型で、ある意味、もらって困る代表かもしれません(笑)。

まずは京都編
京都土産としては、シニアには「生八つ橋」「京つけもの」「ちりめん山椒」「宇治茶」などが、昔からの定番として思い浮かびますよね。生八つ橋は、あいわらず「聖」が一番人気のようですが、最近は色んなタイプの関連商品が増えていて、鮮やかなデザインやパッケージが優先された楽しい商品が増えていますね。そういえば「八つ橋のソフトクリーム」も見かけました。
漬物は「大安」と「西利」が有名ですが、地元ならではの老舗がたくさんあります。最近は小粋なパッケージのピクルスなんかもあって楽しくなりました。ちなみに僕は錦小路「打田漬物」のファンです。抹茶は外国人に大人気なので、漬物やちいめん山椒と同様に、今回の散策の途中で、よく見かけることになると思います。最近は「濃茶(こいちゃ)」が赤丸急上昇です。
最近の京都土産で人気なのは、満月「阿舎利餅(あじゃりもち)」、マールブランシュ「茶の香」、出町ふたば「豆餅(豆大福)」、原了郭「黒七味」などでしょうか。散策の途中で気に入ったものを見かけたら、その場でゲットするのがいいかもしれません。僕は、「いづうの鯖寿司」のファンなので、いつもなら帰る直前に買うのですが、賞味期限が当日限りなので、今回は諦めるしかなさそうです(笑)。

そして大阪編
大阪土産として人気なのは、551蓬莱「豚まん」、点天「ひとくち餃子」、五感のスイーツあれこれ、モンシェール「堂島ロール」、よしもと「面白い恋人」、マダムシンコ「マダムブリュレ」などでしょうか。いま日本中で、チーズケーキやチョコレート、ラングドシャがなどが人気ですから、きっと商魂にあふれた大阪モデルがあるんじゃないかと思います。ご当地モノは、どこでも人気ですよね。
前回も書きましたが、大阪駅はもとより、周辺の阪急、阪神、大丸のデパ地下には、大阪だけでなく京都のおみやげもたくさん揃っていますから、京都で買い忘れた時には便利ですね。もちろん日本屈指の百貨店ですから、大阪京都にこだわらなければ、日本中(世界中)の楽しい商品を手に入れることができます。ちなみに阪急にはエシレ(エシレバター)が出店していて、個人的に驚いていました。僕は密かに、珍しいシングルモルトを狙っています(笑)、あっ、これはおみやげじゃなくて自分のものですけどね。

発起人たちは、大阪発17:12サンダーバード35号で金沢へもどります(金沢着19:55)。帰りの車中で、蓬莱の豚まんを食べると、あまりの匂いに周囲が驚きますから、要注意ですよ(笑)。

おまけ
先日のこと、サンダーバードで大阪方面へ向かうときに、風の影響で2時間半も遅延するトラブルに巻き込まれました(笑)。まあ、旅ですからそんなこともあるかもしれません。そんなときも、連絡を取り合って、予定変更しながら、ポジティブに楽しみましょうね。
次回は、1週間前になるので、直前情報(最終確認など)をお届けする予定です。

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