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2019年06月07日

総集編その2「大人の京都・祇園の夜遊び」編

1次会は京町家の2階座敷
シリーズでお届けする大人の修学旅行・京都大阪の総集編。第2回は「祇園での夜遊び」編として、脱水したカラダにアルコールを流し込んだ仲間たちのお話。
日帰りメンバーもいるので、夜の親睦会は17:30に開始した。まだ陽は高いのだが、会場の「ぎおん・まんざら」は、暖簾をくぐるとカウンターやテーブルが並んでいて、格子越しに光が低く差し込み、なかなか雰囲気が良くて、すっかり宵の時間に思えるから不思議だ。今日はこの京町家の2階を全部貸し切りだ。
疲れた表情の仲間が順に集まってきた。照明の加減もあってか、みんな日焼けしているように見えるが、階段を登る足取りが重い(笑)。一方で、この時刻から合流した新顔メンバー8人は、元気よく階段を上がってくる(笑)。そうか、昼の炎天下の散策をパスして、夜の懇親会に全力投球するんだな と、意地悪なコメントを投げてみたりしていた。
Gさんによる乾杯から始まった親睦会は一気にテンションが上がった。水分不足をアルコールで補填したからに違いない。酔ったからか、ここの料理のレベルは高く感じる。さすがに祇園だ。なにより関西の女性たちのテンションは想像以上に高くて、笑い声が絶えなかった。やはり関西は「しゃべくり」の街なんだ。トークもボケやツッコミも速射砲のようだ。みんなの表情は、日焼けから「酒焼け」へと進んでいった(笑)。
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次の企画が決定した
いつのもように、今年のB面企画として「大人のドライブ」や「利き酒会」などの人気シリーズの2019年バージョンの開催や、新しい企画「27期の忘年会」の構想が発表された。勢いに乗って、次回の関西27期の集いは2020年1月18日(土)の「新年会」と決定した。
また来年のオリンピックイヤーに開催される大型企画「仲間と一緒に軽井沢」の日程が、2020年5月23日(土)、24日(日)と発表された。そうだ、来年の今日は軽井沢での再会だ。軽井沢なら涼しいだろう(笑)。
■ちなみに京都の夜の親睦会から合流した新しい登場人物は8人(H田くん、T瀬くん、Mよし子ちゃん、S本さん、T村さん、T中Y美さん、A木S子さん、Y田K子さん)。これで合計21人になった。

夜の祇園を散策
日帰りメンバーのタクシーを見送り、2次会までの「夜の散策」がスタートした。気温は通常に戻ったらしく、夜風が気持ちいい。夜の八坂神社は、きれいにライトアップされ、なかなかの観光スポットになっている。境内では獅子舞を練習する乙女たちが汗を流していたり、昼とは違った表情が楽しめた。
一方で、夜の丸山公園は照明が少なくて、なにやら怪しい雰囲気だった(笑)。カップルには最適でも僕たちには暗がりは必要ない。そんな暗さだからか、後続のメンバーがみんなとはぐれ、迷って知恩院まで行ってしまうというハプニングもあった。これ以上の暗闇の散歩は危険(笑)と判断したので、昼と同様に「歩きながらの同窓会」に変更した。夜の花見小路の裏通りを、無計画にたださまよい、路上での立ち話に花が咲いて、2次会会場に向かった。
夜の散策という企画は早々に失敗したのだが、誰一人、文句を言う人もなく、優しいみんなに感謝する幹事だった。みんなありがとう。
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2次会はスパニッシュイタリアン
2次会の会場は花見小路の裏通りにある「リゴレット」だ。予約の定刻まで、何があっても案内しないという意固地(笑)な対応だったが、用意してくれた席は、なかなか立派なパーティーブースで、幹事の怒りもおさまった(笑)。
外観は京町家のイメージそのものだが、店内はクールでゴージャスな内装で、とても広く、ここだけなら恵比寿か青山の空気感だった。繁盛しているのもうなずける。事前の店側との打ち合わせでは、我々の2次会という趣旨を理解してくれ、ドリンクやオードブルなどの対応も上手だった。ついついワインを飲み過ぎて、みんなのフットワークは悪かったな(笑)。一次会で満腹のはずなのに、アツアツの生パスタを頬張る強者もいて驚いていた。
左のテーブルでは「関西おわらい倶楽部」?が結成されたようだ。ここでも関西パワーがさく裂し、終始盛り上がっていた。次の関西企画は1月の新年会と決まっていたが、それまで待てない勢いなので、小さな遊びの企画をお薦めしていた。できれば僕も参加したい(笑)。終電に間に合うように席を立つメンバーを「また会おうね」と送り、残ったメンバーは閉店時刻まで遊んでいた。
2次会の登場人物は合計15人。■関西組は8人(S尾さん、T村さん、T中Y美さん、A木S子さん、Y田K子さん、N村くん、T瀬くん、H二三くん)。■金沢組は7人(Y野さん、S本さん、M輪ちゃん、H田くん、M野くん、K中くん、O島)。
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和服美人のバーで3次会
花見小路から四条大橋へと歩くことにした。せっかくの京都なので、できれば先斗町(ぽんとちょう)で締めくくりたい。そんなことをみんなと語りながら、ライトアップした南座を過ぎ、橋の上から鴨川のカップルの姿を眺めていた。すでに時刻は24時を過ぎ、日付が変わっていた。先斗町も灯りが消え、営業している店はあんがい少ないようだ。
バッグの中には3次会の候補リストが入っているのだが、人数も減ったので大型の店は必要なくなった。小粋なバーを探そう。酔った幹事の僕は「自分の嗅覚で探すんだ」と言い始め、先頭を歩いていた。いい店には、ある種のフェロモンのような「それ」が漂う。店の外に出ている看板やサイン、外観の一部のデザインやセンスに「それ」を探すことになる。
2軒ほど失敗し、僕の嗅覚が、ある店の「それ」をとらえた(笑)。暗くて細い階段を降りた地下にあるバーだった。繁華街にあるようなカウンターのスナックではなく、カクテルやウイスキーをメインに売るオーセンティックなバーだ。迎えてくれたのは30代後半の和服美人のママで、和服女性が二人でやっている小さなバーだった。和モダンの内装で、ディスプレイや照明などにセンスが光る店だ。「み~つけた」と直感した。
僕たち8人は、この日の締めの1杯を、それぞれ注文した。元気なS尾さんはシングルモルトを飲んでみたいという。メニューの中にアードベックを見つけ、それを薦めた。個性的なアイラモルトの中でも、極めつけのヘビーな上級者のシングルモルトだ。ヨードチンキの味がする、初めての人なら必ずそう言うのだが、一口飲んだ彼女がつぶやいた。「おいしい」。初めてとは思えない笑顔だった。大人の修学旅行の楽しさからか、先斗町の夜の不思議な魔力か、理由はわからないが、幹事の僕の頭の中で、旅の総括が二重丸になった瞬間だった。
今度、仲間たちと京都へ行くのなら、また訪ねてみたいバーだった。でも店名は覚えていない。領収証もない。場所の記憶もあいまいだ。次回もまた「嗅覚」で探すしかなさそうだな。
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■3次会のバーの登場人物は8人(S尾さん、T村さん、T中Y美さん、Y野さん、M輪ちゃん、K中くん、O島)
●恒例のスライドショーをお楽しみください(編集K中)

次回は、総集編3「大人の大阪・ぶらり街歩き編」をお届けします。

もう一度、新しい企画の日程確認
■次回の関西27期の集いは「新年会」、2020年1月18日(土)
■大型企画「仲間と一緒に軽井沢」は、2020年5月23日(土)、24日(日)

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