秋の同窓会はカクテルの夜になった
金沢忘年会2023まとめレポート
4年ぶりの忘年会は、25人の仲間たちが顔を揃え、11月18日土曜日に無事開催された。何のテーマもなく、大した企画もなく、ただ「再会と料理と酒の集いの場」に過ぎないのだが、こんな年齢の僕たちにはとても楽しくて、笑顔の時間になった。
いわゆるB面企画のひとつだから、今回もきちんと記録に残そうと思う。だから、ハナシは少し前にさかのぼってスタートする。あいかわらず僕目線の話ばかりになるが、ご容赦願いたい。
企画を発表したのが1か月前だから、タイミングとしてはとても遅かった(まずは反省かなw)。まぁ幹事の僕の言い訳はともかく、そんな遅い発表にもかかわらず、たくさんの同級生が申し込んでくれた。中には、コロナに揺れた去年のA面2022に出席できなかった人も何人かいて、参加するよ、と連絡をもらったときは、ホントに嬉しかった。みんなありがとう。
公式サイトでは、何度かにわたって忘年会の情報を事前広報した。ミスリードとすれば、当日は「紅葉の見ごろ」と重なるという情報を鵜吞みにして、紅葉散歩をお勧めしたのだが、これは見事に外れた(なかなか赤くならない)笑。
持ち込みとか、BAR企画とか、初のチャレンジをやってみることにして、みんなへの協力をお願いした。ダメなら我が家の在庫品を持っていくつもりで始めたのだが、参加者からのワインや日本酒の申し入れも加わって、品揃えはがぜん楽しくなった。
とはいえ、まぁ、準備側の僕がちょっとドタバタして、みんなの助けを借りたということだ。これは毎回変わらない笑。
当日の会場の様子は
あんなにいい天気が続いたのに、忘年会が近づくと、秋の空は急にご機嫌斜めになった。そして結局当日は、アラレが降ったり、駅前の強風がすごかったりの荒れた天気になってしまった。どうやら最悪の雨男は、幹事の僕なのかもしれない笑。
当日の夕方は1時間ほど前に会場入りして、悪友K中と一緒に「BARオーシマ」の開業準備に入った笑。早めに来てくれたT野さんが「受付嬢」を引き受けてくれて助かった。実はこの日の店側は「とんでもない欠員」の日だったらしく、いつも笑顔の店長は、すでに汗だくで準備をしていた。見かねたK中くんは、BARだけでなく、みんなのテーブルのセッティングなんかを(慣れない手つきで)手伝っていた笑。
定刻前に順に集まってくる同級生を、そのつど捕まえて、好みの飲みものを聞いては作り「先に飲んでて」といいながら小さな乾杯を繰り返した。まぁウエルカムドリンクかな。ホントはBARの試験運転のつもりだったのだが、みんな生ビールばかりだ笑。
開会の前からすでに楽しい時間になったようだ。あちこち分散しながら、けっこう会話も盛り上がっていた。そして定刻になり、N田くんの音頭で正式な乾杯だ(金沢マラソンお疲れ様w)。4年ぶりの金沢忘年会2023がスタートした。
料理は、海の幸3種と山の幸3種の前菜から始まった。僕たち向けにアレンジされたコースで、少量だが品数が多いタイプだった。でも、ゆっくり味わえなかったから料理の写真は1枚もない、ごめん笑。
持ち込み企画とBAR企画
BARオーシマが会場の隅にオープンした。開店直後はすべての飲み物を担当したのだが、徐々にセルフになっていった。実はみんな自分で(セルフで)生ビールを注ぐのが上手だ笑。持ち込み品はどれも人気で、スパークリングや日本酒、赤と白のワインをそれぞれ楽しんでいた。
ちなみに、利き酒会とはまったく雰囲気が違って、日本酒を「ぬる燗にしてくれ」「冷たく冷やしてくれ」という希望はゼロだった。ハイボールは出たが焼酎の希望もなかった。なんか不思議な気がするが、バタつく僕にみんなは気を使ってたのかもしれない。みんな優しいのだ。
使うグラスは常に不足気味で、みんなにはテキトーに使ってもらった。まぁこんなノリだから、許してね。だからBARマスターの僕のシゴトは、途中からグラスの補充ばかりだ笑。ひと息ついた中盤、僕はBARを離れて少し食事を取ったのだが、いつの間にかH田くんがBARを守ってくれていた、感謝。
以下に、当日の写真を何枚か抜粋して載せることにした。とはいえLINEと違って、酔った横顔という訳にはいかないから、選んだ画像はほんの一部だ。
●当日のみんなの横顔アルバム(タップして右へ)
終盤になるとBARの前にもみんなが集まり、互いに会話するようになった。まるでホントのBARみたいだ。だから僕は「思い付きのカクテル」を勝手に作って無理やりおすすめするようになった。まぁ会場にあるものだけで作るから、レシピはテキトーの「なんちゃって」だ笑。
ある女性のエッセイで見つけた「フランシス・アルバート」という名前の強烈なカクテルは不人気だったが、O島レシピの「ジントニック」は人気を呼んだ。フレッシュなライムの使い方がポイントなのだが、実は度数が高くてすぐに酔う笑。
個人的には、ワインがベースのスプリッツァーや、サングリア(赤も白も)っぽいホットワイン、そしてロック・マティニ(白ワインマティニ)なども段取りしたのだが、これらは全くの不発だった。まぁ素人の「なんちゃって」はそんなものだ。ワインはそのままが一番いいのだろう笑。
ご存じのように「カクテル」はアメリカで生まれた文化だ。定義がある訳ではないのだが、まぁベースの酒に「何か」を加えたもの、ってことは変わらない。無理やり拡大解釈すれば、僕にとっての同窓会は、ベースのお酒に、笑い話や思い出が加わった、楽しいカクテルの時間だ。
みんな、こんな年齢になったから、家族や病気や、シゴトや趣味や、いろんなハナシが出てくるのだが、みんながイキイキと「今を楽しんでる」ってことがよくわかる。そんな中、いつものことだが「次のB面はなにやるの?」という会話になる。僕にとっては、楽しいハナシであると同時に、期待を寄せる視線に向けて「う~んとねぇ」とはっきり言えない話題でもある。まぁ考え中というやつだからだ笑。
そうだね、キーワードで言えば「大人の鎌倉」と「分散クラス会」ってことかな。そしてこの日、さらに「リベンジ軽井沢」ってやつが加わった笑。次回こそ早めに決めて、公募しないとね。
定刻をとっくに過ぎてお開きにしたのだが、誰も席を立たないのは、いつも通りだ。名残惜しい、というより盛り上がった会話が終わらない、ってことかな笑。今回の2次会は参加者個人に委ねたのだが、悪天候もあって帰宅した人が多かったかもしれない。
さっきまでニセモノBARで、なんちゃってカクテルを出していた僕たち2人は、今度は本物のBARで本物のジントニックを飲みながら、お疲れ会を開いていた。そして「みきやん」に顔を出して、この忘年会の一日を締めることにした。まぁこれも、いつも通りかな笑。