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2022年06月18日

あの「駅まん」のことが気になって

A面2022の最新情報6/19
■本日6/19段階での大きな変更はありません。基本日程、基本形式のまま進んでいます。
■先週末くらいから、クラス幹事から、参加申し込みした方たちへの、確認連絡が活発に行われています。当日のことで分からないことなどがあれば、遠慮なく質問してください。
■返信の締切日(5/31)は過ぎていますが、毎日のように何枚かの返信ハガキが事務局に届いています(笑)。まだの方は、どうか出欠に関わらず送付ください。楽しみに待っています。皆さんの名簿データを最新のものに更新しているのですが、その「変更があった数」に驚いています。たった4年間ですが、同級生のみんなにとって、大きな変化の4年だったんだと、感慨深いものがあります。
A面同窓会2022の概要
基本日程は、2022年8月13日土曜日
予備日程は、2022年11月26日土曜日
会場は、ANAクラウンホテル
金沢テーマは「絆・これからの人生に」
16:00 1の部企画「中学時代は何してた?」
17:30 2の部は恒例の同窓会パーティー
20:30 2次会企画「放課後は何してた?」

今回は、副実行委員長N村くんのエピソードをひとつ。
8月のA面本番の日、その2次会には「放課後は何してた?」というサブタイトルが付いています。返信ハガキには高校時代の「部活」を問う項目があるので、部活単位で何かするのか?、などと想像する人も多いのだと思います。でも、企画の狙いは部活に限ったことではなく、文字通り「放課後のことを思い出そうよ」ということなんです。例とすれば「放課後にいた場所の記憶」といってもいいかもしれません。
当時テニスに夢中だったN村くんの一番の思い出は、なぜか「駅まん」のことでした。遅刻坂を下りて春日町のバス停へ向かう途中にあった、あの「駅まん」のことです。みんなと会話しながら思い出すたびに、当時の色んな風景が湧いてきたようです。
フツーの人なら、懐かしいというコトバで終わるところなのでしょうが、彼は少々違いました。そんな話題で盛り上がった数日後のこと、彼は「駅まん」を訪ねたんです。まぁカッコよく言えばアポなし取材です(笑)。

■以下は、その時の実行委員会LINEにあがったN村くんの報告レポートです。
昨日(4/27)、春日町の「駅まん」に行ってきました。
大きな看板は、すでに外され、家の中に放置されていました。何度か呼び鈴を鳴らしたのですが、誰も出てきません。そこで、ネットの電話案内先へ連絡してみたところ、家のなかから、私と同年代の女性が出てこられました。お話を伺ったところ、2~3年前に、お店は閉めたそうです。城北ショッピングセンター(今建て替え中)に店があったそうですが、今後は出店しないようです。
私が、通っていた頃の、あのおかみさんは、出てこられた方の義理のお母さんらしく、当然ですが、すでにお亡くなりになられていました。その昔、部活の終了後に通っていたと話したところ、「母から、聞いております。昔はたくさんの、桜丘の方が来てくれた、と話していました。」とのことでした。出来れば、お母さんの写真だけでも、見せて頂けないか、とお願いしてみたのですが、何もありません、とのことでした。
残念ながら、同窓会のときに、みんなにお披露目できるような収穫はありませんでした。(N村一郎)

こんな彼の行動力には脱帽するばかりです。そして、この件を公式サイトに掲載することを知った彼は、これまた驚いたことに(この記事のために)、再び「駅まん」へ行き、今度は写真を撮ってきてくれました。今回使用しているのは、このとき彼が撮影した写真ばかりです。変わってしまいましたが「いこい」や「アルバ」の看板を見ると、今も元気に営業しているんだなぁと、ちょっと嬉しく思ったりしました。
■以下は、写真を送ってくれたN村くんの追加レポートです。
※追記 6/12 駅まん 奥様との会話にて
駅まんの奥様は、私たちと同年齢と判明、ましてや、旦那様(元駅まん当主)は、桜丘OB(年齢1歳上)であることが判明。私が、部活後、通っていた当時、笑顔でいつも癒してくれたおかみさんの息子さんだったんですね。しかし、今回も、家の奥にはおられたようですが、顔を見せられませんでした。
当時は、おかみさんは、私たちからすると、ちょうど母親の年齢で、現在生きていれば93才(昭和3年生まれ)と言われてました。どおりで、自分の息子のように、私たちをいつも笑顔で「イカのするめ揚げ」(1枚10円だったかな)と飲み物 合わせてせいぜい一人100円前後のお客を相手にしてくれました。
お店を閉めた大きな原因は、城北ショッピングセンターが、建て替え(アオキ店舗)で、他にお店をつくる体力がなかったと言われてましたが、その前に、桜丘高校が新しく建て替えられ、遅刻坂が「自転車通行禁止」となり、通学の経路が大きく変わったため、高校生が駅まんの前を通行しなくなったようです。まあ、今は、コンビニ主流ですけどね。
時代の流れと共に、廃れ行く姿を見るのはつらいですね。帰り際、同窓会頑張ってくださいと、奥様に言われ、ちょっと感傷に浸ってしまいました。(N村一郎)

さて、N村くんが撮影した、この立派な「駅まん菓子本舗」の横看板は、当時のものではなく城北ショッピングセンターで使っていた看板で、わざわざ外に出していただき撮影したようです。閉まったままの今の店の奥には、当時の古い看板も残っていたようですが、一文字外れた古い看板を前にして「失礼かなぁ」と感じて、撮影は辞退したのだそうです。N村君らしいエピソードです。
当日の2次会では、けっしてセンチな話をしたい訳ではありません。当時の仲間たちと一緒に過ごした「どこかの場所」の景色を、少し思い出して語り合えたらいいなぁ、と思っています。

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