スマホの中の5月の写真

ゴミ箱が透明になる珍事
5月のゴールデンウイークの初めの頃、公式LINEには、丘陵公園のツツジの写真とか、開催されたチェリー杯の写真がアップされた。画像きっかっけのトークも楽しい。どうやら同級生たちの大型連休が始まったようだった。

4月に届いたLINEのお花見写真は、いったん整理したのち、公式サイトにまとめ編を掲載したのだが、これからもそんな「まとめ」をやりたいなぁ、と思っている。写真が活発にアップすれば、毎月でもやりたいくらいだが、そんな身勝手なアイデアは、なかなかうまく進まない笑。LINEの仕組み上では、一定期間が過ぎるとアップされた画像が自動削除されるから、何とか残せないかなぁ、と思いついたアイデアだ。
だから僕は、自分のスマホの画像フォルダに、みんなの投稿写真を（そんなに多くないから）いったん保存することにしている。もちろん僕の撮った写真の方が大量にあるから、こっちは時々整理しないと、大変なことになる笑。特に僕のスマホ撮影は「記憶がわり」のやつが大半だから、無駄な写真ばかりだ。スマホから、パソコンに移動させたり、その際にテーマやグループに振り分けたり、まだまだアナログな僕は、手際よく処理することが下手で、結局、時間と手間をかけるしかないのだ。

ある日のこと、神戸旅の写真を開きながら公式サイトの原稿を書いていた。たった2日間なのだが、自分で撮った写真は膨大だった笑。ふと写真の整理を思いついた。でもその前に以前のやつの整理が先決だ。実は3か月ほど（2月～4月分）の画像が未処理のままだ。
いらないやつは捨てるのだが、いったん開いて確認するから、写真が溜まると、とんでもない作業量になる。まずいことに１枚の写真に目が止まってエピソードを思い出すと、再び原稿を書き始めることもある。まぁ公式サイトはそんな繰り返しだ。いつの間にかデスクトップは、いろんなソフトやフォルダー、そして複数の画像を開いていて、もうガチャガチャな状態になってしまう笑。
いらない画像をどんどんデスクトップの「ゴミ箱」に放り込んで、何度か「空にする」作業を繰り返しているときだった。ん？、異変に気付いた。デスクトップのゴミ箱のアイコンが「透明」になっているのだ笑。他のアイコンは普通のままだが、これだけ違う。文字だけ残っていて、あのイラストが消えて透明なのだ。
ゴミ箱の故障かと思ったが、ちゃんと機能しているからひと安心だ、おかしいのは透明なことだけのようだ。パソコンという相棒との付き合いは長いのだが、こんなことは初めてで、不思議に思いながら色々調べた。いくつか対処方法が出てくるのだが、まぁ簡単に言えば再起動で元に戻った。やれやれ。
もしかすると、ゴミ箱ではなく、捨てられる写真たちが怒ってる？（泣いてる？）のかもしれない、まぁちょっとした反省モードだ。思い出は大事に扱わないとね笑。
パソコンの次はスマホの画像だ。今度は丁寧に作業を進めた。「空にする」前によく見たら、スマホのゴミ箱にも946枚の画像があった。こりゃぁ怒るはずだ。5月のやつは、まだ捨てずに、もう少し大事に置いておくことにした。

さて、この日は公式LINEの5月のコメントや写真を眺めていた。GWの話題は珠洲の地震のことで止まり、楽しい写真はしばらく投稿されなかった。僕もそうだが、きっとみんな配慮して、画像投稿を控えたのかもしれない。まぁこれは仕方がない。
だから、写真やコメントが次に登場したのは神戸のやつだ。僕が参加者に頼んだこともあって期間中は神戸一色だった笑。同級生たちの楽しい記録だから、たくさんの人に観てもらいたい。そんなみんなの神戸旅の写真は大事にしたくてアルバムに入れてもらった。アルバムにしておけば自動削除されないからだ。
こんな投稿をきっかけに、再び活発に同級生たちのコメントや画像や動画、つまり「身近なひとコマ」を投稿してほしいと思う。その後は、京都や明治神宮のやつも上がって楽しく観ていた。言い出しっぺの僕も、サボらずに再開しないとね笑。
同級生の中には、写真は撮るのだが、恥ずかしいからアップしない、そんな人が案外多いことを知った。もっといい写真じゃないとダメだと思い込んでいるらしい。上手な写真？に目が行くのかもしれないが、大事なのは「何を撮ったか」のほうだ。
ある日、ふと「いいなぁ」と思ったものが一番だと思う。みんなに見せようかなぁ、と思ったら上げてしまえばいい。観てるみんなは、同級生の身近な近況を知りたいのだ。楽しいコメントもそうだが同級生たちから元気をもらえる、というのはそんなことだと思う。

ちなみに、僕のスマホ写真は日記がわりなので、いろんなプライベートなやつが出てきた笑。5月は、いつもの観光客ごっこで「ひがし茶屋街」を歩いた（鯉流し？に遭遇した）し、やってきた孫たちと過ごした写真もある。能登島水族館や和倉で遊んだ翌日が、あの地震だったから、ちょっと色々考えさせられた。
相変わらず多いのは、近所の散歩のひとコマや、食べた料理や酒の写真かなぁ。たかが料理なのだが、あらためて見ると、そのときのいろんなことを思い出す。秋吉の串カツも、290円の皿に乗った寿司もある。パンケーキや韓国プリン、群馬ひもかわうどんや越前おろしそば、そういえば、とんぺい焼きもある笑。神戸の写真（酒ばっかりだけど）と同じように、その1枚にまつわる出来事を思い出すことができる。それは誰にでも共通することだと思う。
ちなみに今日ここで使っている画像は、5月の投稿写真に、僕が撮った5月のひとコマを加えたものだ。公式サイトの編集後記は、そもそも「とある同級生の日常」を届けようと始めた。読んだ読者が自分との共通項や記憶に気付いたり、仲良かった同級生の顔を思い出すようなきっかけになれば嬉しい。まぁそれは公式SNSも同じだ。
●スマホの中の5月の写真（アルバム）