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2026年05月08日

尾道は迷子になるのが楽しい街

春の瀬戸内ぶらり旅2026その2
自称・晴れオトコの面目躍如
旅先の天気予報はやっぱり気になる。旅の散歩は晴れていないと楽しくない。だから日程が近づくと現地の予報(2週間予報というやつ)をチラチラ見始める。今回は雨とか曇りとか、そんな予報が続いていて、テンションが上がらなかった。だから仕方なく美術館なんかも探した。
ところが直前になって、雨マークが消え、晴マークが出始めた。ラッキーだ。自称晴れオトコの面目躍如ってことかな。
▼ロープウエイで千光寺へ アルバム10枚スライド

鞆の浦もそうだったが、この日はびっくりするほどいい天気だったから、予定を少し早めて尾道へ向かうことにした。この分だと千光寺ロープウエイの最終に間に合うかもしれない。山の上から見る尾道の絶景には青い空が似合うに決まっている。
運よく入線したローカル列車に飛び乗って尾道に着いた。その足ですぐにロープウエイの山麓駅へ向かう。歩いても間に合いそうだが、駅前のタクシーを使うことにした。まぁ老人の旅だからこれくらいの贅沢は許してほしい笑。
素朴な山麓駅の券売機で切符を買い、エレベーターで乗り場へ上がると、上りのロープウエイが待っていた。ここからわずか3分の空中散歩で千光寺山頂に着く。山と言っても高さは144mしかないそうだけど。
山頂駅には立派な展望台が新設されていた(隈研吾さんデザインらしい)。その最上部からの景色はやっぱり絶景だった。眼下に尾道の町並み、そして海を挟んだ先の山々は向島(むかいじま)だ。
この海は、(大げさに言えば陸と島のあいだの海峡ってことだけど)尾道水道といってフェリーや大型貨物船などが行きかう水路だ。そして左手には尾道大橋が見える。ということはフェリーの桟橋(尾道ポートターミナル)はあっちかなぁ。
▲▼尾道の裏山の散歩アルバム10枚スライド

尾道へやってくるのは6年ぶりだった(前回はコロナ渦が始まる年の春)。この時は少し離れた港(常石港)からフェリーに乗って(あの尾道大橋をくぐって)尾道ポートターミナルに着いた。ちょうど「尾道みなと祭り」のときで、どこも混雑していたことを思い出していた。そのときに比べれは、今日はホントに静かだ。
その時と同じように、山頂から文学のこみち(文学碑が点在する遊歩道)の石段を下って千光寺~天寧寺へと歩いた。結構な急階段だし、もうこんな年齢だから足元がおぼつかない。だから手すりが必須だ笑。とはいえ登るのではなく降りるだけだから楽ちんってことだけど。
前回は気付かなかったが、ここは桜の名所らしい。たしかに周囲は桜の古木がたくさんあるし、小路の左右には花びら絨毯の痕跡が残っている。きっときれいなスポットなのだ。ちなみに今回は八重桜が見頃を迎えていた。これはこれでとてもきれいだ。
この千光寺から降りてくる遊歩道は、徐々に古い民家街(つまり住宅街)になっていく。だから左右に分岐する小径がいくつかある。実はどれもが「そそる路地」ってことだ。気分にまかせて入っていくと、いずれ迷子になるらしい笑。
とはいえ、どの道も坂を下れば線路(山陰本線)だし、その踏切やトンネルをくぐれば道路(国道2号)に出るから、そんな迷子はあんがい楽しいということかな。
▲▼街なかの散歩アルバム8枚スライド

僕たちも、無事に踏切を渡り、海側の「本通り商店街」へやってきた。地元のアーケード商店街なのだが、リノベされた古い建物なんかが残っているから、ここも楽しい散歩道だ。さらに今回はお目当てもある。それは因島の「はっさく大福」を売っている和菓子店だ。
とはいうものの、実はこの日の商店街は定休日らしくて、どこもやっていなかった。はっさく大福は別のどこかで探すしかなさそうだ。お休みで少し困ったが、まぁ旅だからこんなこともある。そういえばブロンズ像の林芙美子さんも困った表情をしていたなぁ笑。
尾道駅でコインロッカーからトランクを出し、ホテルへ向かった。ホテルはさっき山頂から見下ろしていたフェリーターミナルの先だ。護岸はそのままウッドデッキが続くきれいな遊歩道になっていて、ここが本日最後のお散歩になった。
そろそろ日没の時刻だった。尾道の夕景はちょっと異国のようなテイストだ。やっぱり尾道には独特の風情がある。

ちなみに、因島のはっさく大福は最終日に広島で無事ゲットできた。それなりの人気商品なんだね。まぁ素朴なフルーツ大福かな、なかなか美味しかった。

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