飲んで食べて、秋を感じるひととき
日本酒を楽しむ会2025秋
お酒を楽しむ会は、毎回少しずつ趣向やテーマを変えながら開催され、今回で6回目を迎えた。毎回のお決まりは、最初に数種類の酒を並べて利き酒(テイスティング)をすること、そしてそのための詳細説明(ちょっとしたお勉強タイム)があることかな。
テイスティングのあとは、日本酒に合わせて用意された料理とのペアリングで遊んだり、燗酒を好みの温度帯で試したりする。もちろん再会した同級生とのおしゃべりが一番のごちそうだ。
酒の品揃えの特徴としては「脱ブランド」だ。つまり「有名な名前」はどうでもよくて、その日に飲む製品の固有の特徴を楽しむことだ。だから最新の酒造りのトレンドが散りばめられている。誰だって日ごろは自分のお気に入りの銘柄を飲むのが普通だから、あえて真逆のこんな仕組みになっている。
とまぁ、いたって真面目なコンセプトで始まるのだが、ひと通り飲んでしまうと、あとは料理を楽しみながら会話に花が咲く、つまりワイワイガヤガヤの同窓会そのものってことかな。
当日の振り返りレポート
幹事の僕はいつものように1時間ほど前に会場入りしてセッティング開始だ。毎度のことなので、店長や店の人たちも慣れた手順でお手伝いしてくれる。受付会計を頼んだK村くんには少し前に来てもらい、準備万端でみんなを待った。
いよいよ定刻だが少し遅れる人もいるから、先に恒例のお勉強タイムを始める。利き酒の前に、それぞれの詳細やポイントの説明を聞いてもらう時間だ。酒米の違いや精米歩合、度数の違い、生詰や生々、蔵元の特徴、最近のトレンド事情・・・そんな情報かな。ちなみにLINEに出てきた「醸す白山」を外した理由もお話した。
参加人数からすれば、今回のテイスティングは6種類になってしまう。用意した8種類の中から、みんなの意見を聞いて「今夜の6本」を決めることにした。飲みすぎもダメだけど、予算管理もそれなりに大切だからね笑。
さて次は乾杯の儀式だ。日本酒の会だけど乾杯だけはやっぱりビールがいい。会場横のアイスベッドには、10種類の缶ビール(クラフトビールや台湾ビール)が並んでいて、好きなやつを参加者に選んもらう仕組みだ。そしてグラスに半分くらい注いで乾杯する。
乾杯の後は(ビールもテイスティングの一種だから)左右の人たちと残りを分けっこして楽しんでもらった。今日の台湾ビールはいわゆるフルーツビールばかりなので、けっこう甘いから敬遠気味だったかな。
ちなみに、乾杯の音頭をとったのはT瀬くん。試した日本酒6種類の中で今回の人気投票の第1位は、作(ざく)純米吟醸ひやおろしだった。
▼当日の写真アルバム(タップして右へ)
おまけのお話・・・
今回は、こじんまりとした規模だったこともあって、お燗番の僕はけっこうのんびりやっていた。いつもなら人数も多いからアレコレ気も使ってしまう笑。でも今回は、燗だ冷やだという注文も皆無でお燗番は開店休業だった。
いつもの僕を知ってる皆んなは気を使ってくれたのかもしれない。料理もちゃんと食べれたし、皆んなとの会話にも時間がとれた。まぁいつも思うことだが女性たちが元気に見えるね。集まるとパワーアップするのかな、会話の熱量も笑い声も半端ない、すげ~笑。
これもいつものことだが、次回のB面企画(同級生との大人旅)のハナシになる。要するに僕が色んな意見を聞きたいからだ。宿題になっている軽井沢編、尾道をはじめとした瀬戸内編、そんな僕のアイデアに意見をもらう。
意外だったが、奥入瀬渓流のハナシが出てきてちょっと驚いたりした笑。みんなに共通するのは、元気でいられる年齢はもう限られてきたから、楽しい同級生との旅は今のうち、ということかな。
やっぱり同級生はいいな。楽しいひとときだった。お開きになり、帰路についた。分かっていたことだが外は大雨、つまりどしゃ降りの中を駅に向かう羽目になった。まぁこれも思い出ってことだ。