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2025年12月05日

圧巻の永観堂から南禅寺へ

紅葉の京都ぶらり散歩・前編
やっぱり秋の京都がいいよなぁ、できればベストな紅葉が観たいと思う。もちろん天気は最高な方がいい。誰だってそんなことを思い付くのだが、この紅葉のタイミングというやつが難しい。天候はなおさらだ。
紅葉の情報(僕の場合はウエザーニュース)というやつは、直前にならないとハッキリしない。それまでは単なる「予測」だ。これはたぶん当たらない。
特設サイトには京都の紅葉の名所が並んでいて、色付きはじめ、見ごろ、落葉はじめ、その予測日程が表示されている。そして天気予報と一緒に見比べながら、どーするかなぁ、とグジグジすることになる笑。

平日の木曜日10:35、サンダーバードは遅れることなく駅に滑り込んだ。京都は予報通り晴天だった。とりあえずウエザーニュースの2週間予報は的中したことになる笑。
さて紅葉散歩の始まりだ。選んだ名所スポットは三つだった。まずは永観堂と南禅寺、そして東福寺(ここは初めて)へ向かって、そのまま帰路につく。まぁ紅葉の具合は分からないが、天気がいいから散歩日和ってことだ。
永観堂を初めて訪れたのは4年前のことだった。そしてその見事な紅葉に驚かされ、それ以来、僕にとっては京都の紅葉の代名詞になっている。今回の日程も、永観堂の「見ごろ」に合わせたほどだ。まずは、その美しさをアルバムで届けたい。
●圧巻の永観堂の紅葉アルバム7枚(タップして右へ)

境内のどこを歩いても「絵になる景色」なのがいい。建物との関係もいいし、何より色のグラデーションが見事なのだ。ウエザーニュースは、ここでも的中した。
ちなみに、敷地の山側の一番高いところに「多宝塔」という仏塔がある。ここから眺める紅葉の境内が美しいらしいのだが、急な階段を嫌って4年前には行かなかった場所だ。今回は無理して登ってみることにした。
上からの見晴らしはともかく、階段途中の変化に富んだ紅葉は、それなりに美しかった。とはいえこんな老体には結構しんどかったから、次回はパスかなぁ。
●茶店から眺める紅葉アルバム6枚(タップして右へ)

平日はやっぱり静かだ。方丈池というベストスポットの前にある茶店(この時期だけの臨時営業だと思う)も今日は空いていた。縁台に腰かけて、池越しの絶景をただぼ~っと眺めていた。
一緒に味わったのは団子とぜんざい。大きな急須で出てくるお茶がとても嬉しかったりする。2種類の団子は、たぶん抹茶とほうじ茶かな、とても小ぶりの団子だけど、いかにも京都っぽい。何となく既製品ぽくて、どこにでもありそうな組合せなんだけど、あずきも団子も、なぜか独特の味で美味しかった(ご利益だな)。
さて、次は南禅寺だ。境内はとても広いから、紅葉の名所というような印象は全くないのだが、じっくり見てみると、あちらこちらに紅葉があるんだね。色付いた木々はどれも美しかった。
●南禅寺の紅葉アルバム7枚(タップして右へ)

南禅寺の象徴と言えば正面の三門かな(山門と書かれることもあるらしい)。この三門は別名「天下竜門」といって日本三大門のひとつなのだそうだ。実はこの時期、三門に登れば上からの紅葉の景色が眺められるというので、チャレンジしてみた。
まるで、どこかの天守閣に登るような感じ、つまりハシゴのような急階段を太いロープで(腕力も使って)登るのだ笑。低い梁(はり)に何度か頭をぶつけそうになる。上からの眺めは悪くはないが、紅葉は点在しているから、見事というほどでもないかな笑。
そのあとは、境内の紅葉を見つけて、あちこち歩き回る感じの散歩だった。奥には「水路閣」つまり琵琶湖疎水の水路橋があるのだが、静かで不思議な場所だった。ここは気に入った。
さて、さっき休憩したばかりなのに、再び座りたくなってしまった。老人夫婦の散歩はそんな感じだ。ちょっと一服して、次の目的地「東福寺」へ向かおうと思う。

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