秘密のアレが乗った埠頭のパフェ
ファンにしか通じないこぼれ話
短い距離なのに交通機関の便がちょっとだけ悪いと、それを理由にしてタクシーを使ってしまう笑。いつものように運転手さんをつかまえて、アレコレ雑談するのが楽しいから、というのが言い訳だ。

横浜の地図を見ていて、ふと疑問がわいた。埠頭(ふとう)と桟橋(さんばし)ってどう違うのだろう?。あんまり縁がないからだが、よく分からない。どっちも船を係留するのは同じだと思うのだが・・・。
要するに埠頭は大型で「貨物を扱う場所」とか「船を長く留める場所」のこと、桟橋は小型で、乗り降りの道のような側面が強いらしい。なるほど。まぁ規模の違いってことかな、どっちで書いても意味は通じそうだ笑。
横浜港は日本有数の国際貿易港だから、誰もが知ってる有名な「埠頭(ふとう)」がいくつかある。知られている名前は、大黒ふ頭とか本牧ふ頭とかかなぁ(ともにコンテナ貨物船主体の大型埠頭)。
まぁ楽曲に出てくるからだと思う。僕もそうだが、行ったことも見たこともないのに名前だけ耳に残ってる。横浜港にはそんな埠頭がたくさ~んあるらしい(タクシー運転手さんの弁)。

一方で(貨物じゃなくて)海外からの観光客を乗せた大型クルーズ船が留まるのは主に「大さん橋埠頭」と、この「新港埠頭」だけらしい。乗っている観光客の移動が始まるとタクシーは大忙しになるという。
運転手さんはいくつもの豪華客船の名前を並べて自慢げにハナシをしてくれた。あんまり興味のない僕だが、うんうんすごいね~と相づちを打っておく笑。この日の大さん橋埠頭には「飛鳥」が留まっているのだそうだ。
そういえば、コロナの当初に有名になったダイヤモンド・プリンセス号が、対処のために係留されたのは大黒ふ頭だったそうだ(例外対応だったのかな)。そんなこともあったなぁ、と思い出していた。
ところで、この原稿を書いてるときに気付いたのだが、埠頭という漢字は普通に出てくるが、それが公的な固有名詞の場合は「ひらがな」になっている(大黒ふ頭、本牧ふ頭)。ようする「埠」は常用漢字にないかららしい。〇〇桟橋の「桟」も同じ理由でひらがななのかな。
とまぁ、面倒臭いハナシを並べているが、いまタクシーで向かっているのは、新港ふ頭の客船ターミナルだ。観光地としての名称は横浜ハンマーヘッドという。

食べてしまえば、ごく普通ってことかな
さて、いまクーラーの効いた窓際のテーブルでパフェを食べている。何も知らない人にとっては、シンプルなごく普通の美味しいパフェなのだが「ファン」にとってはレアもののような存在なのは間違いない。
思いのほかこの日の店内は空いていて、ファンらしきおば様たちは(このパフェを片手に)場所やアングルをあれこれ変えながらスマホ(カメラ)を向けていたりする。でもまぁ、映えるデザインってことでもない。
このカフェは客船ターミナルの2階にあるから、大きなガラス戸を開ければテラス席だ。そっちで海を見下ろしながら楽しむこともできる。とはいえ横浜といえばテラス席だから、それも特徴という訳でもない。
じゃあ、なにが特徴なのかというと、このパフェのクリームの上には、あの「クルミッ子」が乗っかっているのだ。しかも(お子様ランチのような)旗まで付いている笑。
最近のメディアに登場するパフェは、とても芸術的で派手なやつが多いから、それに比べればはるかに地味でやさしい色目、素朴なフォルムだけどなぁ。

この「クルミッ子」を知らない人には、なんのことやら分からないと思うのだが、鎌倉の大人気のお菓子で、猛烈なファンがいる、とても不思議な存在だと思う。
鎌倉の鶴岡八幡宮の近くに本店がある。それ以外にもあちこちに店があるのだが、開店時刻にはすでに大行列で、すぐに売り切れてしまう人気ぶりだ。つまり、めったに買えない超人気商品なのだ。買えないことが人気の秘密なのかなぁ笑。
僕は、そんな不思議な現象が面白いから、この店に出会うたび、しばしば編集後記のネタにしてきた笑(今回でたぶん3回目の登場だ)。
今回の店の名前は「鎌倉紅谷 Kurumicco Factory」となっている。ファクトリーってことだから、製造工場に売店とカフェが併設されている特殊なタイプだ(奥にこのカフェがある)。そもそも不便な場所だから、ファンはわざわざやってくるしかない。
僕たちが2年前にやってきたとき、開店前に100人以上の行列が付いていて、目を丸くした笑。その日は特別商品の売り出し日だったらしいが、それでも凄すぎる光景だった。
▲▼カフェはこんな感じ(アルバム5枚➡)
ちなみに時刻は12時を回っているから、やっぱり売店のクルミッ子は全て売り切れだった(だから行列はない)。ファクトリーも稼働していない。だから静かなのかな。
パフェの名前は「The Factory’s クルミッ子パフェ」という。普通に美味しい、と書いたが、それなりに手が込んだパフェだ。珈琲ゼリーとチョコムース、上のアイスは塩キャラメルとバニラ、それにローストしたクルミと粉サブレ(そう説明されている)。
つまり、部品はそのままクルミッ子なのだ。旗と一緒に並んでいるのは本物のクルミッ子(半割×2)だから、これを頼めば実物が1個だけ楽しめる笑。
一緒に頼んだもうひとつは「飲むクルミッ子」というやつで、一種のアイスキャラメルラテかな。名前からすると、クルミッ子を原料にして作った飲み物ってことかもしれない。
だから飲みながら中にクルミッ子を探すのだが、ちょっと行方不明だった笑。でもキャラメルソースはさすがに美味しいよ。
読者の中にファンがいるなら、ここはあんがい穴場かもね。横浜へ行く機会があるなら是非どうぞ。
このショップの公式サイト https://beniya-ajisai.co.jp/kf/









