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2018年02月03日

アナハイムからハリウッドへ

日ハムの大谷が入団を決めたエンジェルスのホーム球場はアナハイムにある。この街のシンボルはディズニーランド。全米からポンコツのワゴンに乗った、いろんな人種の人たちが集まる一種の観光地で、健全で平和な街だ。その点はロサンゼルスのダウンタウンとは大違いだ。球場でのアメリカ人の野球観戦は自由で、ポップコーンではなくナチョスやタコスを膝に置いてビールを飲む。観客はバラバラなスタイルでプレイボールを待つが、いざ試合の前の国歌斉唱になると、見事に全員が立ち上がり、全員が胸に手を当て、全員が大声で歌う。そのシーンに日本人の僕たちは猛烈に感動したことを思い出す。アナハイムから5号線で北上し、サンセットブルバードからサンタモニカブルバード入ってしばらく行くと「ハリウッド」エリアに着く。ハリウッドは映画の街だ。アカデミー授賞式が行われるドルビーシアターやハリウッドスターの手型足型で有名なチャイニーズシアターなどが並ぶ。カリフォルニアピザキッチンで分厚いピザを食べ、ジャックインザボックスでハンバーガーを食べ、ハードロックカフェでバックリブを食べると、「ああ、アメリカを食べたな」と実感できた(笑)。もう少しサンセットブルバードで進めば、ハリウッドスターの居住地ビバリーヒルズまで30分ほどだろう。水曜日の夜のイオンシネマ金沢フォーラスは暇だった。ここの座席シートは座り心地が良くて、サイズに余裕があってお薦めだ。比較的大箱の5番スクリーンだったのに、吹き替え版の観客は5組だけだった。きっとみんなは字幕スーパーを見るのだろう。シニアの僕は字幕を追えないから、仕方ないのだが。スターウォーズ「最後のジェダイ」は、迫力のスクリーンで必見の映画だった(ストーリーはともかく)。中身を言うとネタバレになるので、これ以上は言えないが、あっという間の2時間半だった。CGやVFXの技術の集大成のようなハリウッド映画で、アメリカ人のメンタリティーや陽気なナショナリズムを強く感じる。エンディングのスタッフロール(当たり前だが英語だらけで延々と続く)で、ルーカスフィルムのクレジットを見つけ、ルーカス自身の手によるスターウォーズの第1作や、スピルバーグの作品を思い出していた。記憶はさらに続いて、慣れない左ハンドルのレンタカーで西海岸のレストランを回っていた当時を思い出していた。またいつか、今度は仲間と、PCHを南下してダナポイントまでドライブしたいものだ。還暦オヤジだが、今ならオープンカーくらい乗ってもよいだろう。

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