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2018年12月06日

おっさんTV「5tapはどこにある?」

獣になりたいわけではないが、ガッキーのファン目線でドラマを観てしまう。そのドラマ「けもなれ」の舞台となるクラフトビール・バーの店名は「5tap」という。こんなバーが実際にあるのなら、ぜひ行ってみたいものだ。でもタクラマカン斉藤はいなくていいかな(笑)。

というわけで編集後記は2週続けてクラフトビールのお話だ。クラフトビールって何かなって?、簡単に言えば小規模な製造者たちがつくる個性的なビールのことだと思えばいいかな。昔、日本各地にあった「地ビール」のイメージよりは、おしゃれで今っぽい。ビールは、そもそもイギリス、ドイツなどが有名だし、一時はベルギービールも人気だった、最近のクラフトビール・ブームの発信元はアメリカだそうだ。だからファッショナブルで楽しい。日本でも、志をもった若者たちが、そんな外国ビールの様々な特徴を再現したり、日本独特の特徴をつけたビールを、日本各地で作り始め、ブームを牽引している。だからクラフトビールの業界用語は、英語だったりドイツ語だったり、複雑なカタカナ表記が多くてややこしい(笑)。

ドラマでは、tap(タップ)という用語が頻繁に出てくる。これは「蛇口」のこと、生ビールならビールの注ぎ口のことだ。店名などからすると毎日違う「5種類のクラフトビール」が飲める店、という設定のようだ。「タップ・スリー(3番目)を下さい」などとカッコいい。注意深く見聞きすると、毎回出てくるビールが違う。リアリティーがあるのは、実在するビールから「もじった名前」にしているからのようだ。でも結構本物っぽい。使っているグラスは、おそらく本物だ。ビールのタイプごとに専用グラスが使われている。ちなみに日本では、瓶ビールと生ビール、に区分しているが、実は両方とも中身は生ビールで、入れ物が違うだけだ。正しく言えば、「瓶」ビールと「樽」ビール、ということになる。この樽ビールのことを「タップビール」と呼ぶ。日本で流通しているクラフトビールは、ほとんど瓶ビールか缶ビールで、タップビールは業務用(飲食店用)だ。だからドラマの5tapは樽からビールを注いでいる。いずれ瓶ビールも例外として、ドラマに登場するかもしれないけどね。

分類すると色々なタイプがある。代表的なものは、ピルスナー、ペールエール、IPA、ヴァイツェン、フルーツビール、スタウト、バーレイワイン・・・主なタイプだけでもこんな「カタカナ」になる(笑)。すでに100種類以上あるとも言われている。とにかく大手メーカーの日本型ビールとは全く違う商品ばかりだ。27期の利き酒の会は、すでに2回実施されたのだが、「クラフトビール」編も検討してはどうかと思い始めている。ドラマの影響だ(笑)。金沢で本物を手に入れるのは、なかなか難しいのだが、面白そうな気がする。クラフトビールに興味のある人、「けもなれ」に興味を持ったひと(笑)、ガッキーの隠れファン、そんな人なら誰でも参加可能な気軽な会になればいいなぁ。そうか、そのときは僕がタクラマカン斉藤の役だね(悲)。

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