寄り道で出会った「幸せのカキフライ」
とりあえず、ミッションコンプリートだ笑。まだ昼過ぎだが、今日は朝からずいぶん予定を詰め込んだから、僕たち2人はもう足が棒だった。どちらかともなく「お疲れ~」と声を掛け、地下鉄の駅を目指した。
まぁミッションとは言っても、僕の場合は遊びの計画とか、行ってみたい場所を訪ねるだけだから「任務」という大そうなものでもない。あとは帰りの新幹線までの残り時間をテキトーに使うつもりだ。
道草みたいなことだが、何か所か「寄り道」して帰ろうと思っている。僕たちにとっては、それはそれで東京の楽しみ方のひとつだ。気になってる新スポットを見ておきたい。
たったひと駅乗っただけで、次の駅に降りた笑。ここは虎ノ門ヒルズだ。隣の麻布台ヒルズの話題の影に隠れてしまっているが、ここも去年の秋に最後の(4つ目の)高層ビルが竣工した。これで虎ノ門ヒルズが完成したことになるらしい。
地下鉄の改札を出ると、そこは一番新しい高層ビルの地下2階で、広場のような大きな吹き抜けの空間だった。そこにも「トラのもん」がいた笑。あのドラえもんにそっくりの、この街のマスコットだ。
寄り道の1か所目は、ここにある「T-MARKET」というフードホール、つまりバラエティーに富んだレストラン30軒くらいの横丁だ。仕事上の興味だから僕のアンテナはフル稼働だ。
そういえば近くに「虎ノ門横丁」というやつもある。まぁどちらも最新のビジネス街「虎ノ門ヒルズ」に計画的に作った横丁だから、何かとカッコよくて刺激的だ。でもお腹は減ってないから見るだけなんだけど笑。
再び地下鉄に乗り東京駅へ着いた。でも、まだまだ時間が余っていた。連休の東京駅はさすがに人口密度が高かった、すげえ人だ。息苦しいとは言いすぎだが、これは外に出るしかなさそうだ。
それで思い付いたのが「八重洲いしかわテラス」だ。移転したばかりの石川県のアンテナショップだから寄ってみようと思った。以前に比べると洗練された感じで、能登応援のブースもあったのだが、5分ほどで出てきてしまった。まぁここの感想は人それぞれかな笑。
その足で、1年ぶりに「ミッドタウン八重洲」も覗いてみた。もう行列ということはないのだが、適度に混雑している。ここにもファンキーなフードホール「ヤエスパブリック」があるのだが、虎ノ門とは違って明らかに観光客が多い(方言や変わったイントネーションが聞こえる笑)。ここ東京駅は、駅舎も周辺も立派な観光地なのだ。
そろそろビールが飲みたい笑。新幹線は16時過ぎだから自宅に戻るのは19時半くらいになってしまう。ずいぶん早いが、このまま晩めし代わりに何か食べようという話になった。で、前回たまたま見つけた店へ向かった。
丸の内側のこの店は「つばめkitchen」という店名だ。どう見ても「つばめグリル」なのだが、なぜか店名が違う。僕はつばめグリルのファンだから前回も気になって調べたのだが、同じ会社の経営なのは間違いないようだ。
あの「つばめ風(包み焼)ハンブルグステーキ」をはじめ、美味いドイツビールも、つまみのニシンの酢漬けも丸ごとトマトのサラダも旨いソーセージも、どれもつばめグリルのそれだから、安心して飲んで食べていられる。
まずは前菜盛合せとビールだ。やっぱりどれも旨い。メニューにはなじみの名前が並ぶのだが、そこになんと「カキフライ」を見つけた。僕は「老舗洋食屋のカキフライ」に目がない。思わず追加してしまった。
テーブルには、どんどん商品が並び、こんな時間にちょっと場違いな量を注文した感じだ。でも旨い昼ビールとカキフライは最強の組み合わせで、僕は揚げたての牡蠣の1個1個を大事に味わった。まぁ幸せの味、幸せの時間ってことかな。
●幸せのビール時間のアルバム(スライドして右へ)
さて、それにつけても、つばめグリルとつばめkitchenの違いは謎のままだ。気になるなぁ笑。