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2021年06月04日

総菜パンや菓子パンがいい

焼きそばパンとか、コロッケパンが好きだった。高校時代からなのかなぁ、でもどこで買っていたんだろう、購買?売店?かな、そんな記憶もなくなってしまった。
まだギリギリ20代の頃、単身赴任で富山にいた時期がある。当時のシゴトは深夜までの勤務で、時おり遅くなってしまうと、もはや早朝で、仕事帰りに立ち寄る店など何もなかった。もちろんコンビニもない時代だ。そんなときの楽しみはパン屋だった。パン屋の朝は早い。その店は富山駅に続く商店街の途中にあって、早朝なのにシャッターが半分だけ開いている。だから僕たちのように「知っている客」だけが店に入る。お目当ては、前日の売れ残りの総菜パンだった。
好きなパンが残っている訳もないのだが、たしか半額だったから、色んな種類のパンを買っていた。あのグローブ型のクリームパンとか、チョコパン(いわゆるコルネ)もあったと思う。でも中には、店主のチャレンジパンもある訳で、そんな失敗作品に出会うと、たしかにこれは売れ残るよなぁ、などと思ったものだ。

今ではときどき、昼ごはんを求めてコンビニに立ち寄る。僕のコンビニライフにも流行の波はあるので、おにぎり全盛の時代に始まり、サンドイッチ、チルド丼ぶり、有名店とのコラボ麺、などなど変遷があって、いつも飽きさせない。最近の僕は、パン売り場に並ぶ総菜パンが気になっている。カレーパンとアンパンは、ほぼ制覇した。先日は、焼きそばパンやコロッケパンが食べたくなり、コロッケの名前を見つけて買うことにした。正式な商品名は、グラタンコロッケバーガーだ。で、見事に失敗した。コロッケはやっぱり芋がいい(笑)。
いろいろあって頻度は減ったが、街の中のおしゃれなパン屋へ行って、美味しそうなパンを買いたくなることもある。そんな今風の店は、焼きたてのクロワッサンとか、商品名を見てもわからないような珍しいパンばかりで、昔からの好きなやつは売られていない。たしかに、今風の素敵なパンを買って帰ると、なんだかおしゃれな気分になって、ワインがあればいいかな、などと思うのだが、ちょっと無理してる感じもする(笑)。

最近は「マリトッツォ」というパンがブレークしている。ブリオッシュタイプの柔らかいパンに、たっぷりのクリームをはさんだお菓子みたいなやつ、つまり菓子パンだ。ブームのフルーツサンドに似て、キレイな果物をクリームに貼り付けると(乗っけると)、映える写真になるから、最近なにかと話題になっているやつだ。
この日、近所で大人気のパン屋「H」から、家内があれこれ数種類のパンを買ってきた。このパン屋は田舎には珍しく大人気で、どんどん商品が売れていくから、いつも焼きたての美味しいパンを買うことができる。ここは、総菜パンが旨い。どれを食べても美味しい。そして焼きたての菓子パンも人気だ。でも唯一の難点は、行ってみないと何が買えるか分からないことかな(笑)。
買ってきた中には焼きそばパンもカレーパンもあった。これはちょっと気分いい。そしてなんと、マリトッツォがあるではないか、驚いた。違う名前で売られていたようだが、食べると間違いなくマリトッツォだった。映える果物などは使わず、シンプルな面構えをしている。たっぷりと使われるクリームは軽くて、中のオレンジピールがいい仕事をする。これは旨い。
本場のローマでは、朝のカプチーノと一緒に食べるらしいが、わが家にそんな洒落たものはない。焼きそばパンとカレーパンには、やっぱ牛乳が似合うと思うんだけどなぁ。

後日のこと、ブームの一端を担った「カルディのマリトッツォ」を買いに行った。売り切れ続出らしいが、この日の金沢百番街は静かで、残り数個のマリトッツォを見つけた。今から、A面実行委員会に出るのだが、参加者の個数分はない。だから自分ちの分だけ買うことにした。もちろんみんなには言ってない。みんなごめん、食べたかったかなぁ。

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