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2021年05月28日

いつか旅に出よう「勝手にシンドバット」

湘南や茅ヶ崎、という地名には、何となくカッコよさがある。江の島や鎌倉にも心惹かれる。それもこれも、サザンの楽曲が染みついているからだと思う。大したファンでもないくせに、そんなことを思ったりする。
鎌倉あたりを舞台にした映画では「海街diary」を思い出す。とてもいい映画だった。また「鎌倉ものがたり」は、バケモノたちが出てくる「あの世」の世界のファンタジーで、妙に記憶に残っている。テレビドラマにも「鎌倉もの」はたくさんあったはずだ。まぁ僕は「最後から二番目の・・・」とかいう大人のラブコメくらいしか思い出せないが、どれも街の景色がきれいだから、映像の制作者にとっては独特の雰囲気を描けるのだろう。コミカルでパワフルな「勝手にシンドバット」も、しみじみとしたバラードの「いとしのエリー」も、この景色に似合う感じがする。
春のアジサイ寺(ホントは初夏だけど)、夏の江の島、秋の寺院の紅葉、冬の朝の海岸・・・まぁ、なぜかそんな風景を思い出すことができる。メディアというのは印象操作がとても上手、ということだろう。湘南という広いエリアではなく、今回はぐっと絞って「鎌倉と江の島の旅」を計画してみたい。この「いつか旅に出よう」シリーズは、いわゆる「妄想」なので、現実味が薄いこともあるのだが、今回はけっこうリアルな計画だ。いま行ってみたい場所のひとつなのは間違いない。

鎌倉には、15年ほど前に一度、訪れたことがある。半日だけの日帰り旅だった。大人の鎌倉ではなく、若者たちの「遊びの鎌倉」に興味があって、話題のカフェやスイーツを目的にした半分シゴトみたいな旅だった。だから人出でにぎわう鶴岡八幡宮や小町通りは記憶にあるが、ゆったりとした大人の散歩はしていない。午後になって、江の島へ行こうと思ったのだが、江ノ電の鎌倉駅は切符を買うにも長蛇の列で、帰りの小松便の時刻が気になり、断念することにした。まぁそんな中途半端な思い出しかない。江ノ電の混雑はもはや社会現象らしくて、今も週末は難しそうだ。でも、そんな僕は、意地になって江の島へ行こうと思っている(笑)。
冬はオフシーズンなのかな、平日なら大丈夫だろうか、まぁどっちにしても、そんなにうまくいくかどうかは分からない。江の島には三姉妹の女神様が祀られているらしい。パワースポットなのかもしれない。そう聞くと、何も知らない僕は竜宮城伝説なんかを想像してしまう。とはいえ、江の島に何があるかも知らないから、調べるのはこれからだ。

初日は東京か横浜あたりで少し遊んで、午後遅めの時間に鎌倉に入ろう。宿泊するのは鎌倉駅前がいい。夜は地元の人が通う居酒屋がいいな。海の幸も鎌倉野菜も楽しみだ。無理せずゆっくりして、翌朝は早めに行動開始だ。一気に江の島まで移動して、人出でにぎわう前に、江の島を楽しむのも悪くない。
帰りはやはり、江ノ電に乗って途中下車したい。民家の軒先に触れるように走る電車に揺られ、車窓から見える海の景色にあこがれる。極楽寺の駅は映像でよく見るから有名なロケ地なのかな。七里ガ浜では、あの有名な、踏切と海岸の風景を観なきゃならない。駅のすぐ近くには、あのBill’s(ビルズ)があるから、ここでランチを楽しもう。長谷寺周辺は古刹が多いようだから散策にいいのかなぁ。言い出したらキリがない(笑)。
そして、同じホテルで連泊して、翌日は近隣をゆっくり散策だ。にぎわう駅の東口(鶴岡八幡宮のある方)ではなく、反対の西口に出れば、別の鎌倉が楽しめるのだそうだ。地元では「裏鎌倉」と呼ばれる静かなエリアらしい。それはそれで歩いてみたい。
もちろん、同じホテルに連泊せずに、逗子や葉山にホテルを探す手もある。こんな機会がなければ行かないエリアだ。知っているブランドのホテルもあった。少し値は張るが、はるかに快適なホテル時間が過ごせそうだ。葉山には、サザンの「鎌倉物語」に出てくる「日影茶屋」がある。少しそそられる。でも旅人にとってはアクセスの悪さが難点だ。最寄りの逗子駅からタクシーかなぁ。そんな辺ぴな場所だから静かな別荘地なのだろうか。

こんな旅の記事を書くと、きまって仲間との旅(27期の大人の修学旅行)のことを考えてしまう。実は「候補地」のひとつとしてリストしてある。なにせ、あのGさんも興味を持ったくらいだ(笑)。都内からは1時間くらいだから、実現性もあるような気がする。そしたら、いつものように、みんな「勝手にシンドバット」で楽しめばいい(笑)。とはいえ、なにせこんな状況だから、焦る必要もないと思っている。まぁ僕のことだから、勝手に行ってくることになるだろう。下見を兼ねた僕の鎌倉時間だ。頑張れ、観光地。

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