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2025年08月01日

もんじゃを楽しむときは気をつけよう

急に不機嫌になったスマホ
東京ローカルグルメ
ここは東京駅の真ん前、新丸ビルの7階だ。帰りの新幹線の時刻まで、ここでのんびり時間を取ろうと思っている。おなかもちょっと減ってきた。とはいえ、まずはビールが飲みたい笑。
この7階は、個性的なレストラン11店が配置されていて、通称「丸の内ハウス」と呼ばれる人気のフロアだ。特徴とすれば7階なのに外に出られることかな。つまりビルの外に自由に座れるテラス席が並んでいる。
好みの店に入って料理を楽しむのもいいし、好きなメニューをテイクアウトして、外のテラスへ持ち込むこともできる。週末になれば、通路側のバーカウンターはビールやカクテルを希望する人で行列だ。

まぁそんなお洒落な場所なのだが、今日は「もんじゃ」を食べにやってきた。
当たり前だが、もんじゃ焼きは東京発祥のローカルフードだ。浅草や月島が有名なのだが、この店は月島で一番人気のお店らしい。満席に見えたが、ラッキーなことに待たずに入れた。
テーブルには目一杯の大きな鉄板が埋め込まれている。座る椅子(ベンチシート)は座面を開けると箱になっていて、荷物は全部ここに入れるらしい。要するに臭いや汚れが付かないようにするためだ。
かわいいバイトちゃんのおすすめに従って、明太子・もち・もんじゃにチーズトッピングを加えることにした。これが彼女が一番好きなやつらしい笑。そして、これもおすすめの、するめいか肝バター焼きシチリア風という何だか分からないやつも選んだ。ようするに鉄板焼きだ。で、ビールで乾杯した。

テーブルの鉄板に火が入り、早々にどんぶり(もんじゃの具材が入ったやつ)が運ばれてきた。けっこう立派な明太子がど~んと乗っている。
この店はスタッフが焼いてくれるタイプで、さっきの彼女が手際よく調理してくれる。まぁショータイムかな、これはあんがい楽しい時間だ。相棒のスマホを駆使して、動画や写真を撮っておこう。
彼女は両手のコテを巧みに操ってキャベツを粉砕し、ていねいに炒めて、リング状の土手を作る。そこへ出汁を流し込み、全体をよく混ぜて薄く広げる。そこに明太子と餅と入れて今度は、軽くまぜる。ここでトッピングのモッツァレラを削りながら全体にかける。
生地の水分が減って粘りが出てきたら出来上がりだ。姿も色も悪いが旨そうな匂いが食欲を誘う。ハガシ(小さなヘラ)をうまく使って端の方からひと口ずつはがして、熱々のやつを食べる。これがけっこう美味しい。焦げたやつがさらに旨いかな。どっちにしてもビールとの相性はバツグンだ。

図に乗って追加のスパークリングを飲み始めたとき・・・ん?、ここで異変に気付いた。
撮った動画が死んでるし、写真の方はピンボケばかりだ。さらに撮ったはずの写真がフォルダに残っていない・・・?。気付いたら、手にしたスマホがやけに熱いのだ。やばいぞ笑。
何度か同じトラブルに会っているから理由はすぐにわかった。ただでさえ炎天下で酷使してたし、さっきから食べることに一所懸命で、スマホを鉄板の近くに置きっぱにしたからに違いない。オーバーヒート直前ってことかな。
そういえば、少し前からスマホは妙に機嫌が悪かった。アプリの立ち上がりが遅いとか、送ったはずのLINEの画像が流れていないとか・・・、そんな段階で気付いてやればよかった。ごめんな相棒。

どこか静かで涼しい場所はないかと探して、結局、某老舗ホテルのロビーのソファーに座っていた。その選択がよかったのかスマホは無事に機嫌を取り戻した。とはいえアプリはしばらくお休みだ。撮影もやめておこう。
まぁそんなことで、この日の写真はめっちゃ少ない。もんじゃは楽しいのだが、暑い日の酷使も、熱い鉄板にも気をつけなきゃね。

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