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2022年12月17日

K-Dreamの時間、その舞台裏は

A面2022番外編1
27期同窓会の大きな特徴はK-Dreamと映像のふたつだ。この1年ほど、ことあるたびにそう書いてきました笑。思い返せば、この「ふたつ」が初めてA面に登場したのは、ともに第3回(2000年)つまり20年以上前のことです。
彼ら5人やK中くんと当時のことを語り合うとき、ともに「ヘタッピだったなぁ」などと謙遜するのですが、今ではそのレベルは格段にあがって、同窓会やA面に欠かせない「ふたつ」になりました。でもそれは、実は膨大な練習や、チャレンジと失敗、そして労力やコスト負担によって生まれたものです。だから唯一無二の「自慢の存在」だと、僕は思っています。
とはいえ、長く続けていると、同級生のみんなにとって、それは「当たり前」のことになってしまって、ともすればフツーのことのように思えてしまう・・・人間というやつは、そんな身勝手な生き物なのかもしれません。そんなフツーの扱いが、嫌で嫌で仕方なかった僕は、正直なところ、いわば編集人という立場を使って、もっとリスペクトすべきじゃないのか、などという論陣を張ったようなところがあります笑。N畑君に頼んでK-Dreamの記事を連載してもらったことも、過去の編集動画をたくさん再登場してきたことも、同窓会を準備する一人として、そんな思いが強くあったからに他なりません。

舞台裏を届けよう
同窓会のCMを作りたいんだ、そう、K中くんに持ち掛けたのは去年の夏か秋のことだと思います。当初は、過去の映像を使うことを想定していましたが、彼のアイデアで、K-Dreamの練習風景を新たに撮影することから始めました。その素材映像を見て驚きました。コロナでスタジオに入れる人数が制限され、練習が全く進まない現実が撮影されていました。おりしも、N畑くんの原稿を初めて読んだとき、彼らの歴史やバックグランドを知って、驚くばかりでした。
A面同窓会のCMは予定通り3種類作ったわけですが、K-Dream版だけは、毎月撮影&編集して、公式サイトで掲載していくことを決めました。彼らの「舞台裏」を紹介することにしたんです。そんな苦労を受け取る編集人の僕も、スタジオに通って彼らを取材するようになりました。
そんな、彼らの練習風景を紹介する短い映像を、再びここで観ていただきたいと思います。ちょっと異例ですが、5本続けます笑。
■2月の練習風景
真冬の2月の映像です。まだスタジオには3人しか入れない頃です。でも毎週金曜日、仕事が終わってから夜の7時にスタジオに集合して、約3時間練習していました。何度も書きますが、ほぼ「毎週」のことです。

■3月練習編より「音楽のチカラ編CM」
3種類のCMのひとつとして、K-Dreamをテーマにした「音楽のチカラ」編を作成し、A面のPR動画としてたびたび公式サイトで紹介してきました。

■4月練習編
秋のA面当日のあの「11曲メドレー」は凄かったですね。その練習風景を一部切り取ったものです。まぁこの段階ではネタバレです笑。

■5月練習編
A面パーティーのオープニングで紹介された楽曲の練習風景を切り取りました。

■6月練習編(苦悩編)
編集部の僕とK中くんは、これを「苦悩編」と呼んでいます笑。いよいよ本番を控えて練習も佳境です。考えれば当たり前なのですが、それぞれの課題や変更、新しい約束事は毎回のように発生します。ネタバレになるので、楽曲のシーンは外して、あえて辛いシーンも見せることにしました。
公式サイトの「K-Dreamの時間」シリーズも、次のM岡君編のための原稿を受け取り、いよいよ本番を待つのみという頃です。だから翌月の映像は逆に、本番直前の彼らの熱気や笑顔を届ける予定でした。しかしそれは、延期になりました。

オーディエンスのことを考える
毎月の撮影を続けたのに、7月編以降がないのは、7月末段階で夏の開催が中止されたからです。中止の波紋が大きいことは想定していましたが、ゴール直前の渦中の僕たちスタッフの落胆の現実は、想像以上に重症でした。さすがの僕もネガティブ思考に傾いてしまいました笑。それはK-Dreamの5人にとっても全く同じでした。マラソンのゴールテープが見えたと思ったら、そのゴールが勝手に、大きく後方に下がってしまったのです。情熱や緊張感や、何より、やる気の「糸」が切れたようです。だから練習活動が、ほぼ中断してしまいました。5人揃っての練習が再開したのは9月に入ってからのことです。
そんな頃から、僕はスタジオへ向かう頻度が増えるようになりました。行けば、彼らの横に座って、彼らの練習をずっと無言で見守るだけなのですが、なぜか楽しくて前向きになれるような時間でした。実は、それは彼らも同じで、練習の場に同席する僕を、たった一人のオーディエンス(観客)と思ってくれたようです。つまり、A面の本番当日の同級生のみんなの象徴のように見えたのかもしれません。それはA面を準備する僕も同じでした。あの同級生たちの笑顔が、再び浮かびました。
これが、ネガティブだった僕たちが、ポジティブになれた起点だったのかもしれません。そんな楽しさは、秋に向けて新しいアイデアを生み出す原動力になりました。彼らの強い思いから誕生したライブ「K-Dreamと遊ぼう」が、実現に向けて(無理を承知で)動いたのも、A面当日のステージを事前録画して使おうというアイデアも、このとき鮮明になりました。別々だった「ふたつ」を、もっと強力な「ひとつ」にしよう、そう思ったのがこの時です。例で言えば、K中君によるBGV(演奏のバック映像)がそれです。

いよいよ当日のステージへ
彼らの当日のパフォーマンスは、K中君が必死に編集しています。でも残念ですが、いろいろ検討した結果、ここで公開することを断念しました。楽曲や歌詞など、昨今の「大人の事情」は厳しさを増していて、避けることができないからです。特に、当日来れなかった方に届けようと苦心しましたが、仕方ありません。この点では、公式サイトは全くの無力なんです。申し訳ありません。
当日撮影した映像は、きちんと記録として作成し、後日彼らにプレゼントする予定です。ここでは、その時の写真だけの紹介です。写真はそれぞれアルバム形式です(タップして右へ)。
■ステージ1のアルバム6枚
直前~オープニング楽曲インストゥルメンタル

■ステージ2のアルバム13枚
高校卒業時のM岡君N畑君の歌声(古い音源)~インストゥルメンタル11曲メドレー(T桑君ディレクション)

■ステージ3のアルバム10枚
みんな一緒に心の中で歌った人生の名曲~A面同窓会恒例のあの楽曲(もはや27期のテーマソングですね)~アンコールのあの名曲

ありがとう、K-Dream

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