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2018年02月27日

東京企画のおまけ「35,844歩の東京散歩」

予選の3連勝で、そだねージャパンが話題になり始めた17日の朝、金沢駅には少し早めに到着した。見送りに来たGさん、編集部のK中くんと、カフェアルコのモーニングを食べながら雑談した。いよいよ「東京企画の一日」の始まりだ。改札口でK美ちゃんを見つけ、8:58発かがやき506号に一緒に乗り込んだ。ほぼ満席なのには驚いた。東京駅着11:20、車中で連絡を取り合ったところ、何人かのメンバーと東京ステーションホテル前で待ち合わせすることになった。前日に千葉の美術館を楽しんだM輪ちゃん、直前の電車で着いた大阪のK子と、K子を迎えに来たS子たち、など結局6人が合流して昼の部の会場へ向かうことになった。クルマを見に行くK中くんと別れ、僕は商業施設や周辺の街を散策するつもりだ。
地下鉄丸ノ内線、日比谷線と乗り継いて「中目黒」に到着、ここから代官山の蔦屋Tサイトまでゆっくり歩く。中目黒の高架下には、その名も「中目黒高架下」という比較的新しい商業施設があって、個性的なテナントが並び、歩くだけで楽しい。ほんとは祐天寺方面へ向かうとテナントが充実しているのだが、今日のコースは逆方向、目黒川を渡り、長い坂道を登って、代官山へ向かう。目黒川の桜のシーズンを想像すると、きっときれいなんだろうなあ。
代官山の蔦屋Tサイトは、あいかわらずの人気スポットで、この日も混雑していた。集合時間がせまった僕たちは、十分な時間が取れず、敷地内を抜け、代官山の裏通りを散歩しながら、昼の部の会場「スプリングバレー・ブリュワリー東京」へ向かった。一緒に歩いたメンバー達の代官山の記憶は、ずいぶん昔で止まっていて、この街の変貌ぶりに驚いていた。スプリングバレーのある「ログロード」も、ほんの数年前に東横線が渋谷で地下化する際に残った「地上の線路」の部分を、再開発して生まれた新型の商業施設だ。
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スプリングバレーでの昼の部は、想像以上に盛り上がり、余韻を残したまま、自由時間へと突入することになった。僕たちは、もう一度、代官山TUTAYA-Tサイトへ戻り、今度はゆっくりと施設を回ることにした。Tサイトには、TUTAYAが三つの建物で出店していて、それぞれが独立した売り場を形成している。敷地の中央には、おしゃれで代官山らしい人気のレストランがあり、さらに各種のライフスタイル提案型の物販店が散在している。もちろんスタバも入居している。やっぱりTUTAYAには、スタバが似合うよなあ。三つのTUTAYAの1階、2階をひと通り巡って、旅行ブースでゆっくり本を漁った。そして陳列された「赤いハコスカ」の実車に吸い寄せられるように、自動車ブースへむかい、輸入車専門誌のバックナンバーをめくっていった。やっぱりここは「大人のTUTAYA」だ。
東横線の代官山駅に戻って仲間と別れ、男2人は地下鉄で三越前下車、日本橋の宿泊ホテルへ向かった。夕暮れの優しい光は、古いビルによく映える。チェックインだけ済ませ、その足で夜の部の会場、丸の内オアゾへ徒歩で向かった。10分ほどの距離だろうか、空車タクシーを期待したが、運はなかった。途中、偶然にもY野さんとばったり出会い、ホントに驚いた。彼女は僕たちと同じホテルだった。3人が会場に着いたのは18時ジャスト。夜の部は和食での宴会スタイル、やはり和ベースの方が気軽なのかな。充電切れで携帯は死んだまま、写真の枚数はそこで止まったままだ。夜の部は楽しくて、あっという間に終了した。さらに、2次会も半数以上が参加してくれ、仲間たちと過ごす東京の夜を充分に満喫できた。
明日の予定はみんなバラバラなのだが、互いに軽く情報交換しながら帰路につくことになった。ホテルが近いメンバーと一緒に歩いて帰ることにしたものの、夜の東京は冷え込んでいて、ビル風も強く、結構きつい帰路だった。明日は横浜の娘さんに会いに行くというY野さんとはここでお別れ。相棒のK中くんは、ラーメン食べたいと言い出し、そんな店もないので、コンビニでカップヌードルを調達していた。まだ食べるらしい(笑)。初日の歩数は、17,176歩。普段は300歩しか歩かない僕にとって、金メダル級の歩数だったのは間違いない。
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2日目は、みんな自由でばらばら
この企画は、現地集合現地解散、つまり「みんなバラバラ」のフリータイムで東京を楽しむ、ということだった。だから編集後記に書くには参加者の情報が何もない。うかつだった。みんなの予定は、もっとしっかり聞いておけばよかった。仕方がないので、僕の個人的な1日を書くしか手はない。申し訳ない。
遠足の日のように、何に興奮したのかわからないが、2日目の朝は7時に目が覚めてしまい、予定を早めて9時過ぎにホテルをチェックアウトした。今日も船橋までクルマを見に行くんだというK中くんとは別行動だ。最初の目的は「ホテルの旨い朝食」、選んだのは六本木ヒルズのグランドハイアットだ。地下鉄六本木駅から、六本木ヒルズ方面へ歩く。散策の始まりだ。通なふりして一本裏の通りを歩くと、早朝営業のカフェなどがある。麻布警察署の裏なので、そんな人たちが使うのだろう。その近くの有名な農家レストランが閉店して駐車場になっていて驚いた。六本木ヒルズをいったん突っ切って、テレビ朝日の方から毛利公園を通り、けやき坂に出て坂を上る。上ったところがグランドハイアット東京だ。
ここの1階のイタリアンカフェ「フィオレンティーナ」は、オールデーのカフェなのに、料理もサービスも上質で居心地がいい。選んだアメリカンブレックファストは、オムレツがイチ押しらしく、ひと口で本物だと分かった。本気のオムレツだ。しっかりとした表面と中のふわトロが絶妙で、卵がこんなにも旨いと思い知らされる。ソーセージもグリル野菜も、最後に皿一杯に出てくるフルーツまで、全て美味しい。やっぱり東京はいいなあ、と思う瞬間だ。
のんびりしすぎたので、お昼に待ち合わせの銀座へ向かうことにした。もう完全に視線は仕事モードになっていた。日比谷で降りて、ペニンシュラ東京、東急プラザ銀座、そして、金沢駅裏にできる新型ホテル「ハイアット・セントリック」の銀座店をまわって、待ち合わせ場所のGINZA-SIXに着いた。すでにちょっとした疲労感で足も痛い。
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M田くん、M野くん、M輪ちゃんの「三人のMさん」と一緒に、GINZA-SIXの6階でランチすることにした。銀座大食堂という、イマイチな店名だが、全国から集まった7店の名店のストリートの奥にあって、それぞれの名物料理を一度に楽しめる、というミックスゾーンだ。天ぷら、うなぎ、中華、寿司、鉄板焼きなどラインナップが面白い。食後は、遅刻したK中くんも合流して、地階の、いわゆる「デパ地下」へ向かった。このフロアは、きわめて特徴的で、日本全国の、まだ東京進出していないような老舗店が出店していて、しかも、どれも「新ブランドや新商品」で戦っているので面白い。M輪ちゃんは、京都の麩と湯葉の名店「半兵衛麩」のラスクみたいなお菓子を買っていた。僕とM田くんは「京都辻利」の新商品を買った。M田くんは仕事の関係もあって、商品だけでなく、店舗デザインや看板サイン、陳列什器などにも興味をもった様子だ。
その後、歩行者天国の道路を歩いて、大好きな文具のITOYA(伊東屋)へ向かった。上から下まで味わって、歩き疲れて、喫茶店に入った。M田くんが食べていたシフォンケーキ、けっそう旨そうだったなあ。僕に気をつかって、喫煙席を許してくれたみんなに感謝だ。銀座2丁目の路上で解散。M野くんは思い出深い代官山をもう一度見るんだと言っていた。M輪ちゃんは少し早めに羽田へ向かい、ゆっくりするんだと言っていた。M君は埼玉へ戻った。
みんなと別れて、また男2人に戻り、散策を再開した。再び仕事モードで、日本橋へ戻り、コレド室町の1~3を順にまわり、大丸東京、グランスタといった商業施設を順に回った。ちなみに二人が買った土産は「だし」と「塩」の加工品だ(笑)。18:24発の新幹線に乗り込み、歩数アプリを見たところ、2日目の歩数は、18,668歩。連続の金メダルだ(笑)。2日間合計の歩数は、35,844歩、欲張ってよく歩いた。明日はあちこち痛むだろうな。
K中くんが買ってくれたチーカマで、缶ビールを2本開けた頃には爆睡していた。やや不気味だが寝顔は笑っていたに違いない。次回は、関西編「仲間に会いに大阪へ」を企画しよう。バテバテなのだが、27期の企画は楽しい。またみんなの笑顔が見たいものだ。

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