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2020年05月22日

気分は軽井沢「会場は小さなレストランでした」

この5月23日土曜日は軽井沢大会の予定日でした。なので、久しぶりに軽井沢ネタをアップしようと思います。タイトルにある通り、今日くらいは「幻の軽井沢大会」を思い出してほしい気がしています。長文ですが、読んでみてください。

4月の中頃に、久しぶりにGさんと電話で話をしました。ただの陣中見舞いだ、と古臭い表現で彼が口火を切ってくれました。いつものように互いの近況を交歓しながら、話題はアチコチへ飛んで、あいかわらず楽しい時を過ごせました。まだ、緊急事態宣言が出ていない3月の頃は、電話やメールではなく、なんとか2人で会えないか、と考えていた時期があります。いつもの喫茶店はダメだから、広い公園とか、海岸とかへ行って、長いベンチの両サイドに2人で座って、積もる話をしようか、などと本気で考えていたこともあるんです。互いの立場を考えると、もちろん無理な話です。さらに、オンライン飲み会でもやろうか、などと考えてもみました(笑)。おっさんの顔の映像には無理はありますが、そんな二人の飲み会も楽しいかもしれません。これを機会にやってみましょうか(笑)。そして成功すれば参加者を増やしましょう。

さて、電話とはいえ、久しぶりの常任幹事2人の打ち合わせです。話題は、しだいに軽井沢のことになっていきました。大会は中止しましたが、可能なら5月23日は2人で軽井沢へ行こう、という予定も、やはり断念することにしました。こればかりは仕方ありません。また時期を変えて、と意地を張っています(笑)。幻の軽井沢大会のあとに予定していたB面企画も、時期を検討しながらのウエイティングが続いています。実は2人が互いに温めている新しい、小さな企画もあるんです。で、こっそり進めていた下見も、しばらくは休止状態が続いています(笑)。公式ホームページの編集後記だけは、いつものリズムで継続しています。もちろんコロナ渦のことは、面と向かって扱うつもりはありません。仲間のみんなは、いろんな立場で今日も戦っているはずです。編集後記には何のイデオロギーもメッセージもありません。だから編集後記の内容は、あいかわらず淡々とした身近のささやかな日常とか、関係のない昔話ばかりです(笑)。

さて、以下に挿入した原稿は、軽井沢大会の招待状が届いた直後の公式ホームページに掲載する予定だったB面ニュースの一部です。招待状で初めて「コアタイムの会場」を発表した直後なので、その理由を紹介する予定でした。実は、驚くほど地味な、小さく素朴な会場を選んでいたのです。貸し切りで、参加者が多ければ立食スタイルも想定しながら、先方と、あれこれ楽しく打ち合わせを進めていました。このレストラン、実は編集後記でも一度触れています。こんな機会だから、この「幻の原稿」の一部をB面ニュース用の原文のまま載せることにしました。軽井沢の会場は「A面とは違うもの」にしたかった、そんな理由を、よければ読んでほしいと思っています。
・・・(以下、原文)・・・・・・・・・・
小さなレストランを選びました
●コアタイム同窓会は、5月23日(土)17:00~19:00の2時間。二日間のフリータイムの中の、この2時間だけは「全員集合」です。みんなで顔を合わせて楽しい時間を過ごしましょう。
●会場は、レストラン「キッツビュール」。場所は旧軽井沢銀座通りの入り口のロータリーの近くで、美味しいソーセージや本場のビールを楽しむ小さなドイツ料理レストランです。27期だけの貸し切り予定です。

コアタイムの同窓会の会場を決めるにあたっては色々なことを考えました。企画の初期の頃は、当たり前のように「ホテル」の宴会場や館内のレストランでやろうか、などと考えていましたから、軽井沢へ行くたびに、いくつかの有名ホテルに下見を依頼して、営業担当からも様々な提案を受けました。でも、滞在したり、街を歩いたり、軽井沢を調べたりしながら、企画の2日間に思いをはせていくうちに、いつしか考えが変わっていきました。地元の人の話を聞くうちに、観光地化していく街にあっても、彼らが愛して守っている「軽井沢」が、ちゃんとあることも知りました。
そもそも、軽井沢大会は、規模が大きいだけで、あくまで「B面企画」なんです。初めて、みんなに参加してもらった大型B面企画は「還暦クラス会」でした。みんなが知っている「ホテルでのパーティー」がA面のいつものイメージなので、会場はA面では選ばないような会場、そうだ「居酒屋」でやろう、と決めたことを思い出していました。大型企画ですから招待状は名簿の全員に送りますが、都合が悪かったら参加しなくてもOK、ぜんぜん気にしない。無理に来るような必要もない。大したコンセプトもないし、どうせ毎年のように色々やるから、来たいときに来ればいい。でも来れば絶対に楽しい。そのための準備や手間は惜しまない。そんなB面への思いは、今も変わりません。だから、有名ホテルの宴会場はやめることにしました(笑)。
一方で、軽井沢の街にある人気のレストランは、どこも「グループ予約を取らない」「特に団体は取らない」という現実も知りました。それは「軽井沢ルール」に見えました。当初は同じ理由で断られ続けるので驚くばかりした(笑)。でも中には、断る理由を丁寧に説明してくれる代表者もいて、ようやく事情が理解できました。みんな軽井沢を守っているんです。
今回の会場は、そんな「軽井沢を大事に守る地元の人」に教えたもらったレストランです。僕たち27期の趣旨を理解してくれて、ならば、ここはどうですか、と紹介を受けたのがこの「キッツビュール」です。「軽井沢町」の人たちの毎度の会合や、毎年の新成人たちを祝う会として使う、地元の老舗レストランでした。そして、そこは小さくて地味なレストランでした(笑)。老舗とは言っても質素でカジュアルでした。ちょうどモチーフに使っている「スニーカー」を履いたラフなスタイルが似合いそうです。軽井沢本通りの並木の歩道に面していて、小さなテラス席のガラス戸を開放すると、街と一体になるような感じです。5月の後半は、まだ夜の気温が下がるから、ガラス戸を開放できるかなぁ、オーナーシェフは少し心配気でしたが、まるで個人店の居酒屋のような気軽さや温かさに変わりありません。
・・・(以上、原文)・・・・・・・・・・

27期のみなさん、落ち着いたら、B面企画をまた再開します。軽井沢大会のように全員を対象にした大型企画ではなく、いつもの小型企画です。小型なら人数も少ないので、ドライブや散歩のようなラフな企画もあれば、たまにはおしゃれを気にしてホテルやレストランでの食事会だってアリだと思っています。そのときはまた、お誘い、読んでください。かつて、修学旅行のときのコースをなぞって、会津や五色沼へとドライブ旅をしたことがあります。B面企画の原形のような、とても楽しい1泊2日の仲間の旅でした。そんな小さな旅なら、軽井沢もあきらめないでいいかな、などと思っています。

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