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2024年09月20日

ここでしか飲めないと云われると

夏の恵比寿で旨いビールを飲もう
ずいぶん久しぶりに「恵比寿ガーデンプレイス」へ向かった。恵比寿駅の東口から、あの「スカイウォーク」を使う。全長400m位の、いわゆる動く歩道だから高齢者には便利なのだろうが、めっちゃ遅いので、やっぱり歩いてしまう笑。
なんとなくご存知の通り、ここは〇ッポロビールの古い工場跡地の再開発事業として生まれた街(複合施設)だ。そもそも恵比寿という駅名も、明治ごろからここで作っていた「ヱビスビール」にちなんだものらしい。
街が誕生したのは1994年らしい。汐留や六本木などの大規模な再開発は、どれも2000年代に入ってからだから、考えてみれば相当な古株だ。現代の人たちにとっては決して新しい街という訳でもない。

僕にとっては、30代の頃からしばしば使っていた街だ。まぁ僕がエビスビール党だからということもあるが、ユニークなレストランがたくさんあって、仕事の面でも刺激的な街だったのだと思う。でももう10年以上、足が遠ざかっていた場所だ。
今回やってきたのは、ここの敷地内に「エ〇スブリュワリー東京」という新しい施設が誕生したからだ。そこはエビスブランドのビールを醸造する場所(ブリュワリー)で、ちょっとした博物館みたい(ミュージアム)で、まぁ出来立てのビールが飲める施設(タップルーム)、そんなことだった。
久々の恵比寿ガーデンプレイスは、僕の知らないうちに、ずいぶん変貌したらしい。だから敷地内をぶらぶら歩くことにした。外は炎天下だから建物の中ばかりだけど笑。
驚いたことに正面右手にはブルーノート(ジャズライブ&レストラン)やロウリーズ(ローストビーフの名店)が誕生していたり、正面左手の、つまり撤退した三越跡が新しいモールになっていた。もちろんここのアイコンでもある「ロブション」も、クラシックな雰囲気のホテル「ウエスティン」も健在だった。
そして三越跡のモールの奥に、目指す「ブリュワリー東京」があった。さぁ、旨いビールの時間だ。
●ガーデンプレイス散歩アルバム7枚(タップして右へ)

さほど演出もないシンプルな入り口から入るのだが、そこは大きな吹き抜けホールで、地階へ続く大理石風の大階段がある。階段の踊り場の床は大きな布袋さん(エビスビールのロゴマーク)のモザイクだ。そこから眺めると、正面に醸造用のタンクがある。どうやらここが「ブリュワリー」ということだ。
ホールの左手が「ミュージアム」、そして右手が「タップルーム」、いわゆる出来立てビール、しかもここでしか飲めないビールを試飲するスペースだ。
順路とすれば、先にミュージアムかな。歴史やビールの製造プロセスのパネルが展示されているスペースだ。何人かのスタッフが来場者に解説している。たぶんこの建物(の上の階)は〇ッポロビールの本社だから、社員が手分けして担当するのかな。あんまり解説は上手じゃない(失礼)が、お仕事を頑張ってる感じだ笑。
さて、いよいよタップルームでビールだ。仕組みとすれば機械のタッチパネルで順番登録(受付)して、オーダーカウンターで注文してキャッシュレス決済、ビールは目の前で受け取り、フードは隣のカウンターで受け取る、まぁそんな流れだ。要するに大行列・大混乱を想定した大掛かりな仕組みなのだが、この時間はガラガラなので、無駄に手間がかかる感じだった笑。
●エビスブリュワリーのアルバム9枚(タップして右へ)

注文したビールは、どれもホントに旨い。もちろん鮮度もそうだが、グラスの扱い方などの秘密があるのだ(まぁ、目の前で作りながら教えてくれる)。つまみのメニュー類はムムムだが、とても楽しい時間が過ごせる。
飲めるビールはその時期によって違うようだが、この日は5種類で、僕たちは飲み比べも含めて全部制覇した笑。今回飲んだビールが、そのまま市販される日が来るのかどうか分からないが、ここでは常に新作が飲めるってことなのかな?、そうならまた訪れるかもしれない。
次回は、ここで軽く1杯ひっかけて、近くのレストランへ向かう感じかな、それはそれで楽しいひとときになりそうだ。

エ〇スブリュワリー東京 gardenplace.jp/brewery/

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