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2024年09月12日

旅に出る直前の珍トラブル

名物おにぎりとハシゴ酒の代役は
暑い日が続いていた。まぁ夏は暑いものだ、そう分かっているのだが、やっぱりしんどい。若い頃はどうしてたんだろうか。もうこんな年齢だから身体がちゃんと調節できなくなってる気もする。
今日の天気予報では、38℃と聞こえた(見えた?)気がする。真夏日とか猛暑日とか、何℃のことを言うのか、もうどうでもよくなってるのだが、体温より高いってのはどんな感じなのかなぁ。まぁ僕には危険な気温なのは間違いない。

エアコンたっぷりの自宅は涼しい。通勤の車も涼しい。でも駐車場からの徒歩は地獄の時間だ。駅はまぁまぁ何とかなる。でも自由席を待つホームの時間は熱風のるつぼだ笑。
相手先に会うときに汗だくなのはまずいから、夏は少し先に着いて、汗が落ち着く方がいい。まぁそんな優等生のようなことが毎回できる訳でもないのだが、この日は駅前の喫茶店でひと息ついていた。
で、LINE通話の着信があったことに気付いた。こんな時間に珍しく家内からだった。返信しない僕にイラついたのか「電話して」と紋切り型のコメントが続いていた笑。
明日は朝から東京への小さな旅に2人で出かけることになっている。もしかすると、またまた身内に不幸でも起こったのかも・・・。つい最近のことだが、楽しみな旅を直前にキャンセルしたことを思い出していた。不謹慎だが思い当たる親戚の顔が浮かんでしまう。すぐに電話した。

電話の会話の僕の第一声はちょっとお笑いに近い。
「なにぃ?エアコンが壊れた?ホテルの?」・・・まぁそんなことだった。ある意味で胸をなでおろした。
ようするに宿泊予定の大塚駅前のホテルから連絡があって、エアコンが壊れたから、代替えとして系列ホテルを用意した。浅草か赤坂の2軒を押さえてあるので、どちらにするか回答が欲しい、そんな申し入れらしい。
家内が回答を僕に委ねたのには理由がある。ひとつは、僕が「めったにないトラブルに強い興味を示す」という不思議な男だからだ。確かに客室のエアコン故障に遭遇するのは極めて珍しいから、ホテル側の対応に妙に興味が湧いてしまう笑。
そしてふたつ目だが(これが彼女にとって最悪なのだが)、僕が「それでも無理して泊る」と言いかねないことだ。
なにせ僕は、大塚駅前に行きたい店をすでに選んでいた。1軒は「ぼんご」という有名なおにぎり屋さん。そして夜の飲み屋街でのハシゴ飲み。さらに「牡蠣料理と地酒」が自慢の居酒屋だ。
そんな僕の反応は何となく想像がつくから、家内はすでにホテル側の回答を聞いてあった。どうしても大塚にそのまま泊るとなれば、ホテルは扇風機と冷風機を用意するらしい笑。

家内の想像通り、僕はいろいろ考えたのだが、けっきょく代替えの赤坂のホテルを選んだ。まぁ38℃の日の回答だからかな笑。扇風機レベルでは、どうしようもない気がした。きっと我慢できなかっただろう。おにぎりもハシゴ酒も牡蠣も、また今度だ。
ちなみに上の写真は「ぼんご」のおにぎりに似ているが、全く別の店のものだ。そのお店が開発・検討しているから、僕が本物を体験したかっただけだ。具材の組合せも特徴的だし、何より本物の「握らないおにぎり」を食べてみたかった。でも有名な行列の長さに尻尾を巻いた可能性もあるから、どっともどっちだ。
さて旅の当日の夜、遅めに着いた赤坂でのことだ。昔と違って赤坂の夜は早めに終わるようだ。飲み屋街の空いてる店がホントに少ない。そそる町中華を見つけたが満席でダメだった。よし、ここでどうだ、と思った串カツ屋は「すいません、もう終わりました」と断られた。
代役はなかなか難しい。結局、コンビニの缶ビールと「うに」の揚げせんに落ち着いた。まぁハシゴ酒は部屋飲みに替わり、牡蠣は「うに味」に替わったということかな笑。
翌朝はおにぎりではなく、ホテル指定のカフェでトーストサンドを食べた。家内が選んだのは茄子とベーコンのチーズトーストだ。具材の組合せが意外だから、おにぎりの代役なのかもしれない。でも「次回は注文しない」らしい。

ちなみに「ぼんご」のホームページには「夏は暑いから水分と日傘を用意して並んでね」まぁそんなことが書いてある。気遣いする名物女将の顔が浮かぶ。
ぼんご onigiribongo.jp

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