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2020年07月31日

Z団の「おそとで居酒屋」(後編)

・・・面倒なお願いなんだけど、この記事は「後編」なので、できれば前編の「大事な仲間が集まってくれた」を先に読んでいただきたい。

とにかく、おっさんは面倒くさい。それが6人も揃うから、面倒くさいの6乗になる(笑)。そろそろ、おっさんは「ジジイ」になってきたから、それに磨きがかかってきた。あの、さわやかな好青年ばかりだった僕たちは、遠い昔の写真とは比べものにならないくらいの進化?変化?を遂げている。先日、見つけ出した若くてスリムな頃の僕たちの写真がある。スマホに保存しておいたその写真を、みんなに見せながら、僕は一人そんなことを考えてしまった(笑)。ここぞという感じで、自分の説を語りたがるし、他人の意見はあまり聞こうとしない(笑)。日頃は「理性」によって、そんな態度を我慢するのだが、こんな気楽な場になると、それがフツーに顔を出す。
そういう僕は、世界一、面倒くさい男だと自認している。そんな僕が思うのだから、それがZ団2016メンバーの共通項なのは間違いない。そんな自覚があるのとないのとでは大きな違いがあるのだが、そもそも彼らには、そんな自覚があるのだろうか。でもまぁ、そんな、何でも言い合える仲間というのは、かけがえのないタカラなんだと思う。あと10年もすると、カラダが思うようにならなくなったり、さらには遠い別世界からのお迎えが順にやってくるのだろうが、その日まで、この関係は大事にしなきゃなぁ、などと心底思う。
彼らにとって、ある日届いた僕からのメッセージは、(いつものように)面倒くさい連絡だったに違いない。面倒くせぇ、と思いながら日程を調整して、家族の明るい笑顔の向こう側の、冷たい視線を感じながら、今日のこの会場にやってきたはずだ(笑)。だから、今日は思い切り楽しもう。そうでないと、もったいない。
●スライドアルバム(矢印で次の写真へ)

そういえば、会計が終わって笑顔で送り出してくれた会場のスタッフたちも、面倒くさい6乗の僕たち相手に、きっと大変な1日だったのだろうなぁ。なにせ、アレコレ無理を頼まれて、あげくに最後には古い歌の合唱の連続で盛り上がる始末だ(笑)。
そんな、この会場の入り口には「おそとで居酒屋」という看板がある。まぁ臨時の店名のようなものだ。もともと「おうちで居酒屋」という宅配とかテイクアウトの部門を持っていた。そして、こんなご時世だからと、この会場が新設されたのだ。なかなか良いネーミングだと思う。
K中、O島の松任コンビは、約束の時刻の少し前に到着した。もちろん、店のスタッフはまだ準備の最中で忙しくしている。僕たち二人は、設置された除菌スプレーを試したり、セッティングされたビールやワインや酎ハイなんかを勝手にいじったり、ついにはハンモックに寝転んで写真を撮っていた。まぁ邪魔なのは間違いない。2人を気にする店長が、接続したばかりの生ビールを試飲させてくれたりした(笑)。
やがて、Gさん、I本くん、M岡くんと順に顔を揃えていった。当たり前だが、みんなマスク姿だ(笑)。こんなスタイルの居酒屋はみんな初めてだから、仕組みや使うルールを説明する。そして遅れるY萩くんを待たずに、さっそく冷たいビールで乾杯が始まった。マスク姿じゃダメだからと、テイク2になったり、こっちのカメラでも頼む、などと、テイク3があったり、面倒くさい。でも、ビールを外で飲むのは旨いものだ。料理に手を付けた直後に、Y萩くんが到着したので、2杯たて続けに乾杯を重ねることになった。面倒くさいが、まぁいつもこんな感じだ。昼だというのに、乾杯だらけの飲み会だな。
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夏野菜と豆腐の冷たい前菜が出てきた。大鉢から取り分けて、薬味や出汁をぶっかける。涼しくげで美味しい。続いて事前に注文しておいた料理が届き始めた。それを、この場で焼いて仕上げるのだ。今日は店内で食べる普段の料理を避けて「外で利用客が調理する」商品ばかりを、僕が面白がって選んでおいた。焼肉の串焼きスモーク、チーズのナンとグリーンカレー、丸ごと玉ねぎのホイル焼き、焼きおにぎり、そしてデザートの焼きりんごのハニーバター・・・・。なぜ選んだかと言えば、単純に、面白そうだから、だ(笑)。
炭火の上の、スキレット鍋でつくる4種類の熱々メニューやアヒージョが、旨くて面白い。熱いからヤケド注意と言われたのに、某君は熱々のトマトを頬張って目を白黒させていた(笑)。次は、ここで「かつおのたたき」を作る。炭火に藁(わら)をくべて、かつおを豪快に炙る。炙っているのは僕(O島)なのでみんな心配顔だ、たしかに腰が引けている。そんな期待に応えるように、網の上のカツオを、いきなり藁の中に落としてしまった(笑)。もう笑って誤魔化すしかない。そんな藁の燃えカスまみれのカツオなのだが、料理長が見事に仕上げてくれた。ありがとう。お替りビールの後、僕はワインを飲むことにした。みんな自分のペースで酒を飲む、無理に酒を注ぐ、なんてことはない。某君は、地酒の飲み比べセットを飲んでいる。他人が飲んでる酒は、なぜか旨そうに思えるよなぁ。
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前編ですでに触れたが、この仲間たちとのグループLINEを作ることにした。そして集まった6人で、ビデオ通話(グループ通話)の練習をするのだが、うまくいかずにみんな文句を言う。やはり、どいつもこいつも面倒くさい(笑)。老眼だから、操作のたびに、スマホに顔を近づけたり、遠くにしてみたりしている(笑)。ようやく参加出来たら、フレームには顔の上半分しか映ってないやつもいる。近くで他人の画面を覗くもんだから、ハウリングして大変だ(笑)。どうやら、彼らとのオンライン飲み会が、いずれ実現しても、やっぱり面倒くさい飲み会になりそうだな(笑)。
話題は、27期の次の企画のことになっていった。でも、直近の世相からすると、難しいのは間違いない。まだまだ実行は先のことになるだろう。仕方ないことだ。そんな沈む空気を入れ替えるように、M岡ギターが始まった。
最初は、鼻歌レベルだったが、みんなで一緒に歌うようになっていった。座る場所も、道路側の明るい場所に移動して、焚火を囲むスタイルだ。実際には火は鎮火している(笑)。ときおり歩道を通る人が立ち止まり、僕らに注目するのだが、ほろ酔いの僕たちには、抵抗感など、なくなっていた。
歌はいいなぁ、と盛り上がった。みんなで歌うのは40年ぶりの光景だ。やっぱりこの仲間で昔のように集まって、どこかでキャンプをやろうぜ、という話に落ち着いた。そもそもキャンプマスターはI本くんと決まっている(笑)。多くの仲間に声を掛けるわけにはいかないが、僕たちだけの「実験」を検討することにした(笑)。実験は秋になるかなぁ。実験結果の報告は、いずれまたここで。
●恒例の動画アルバム
カツオを「落とす」という失態シーンをお見逃しなく(笑)

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