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2023年03月17日

散歩の途中で「日記を書くかわりに」

この日は金沢駅前にいた。少し遠い駐車場から、今日の仕事先との打合せ場所へと、ゆっくり歩いて向かった。月曜日の昼頃だというのに、金沢駅前のバスターミナルにはトランクを持つ人、つまり観光客の列がついていた。ものすごい人の数だ。その横の鼓門も観光客の映えスポットだから、みんなよく似たアングルでスマホを向けていた。つられて、僕も撮ることにした笑。まぁ鼓門は何度も撮った場所だから、いつも同じでは面白くない、などと違うアングルを狙ってみるのだが、やっぱりうまくいかない。この写真はボツかなぁ。

地下広場へと降りるエスカレーターあたりの一角に、知らない表示板が設置されていた。いしかわ百万石文化祭2023とあって、開催まで234日と表示されている。どうやらバスの降車場から駅へと向かう石川県民に観てもらう位置として、誰かが選んだ場所のようだ。なるほどなぁ、あんまり興味を持たない人にも、イベント名や、時期を知ってもらいたいのだろう。
何でもかんでも百万石かぁ、そう思ったのだが、これが広告というやつだ。良くも悪くも注目させて、記憶に残すことが一番大事だ。234日後ってことは、10月ってことかぁ、などと暗算すれば、もはやマーケターの術中にはまっている笑。
運動不足の僕は、いつも遠くの駐車場を選ぶ。そしてなるべく歩くことにしている。今日のように仕事の日だって、まるで散歩のときように、目に映る小さな気付きや、ちょっとした変化を楽しんでいるフシがある。再び、少し歩いて、ふと空を見上げた。駅前のビル群と青空のコントラストがとてもきれいだ。もう春がすぐそこにある気がする。まぁ、こっちの出来は悪くない、僕は空の写真が好きなのだ笑。

同級生の中には、きっと日記や備忘録をつけている人がいると思う。僕の場合は、還暦あたりから「今年こそは」と正月の決意にするのだが、いわゆる三日坊主で終了する。そんなことを何回もやって、もはや日記は断念した笑。いわゆる日記アプリも面倒くさくて使う気になれなかった。
ある日、スマホ搭載のGoogleフォトが、僕にはとても便利だということに気付いて、日記を書く代わりに写真を撮るようになった。Googleのテクノロジーは驚くほど進んでいて、いろんな日付はもとより、様々なキーワードやテーマで画像を検索できるのだ笑。こんなことできるかなぁ、と検索ワードで遊ぶと面白い。
そんなことは、よく知っている人にとっては当たり前なのだろうが、僕のような昭和のアナログには、縁遠い世界だった。そういえば顔認証の精度は高くて、生まれたばかりの頃の孫の写真を、僕本人より正確に識別して引っ張り出して、現在の孫の写真と一緒に並べてくれる笑(生まれたばかりの4人の孫の顔を見分けるのだ驚)。写真の1枚の中には、いろんな記憶が眠っていて「書く」以上の情報を思い出させてくれる。
もちろん「金沢駅」というキーワードで、昔のやつ(例えばA面の写真)が出てくるし、今日の2枚も出てくる。位置情報の技術も凄いということだ。見事なものだと思う。ちなみに同窓会の大量の画像は、PCの方に移管してあるから「金沢駅」で出てくるのはスマホにわざと残した数枚だけだ。
僕だって、思いつくと画像の整理もする。金沢駅で撮ったあの1枚のように、気に入らない写真(まぁこればっかりだ)や、メモ代わりのやつ、何枚も撮った「よく似た写真」を、ときどき捨てるためだ。どんどん捨てないと、失敗作や得体の知れない写真ばかりのフォルダーになる笑。僕のフォルダには「危ない写真」はないのだが、便利すぎると都合が悪くなる人も、きっといるのだと思う。危ないことをやってる人は、写真を始末した方がいい笑。

さっきもスマホの中の最近の画像を少し眺めていた。本人はあまり意識していないのだが、2月の終わりくらいから、写真の中に「春の息吹」みたいなものもある。蕎麦屋で見つけたひな人形とか、ホタルイカと海藻(ギバサと新ワカメ)のしゃぶしゃぶ、天ぷらになったフキノトウもある、まぁ食べ物ばかりだ笑。そういえば、散歩の途中で見つけたネコヤナギ?も春っぽいのかなぁ。
とはいえ、これは「僕にとってのささやかな春」の日記に過ぎないから、公式サイトや公式SNSで同級生に見せるのは少し恥ずかしいかな、などと、こんな僕でも思ったりする。でも1枚の写真の方が、僕のつたない文章よりチカラがあるのも事実だ。何度も書いているが、公式SNSに投稿される同級生の写真やコメントには癒されるし、元気なんだなぁとホッとして笑みがこぼれる。今では、これが27期の良いところなのだ、と自慢したくなる笑。
さて、色んな意味で、ようやく春が来たから、また身の回りの春を探してみようと思う。だからきっと、失敗作や無駄な写真が増えていくんだと思う。

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