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2024年06月07日

麻布台ヒルズとジャヌ東京

あの「麻布台ヒルズ」にやってきた。やれ日本一高いビルだとか、信じられないほど高額のレジデンスとか、盛んに騒がれていたハイエンドの複合施設だ。去年の11月に開業して半年だから、もう落ち着いた頃だと思っていたが、あちこちに行列がある。そもそも人が暮らし人が働く街なのだが、こんなところにもオーバーツーリズムはあるのだろうか笑。
東京の中心部にあって、一番新しいから、日本の最先端の街ということだと思う。なにしろ作ったのはあのMビルさんだからね笑。もちろん「街」だから学校も医療機関もアート施設も、そして商業施設もホテルもある。特に商業施設には有名ブランドが目白押しだ。地方に暮らす僕にとっては縁遠いが(まぁ東京の人にとっても同じかな)、今の東京の新名所みたいな施設だから、一度行ってみたい場所なのは間違いないかな。
散歩にきた僕にとっては、新しいホテル「ジャヌ東京」が今日の目的地だ。あのアマンの姉妹ブランドのラグジュアリーホテルで、ここがいわば1号店、今後は全世界に展開が決まっている新ブランドのホテルらしい。

今日は日比谷線でやってきた。降りた最寄り駅は神谷町駅なのだが、ひとつ手前には虎ノ門ヒルズ駅、ひとつ先は六本木駅(六本木ヒルズ)、つまりMビルさんの三つの「ヒルズ」が3駅に並んでいることになる(実は北側にはアークヒルズってやつもあるけど笑)。Mビルさんは凄いことをやってしまうのだ。
ちなみに、HPにはそれぞれのコンセプトが書いてある。「グローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズ」「文化都心・六本木ヒルズ」、そして中間の麻布台ヒルズは「ヒルズの未来形」で、緑に囲まれ人と人をつなぐ「広場」のような街、なのだそうだ。
そのまま読んでもピンとこないが、行ってみると「なるほどそうかな」と思ったりする。僕のイメージで言えばこの3施設は順に、超ビジネス街、テレビ局や美術館が有名な街、そしてここは「新しすぎて違和感がある街」、まぁそんな感じかな笑。
●一部の施設の写真アルバム(スライドして右へ)

麻布台ヒルズが建つ場所はそもそも高低差の大きい土地だったらしい。そこに三つの超高層ビルを建て、さらに低層の建物(四つかな)でつないだような街だ。だからそれらを通路でつなぐ「横に長い複合施設」になっている。
その主通路はB1階の「セントラルウォーク」という。その両サイドには「食」のハイブランド店舗が配置されている(ファッション系は1Fかな)。そして高級スーパー「麻布台ヒルズマーケット」もある(こいつがすごい)。
大きな特徴は、ランドスケープデザイン(屋外や景色のデザイン)が素晴らしいことだ。土地の個性を生かすように、緑豊かな公園や広場がある。さらに建物外観は曲線的でユニークな芸術作品のようだし、様々なパブリックアートも点在していて、なんと川まで流れている。
さて、今日は下見みたいなことだから仕方ないのだが、興味ある店を探しても、どこにあるのか全く分からない笑。建物は重層だからフロアマップも複雑でお手上げなのだ。

セントラルウォークを奥まで進んでいくと、途中から明らかに空気感が変わる。レジデンスのエリアに入ったからだ。そろそろか、と思ったとき「ジャヌ東京」への通路を見つけた。このホテルから見れば裏側の入り口ということだ。
威圧感がある自動ドアが横にす~っと開くと、ホテルへの広い通路が現れる。突き当りの正面に見えるオブジェのあたりがホテルのロビーのようだ。壁や天井の質感も上質で、照明も雰囲気もガラリと変わるから、ちょっと背筋が伸びる感じだ。
その通路の両サイドに、人種がバラバラの(たぶん多国籍の)女性スタッフが大勢並んでいて僕たちを恭しく迎える(ホントに5m間隔くらいで並んでいるのだ笑)。いわゆるゲストリレーションズのスタッフたちだ。
彼女たちは満面の笑顔で近づき、目線を合わせてくれるので会話はスムーズに進む。横に付いて案内してくれたのはヒスパニック系の女性なのだが、エスコートが上手だ。日本語を猛勉強中だと明るく教えてくれた。
僕たちはレストランゾーンへ行きたいだけなのだが、どこでも案内してくれると言う。あの感じだと、スパやウエルネスエリアを観たいと言えば、簡単に案内してくれただろう笑。それくらいフレンドリーで完璧なホスピタリティーだった。
●ジャヌ東京の写真アルバム(スライドして右へ)

まず案内してくれたのは広い市場のようなイタリアレストランで、様々なタイプのブースが並び、外のテラス席へと続いている。その独特のライブキッチンやおすすめ料理の説明をしてくれる。
外のテラス席も気になったが、珈琲を飲みたいだけだという僕たちには、パティスリールームを薦めてくれた。要するにケーキ&カフェのスペースだ。とはいえ吹き抜けの天井の意匠がとても豪華なホールだった。
おすすめは何?、ペイストリーシェフN口ゆきえのスペシャリテ「タルニー」はいかがですか?。そんなやり取りもリズミカルに進む。もちろんどんな商品なのか丁寧な説明をしてくれる。要するにバラのスタイルのチョコレートムースらしい、せっかくなのでそれをオーダーした(珈琲もね)。
やっぱりサービスのレベルが抜群に高い。それはアマンらしいというより、むしろ正統派のホテルサービスなのだが、若いスタッフがキビキビ動き、気配りを欠かさない。まぁ快適で優雅な時間が過ごせる。

ちなみに日本語での接客は僕たちと奥の1組だけで、他の3テーブルは全て英語だ笑。まぁ客層はそんな感じだった。そんな若手スタッフたちのレベルから推測すれば、このホテルはすぐに5つ星を取るだろう。だから泊まってみるなら今のうちかなぁ笑。
実はこのホテルが入居しているビル「レジデンスA」棟は、丸ごとアマンが運営する高級マンションだ。まぁ付帯設備が充実していることもあるが、住む人たちは常にアマンのサービスを享受するということかな。ペントハウスをはじめ高額な分譲価格になってる理由のひとつだと思う。
まぁそんな住人たちなら、このホテルも、あの麻布台ヒルズマーケットも上手に使いこなすんだろうなぁ。想像がつかない世界のことだが、ちょっと羨ましい気もするね。

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