港ヨコハマのクリスマスナイト
冬の横浜散歩その1
クリスマスの情報が出回るころになると、最近は「クリスマスマーケット」というフレーズやその映像がよく出てるようになった。昔はなかった冬の一大イベントだと、ジジババは大雑把に理解するしかない。
何となくのイメージだが、大きなクリスマスツリー、イルミネーション、たくさんの屋台や物販、ときどき音楽やパフォーマンス・・・そんな感じだろうか。もちろん昼からやっているが、きれいなのは夜ということかな。
なにより、温かい飲み物とか熱々の食べ物を買って、食べ歩いたり、フリースペースのテーブルでゆっくり楽しむのが今の流儀だろうか。
洒落た雑貨とかオーナメントやロウソクを売っているはずだが、いったい誰が買うんだろうと疑問に思うのは、ジジババの証なのかもしれないな笑。
11月の末からクリスマス当日までの期間、横浜赤レンガ倉庫ではクリスマスマーケット2024が開催される。今年で15回目だというから長い歴史があるんだね。昨年の来場者数は130万人というから、それは大変な人気だ。いつもの僕ならあんまり近づきたくはないかなぁ。
でも、この日の僕たちは妙にテンションが高くて、どうしてもイベントに行きたくなった。さっきの店でしこたまワインを飲んだのに「よ~し、ホットワインを飲むぞ~」という感じだった。何重にも並んだ行列の最後尾に付き、入場の順番を待つことにした。
受付ゲートを抜けると光のトンネルみたいな誘導路になっていて、女子たちはさかんにスマホを向け合っている。会場はめちゃ広い。手前の両サイドには物販店がずらりと並ぶ。やっぱり売っているのはオーナメントや雑貨だ。屋根の上のオブジェやサンタさんが可愛い。
奥へ進むと、どうやら飲食ゾーンだ。ここの賑わいはさすがに凄い。来場者の熱気のせいなのか、意外に会場は寒くない。グリューワイン(甘いホットワイン)をひとつだけ買って、飲みながら歩くことにした。
流れる音楽は、なぜかドリカムで、中央の大きなクリスマスツリーを前に、カップルたちはみんな笑顔で自撮りしている。さすがに僕たちジジババは、その輪には入れなかった笑。でも、こんな些細なことがとても楽しい。ジジババだって素直にそう思う。
▲クリスマスマーケット2024(タップして右へ8枚)
ひとの波に乗って歩いていくと、いつの間にか出口だった。もちろん戻っても構わないのだが、僕たちはそのまま会場の外へ出ることにした。そして公園の海側を大桟橋方向へと歩いた。実は、この夜は「ヨルノヨ2024」というイベントも同時開催されていたから、それも見たかったのだ。
ちなみにヨルノヨというは「夜にあらわれる光の横浜」のことらしい。向こう側の山下公園や大桟橋(国際客船ターミナル)などの歴史的建造物やビル、つまり港の海側のエリアでイルミネーションや光のショーが行われるらしい。
まぁ確かにライトアップされたビルはきれいだし、遠くのマリンタワーもカラフルだ。山下公園あたりには、細い光が束になって真上に走るのも見えた。たぶんレーザー光線だ。そういえば海を走るシーバス(小さなフェリー)も光をまとっている。
反対側(街側)を振り返ると、遠くのビル群やあの観覧車もいい感じかな。でも、横浜の夜景は日ごろからきれいだから、どれがイベント用なのかは全く分からない。まぁきれいだから、どっちでもいいけど笑。
▲ヨルノヨ2024(タップして右へ7枚)
公園とは言ってもこのあたりは暗くて歩く人はいない。でもまぁ、公園のベンチにはカップルがいる。これは今も昔も全国共通かな。
そろそろ海風が出てきた。冷えてくるとジジイは鼻水に注意が必要だから、クリスマスムードに浸るのは、これでお開きだ。さあホテルに戻ろう。