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2025年06月12日

これは念願の「とうじそば」なのかな

軽井沢で地元めし(前編)
春とはいえ寒いだろうなぁとは思っていたが、夜の野外(山の中)に2時間もいるとやっぱり冷え切ってしまった。この先の温泉「トンボの湯」に浸かって疲れを癒やそう、そんな目論見だったが断念した。温泉に入っても、たぶんすぐに湯冷めしてしまう。老体にはそれほど寒い。
こんな時は、熱々の鍋がいい、長野だから温かい蕎麦もいい、できれば山菜で一杯やりたい。そう狙って、夕食はこの店にしようと思っていた。トンボの湯の隣の「村民食堂」だ。
名前の通りの食堂なのだが、実は大人気だから昼も夜も、まぁいつだって行列の繁盛店だ。そんな店だから、まず入り口横の発券機で順番待ちの登録をする。いつもなら1時間待ちはザラなのだが、この晩はそうでもないらしい。

ほどなく席に案内され、テーブルのQRコードでスマホオーダーする。狙っていたのは、和牛とクレソンの山椒鍋と山菜天ぷらだ。と・こ・ろ・が、なんと山菜天ぷらは売り切れだった、がっくり笑。
結局、その鍋がセットになった御膳と、和牛ひつまぶしを選んで、まずは軽井沢ビールで乾杯した。ちなみにこの山椒鍋というやつは、要するにしゃぶしゃぶなのだが、蕎麦が付いている。小さな籠に蕎麦を入れ、鍋で温める「とうじそば」というやつに似ている。
とうじそばは、松本城へ行った時に失敗して食べられなかったご当地蕎麦だったから、ここで食べれるのは、ちょっとラッキーな気分だ。でも本物かどうかは分からないけど・・・。
▲▼村民食堂のアレコレ(タップして右へ)

鍋を火にかけ、湧いたころにたっぷりの実山椒を放り込む、そこにキノコやたっぷりのクレソンを投入だ。クレソンはほぼ半生でパクつく、これが旨いのだ。そして牛肉をしゃぶしゃぶしながらビールをグビグビやる。山椒がいい仕事をしていてとても旨い。やっぱり鍋はいい感じだなぁ。
見たときは肉が少ない気もしたが、ひつまぶしもあるから、これで十分だった。実は、このひつまぶしには3種類の肉料理が乗っていた。ローストビーフ、すき焼き、そしてしゃぶしゃぶだ。なかなかの優れもので、ちょっと嬉しくなった。
肉をそのまま食べ、次は薬味と一緒に肉めしをパクつき、最後はお茶漬けにする。そうそう、ワサビはたっぷり使った方が旨いかな。
さて最後の〆はとうじそばだ。どうやら鍋のだしはもっと残しておくべきだったようだ。籠がうまく浸からない笑。でも失敗という訳でもなく、それなりに美味しかった。念願のとうじそばって、これでいいのかなぁ笑。
▼このエリアの昼のアルバム(タップして右へ)

もう閉店時刻だから空席が目立つのだが、暖かい店内にもう少しいたかった。外には照明もないから真っ暗だし、さっきより気温が下がってとにかく寒い。ホテルは遠くはないのだが、歩くのはやめて、目の前のバス停から無料の循環バスで帰路についた。
発車間際に乗り込んできたのは、姉妹のように見えたがたぶん母子だ。どうやら温泉帰りのようだった。そうか、バスで帰るのなら湯冷めの心配もなかったかもなぁ、まぁ夜の温泉はまた次回かな。ホテルの部屋の湯船はとても大きいから、そこで温泉みたいに足をのばしてのんびり浸かろう。
ちなみに、上のアルバムには昼間撮った写真を入れてある。ハルニレテラスから、渓流沿いの散策路を歩くとこのエリアに出る、そんな紹介みたいなアルバムかな。天気がよくて、桜が咲いてて、なかなか気持ちのいいところだ。

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