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2018年12月15日

5年ぶりの写真

その朝のことだ。5年ぶりに自分の写真を、まじまじと見た。気に入らない写真だったことを思い出した。5年前に撮影し、気に入らないのだが、5年間毎日肌身離さず持っていた写真、それは運転免許証だ(笑)。ほとんど使わないから、気になるほどではない。しばらく前に、眼科への通院のとき、健康保険証と間違えて、運転免許証を渡してしまい、えらく恥ずかしかったことはあるが、交通取締りにでも会わない限り、それを出すことはない。
免許更新を忘れていた。届いたハガキをポンと置いたまま、雑務に追われる毎日を過ごしていたからだ。もしかすると、これも加齢のひとつなのかもしれないな。あわてて日程を工面し、大嫌いな渋滞の道を走り、5年ぶりに免許センターへ向かった。

免許更新の手続きに興味を持って臨んだことはない。特に最後の教室講習の時間は、たとえ30分でも苦痛の時間なので、後ろの席でいつも本を読んでいた。なのに、今回は少し違った。受付ホールに展示されたハーレーの白バイにテンションが上がったからかもしれない。朝から嫌いな写真で下がった体温が急に上昇した(笑)。ひとつひとつに興味を持って臨むと、人間観察が鋭くなって、それはそれで面白くなる。入り口の若い職員のお兄ちゃんは、寝ぐせを直さないまま、一生懸命の笑顔で誘導していた。質問票を書いたり、暗証番号を設定したりするのだが、前回の記憶は全くない。交通安全協会への勧誘トークは、うむを言わさない完ぺきな内容で、NOと言わせないような迫力がある(笑)。受け取った名刺サイズの会員証はたぶん引き出しの中で眠る。いつもの通りだ。視力検査が終わり、いよいよ写真撮影となった。今回は、顔に少し力を入れて、口元に笑みを浮かべてみることにするかな、などと思っていたら、すぐに終了した。

おそらく初めて講習の話を真面目に聞いた(笑)。丁寧に、流れるように話すオジサンの話術は、たいしたものだ。ゴールド免許を持つ人の比率は、10数年前は2割だったが、最近は6割を超えているのだそうだ。だから管内だけでなく、日本中の交通事故は年々減少を続けているらしい。みんな安全運転に心がけているんだなあ、と感心していた(笑)。年齢的に考えれば、僕も高速道路で踏み込むのは注意しないとな。
さて、最後の最後に新しい免許証をもらった。写真を確認した。う~ん、次の5年も我慢の日々になりそうだ。撮影の時に顔に力を入れたのが、最大の失敗だったらしい。

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