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2019年01月25日

映画の時間「さんまはどこにいる」

何年かぶりで御経塚イオンのフードコートにいた。はなまるうどんとマックしか知らないので困ったが、これも何年かぶりで、はなまるうどんを食べた。みんなは〇亀製麺の方がいいというみたいだが、どっちもどっちだ(笑)。さっさと食べて、映画を観て、飛んで帰ってアジアカップのサウジ戦だ。しかし、うどん出汁は、相変わらず味が濃いので、映画を観ている最中も、観た後も、ずっと喉が渇いていて、帰宅したとたんにビールを一気飲みしてしまった。

平日のイオンシネマは、もちろんガラガラだ。自動販売機でチケットを買った。いつの間にか映画館はチケットの対面販売をやめてしまったんだなぁ。この「もぎり」のお兄ちゃんも、いずれいなくなって無人化するのかな、などと考えながら1番スクリーンを目指した。僕にとっての映画は、あくまで「娯楽」なので、問題作や難しいやつは苦手だ。だからスピーディーで楽しめるエンターテイメント作品ばかりということになる。映画を楽しむときくらい考え事をしたくはない(笑)。近日上映予定の映画の予告編の10分ほどの時間は、好きな時間なので少し楽しい。洋画も邦画も、ときにはアニメも、あれこれ目移りする。映画は好きなのだが、たくさんは見れない。話題の大作はないようなので、選ぶとすれば、次もまた原作を知っている作品になるのかな。

今夜の映画「Mスカレード・ホテル」も、H野圭吾作品が原作なのだが、人気作家ゆえに映画化に加速度がついていて、昨年だけで3本も封切りされたようだ。そのうち僕は、祈りの幕が〇〇と、ラプラスの〇〇の2作を観ている。原作の小説が映画化されるとき、少しだけ抵抗感を感じるときがある。特に主演のキャスティングに違和感を感じると、途端に興味が失せるわけだ。しかし何だかんだといっても観ることになる(笑)。最近は想像とは違っていても、なるほど、と納得することが多くなった。ちなみに、祈りの〇〇の加賀恭一郎はもはやA部寛しかイメージできない(笑)。さて今回のキャスティングと映画の内容の話だが、原作の顛末をすでに忘れてしまっている僕にとっては、なかなか楽しい作品だった。

小説は「文章」なので、読者が勝手にどんどん情景を想像していく。しかも、読む際に、異なる情景を、これか?あれか?と小出しにして楽しむ。一方、映画は唯一の情景しか描けない。だからどうしても小説の方が楽しみが広がる、これは仕方ないと思う。だからといって映画が劣る訳ではない。演技者の人格とか熱とか影をもっての表現は、文章にはない瞬時の魅力を発揮する。読者の想像できない世界を表現するのが、映画の特徴なんだと思う。その意味では映画の方が意外性が多い気がする。

このMスカレード・ホテルの話は、実はこの編集後記では2度目の登場になってしまった。前回は、直前に読んだ原作本に影響を受けた僕が、品川の某ホテルのBARで、利用客をあれこれ観察しながら、仮面の下を妄想していた話だった。僕は単純なので、小説を読むとホントに影響を受けやすい(笑)。
そういえば、この映画にA石家さんまが出演しているらしい。Sンタクで告知していたのだが、事実らしい。けっこう頑張って探していたのだが僕には見つけられなかった(笑)。そんな小さなネタも映画の楽しみにひとつだ。

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