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2017年07月09日

100+100+100=300 会場に来ない人の同窓会

同窓会やクラス会の準備を始めるとき、僕がいつも考える大事なことがひとつある。招待状の送付総数は、ざっと300人(脚注1)、出席の返信は100人、欠席の返信が100人、そして返信がないのが100人、概ねそんな数字になる。調べると過去も直近もほぼ同じ分布だ。出席できる人と出席できない人がいる。行きたい人がいて行きたくない人がいる。行きたい時があって行きたくない時がある。思い出そうとする人がいて忘れようとする人がいる。ヒトは皆なそれぞれの人生の中にいるのだから、当たり前の数字なのだと思う。準備する側は、来る人を楽しませようと考え、考え、必死に用意をするから、一人でも多くに人に来てもらいたいと考えるようになる。僕も準備する側にいるとそんな気になることがあった。しかしある時から、せめて僕だけは「出席しない人」に心を寄せて、いつも考えようと思うようになった。原点回帰というH田委員長のテーマに賛同して、もう一度300人の同期に手紙を書こうと思った。できれば「返信のない100人」に思いが届け、と念じていた。来たくない人も忘れたい人も、あの手紙を読んでくれていると思っている。僕は、公式ホームページを「会場に来ない人の同窓会」にできないかと思っている。来ない人にも手紙は届くのだからホームページを開くことがあると信じている。稚拙な文章で、一方通行の発信なのだが、読んでくれれば27期魂が届くと信じている。
(脚注1)27期卒業生は記録上364人いる。何度かの同窓会を経て名簿が更新され現在は322人に招待状を送付することができる。(物故者は14人、連絡先不明は28人)

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