やってきましたハンマーヘッド
冬の横浜散歩その2
旅立つ朝の金沢は雪もなくとてもいい天気だった。ベストシーズンの混雑が苦手な僕は、静かな冬の旅が案外好きだ。たま~に天候に恵まれるとツキが巡ってきたような気がして気分も良くなる。
魚津あたりで外を見た。明るいのだが一面が雪景色でちょっと驚いた。でも後ろにそびえる立山連峰がぐっと近く見えた。きっと空気が澄んでいるのかもしれない。そして大宮ではみごとに富士山が見えた。山には詳しくないが、間違いなく富士山だ(と思う)。ちょっと、はしゃいだ。
桜木町の駅に降りたのは昼頃だった。ほぼ10年ぶりの横浜だ。10年ひと昔というくらいだから街は変貌しているに違いない。横浜はどうだろうなぁ。
駅前から、あのロープウエイに初めて乗ってみた(エアキャビンという洒落た名前だ)。みなとみらいの汽車道(遊歩道)や運河の上をゆっくり空中散歩して、ワールドポーターズ辺りが終点だった。わずか数分で着いてしまう笑。
今日のホテルは海側の埠頭の突端にある。地図で言えば「横浜ハンマーヘッド」という施設に付随した新しいホテルだ。ここから楽しそうな遊歩道(まぁこれも空中の道かな)を歩いて向かうことにした。海にめがけて一直線だ。まだ足腰は元気かな、テンション上げていこう~ぜ笑。
施設名になっているハンマーヘッドというのは、そもそも港に設置された荷揚げ用の巨大なクレーンのことらしい。いわゆる歴史的産業遺構というやつだ。まぁカタチがハンマーのアタマに似ているってことかな。
この施設は、新港の客船ターミナル、ホテル、ショップ&レストランからなる複合施設だ。周囲は公園になっていて、ハンマーヘッド君が、一番海側にデ~ンと立っている。
さて、ホテルにトランクを預けて、とりあえず散歩開始だ。さっきのエアキャビンもそうだが、今回は周遊バス(小型のかわいいやつ)も乗ってみたい。つまり散歩の範囲を少し広げるつもりだ。
まずはホテルの下の施設の中をぶらぶら、そして外の公園をぶらぶらした。思ったより人は少なくて静かだし、海風が優しくてとても気持ちがいい。隣のマリンウオーク横浜(カッコいいモール)を抜けて、すぐそこの赤レンガ倉庫へと歩いた。
この時期はクリスマスマーケットで混雑する期間だ。メインは夜だと思っていたが、会場のゲートには昼から入場者が絶えない。
とりあえず何か食べようか、と中華街へ向かった。軽く飲茶ランチはどうかなぁ、などと思っていたのだが、ものすごい人出だった。さっきの赤レンガ倉庫もそうだったが、横浜中華街はやっぱり一大観光地なのだ。まぁ季節は関係ないってことかな。
家内のご希望の肉まんを買って店頭でがぶりと食べる。でもサイズが大きいから、中の餡まで届かない笑。次は胡麻団子か小籠包?、つまり食べ歩きだ。彼女は僕と違って混雑を前にするとテンションが上がり、ずんずん歩いていく。主婦の買い物は戦いなのかな?たぶん財布も軽くなるのだろうと思う笑。
▲散歩のアルバム7枚(タップして右へ)
珈琲が飲みたくなって赤レンガ倉庫に戻った。大好きなbills(ビルズ)がここにもあるからだ。せっかくのbillsだからと、リコッタチーズのパンケーキも注文してしまった。まぁ中途半端なランチの仕上げのデザートかな。
意外に歩いてしまったから、そろそろホテルに入ろう。荷物を預けるときにチラリと見ただけなのだが、スタッフたちの対応もインテリアも抜群だった。予想よりはるかにいいホテルかもしれない。
夜の散歩も考えて、ディナーの予約は早めにしてある。それまでに空腹になるとは思えないから、ちょっと運動が必要かな。帰路は大股&早足で歩こう。
横浜ハンマーヘッド www.hammerhead.co.jp