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2017年12月22日

青春のかけら「Hungry?」

ハウンドドッグの「ff(フォルテッシモ)」、ミスチルの「タガタメ」、宇多田ヒカルの「This Is Love」、MISIAの「Everything」、どれも名曲だ、これらは日清カップヌードルのCMソングとして起用されていた楽曲だ。極端に小さなミニ原始人がマンモスを追いかける「Hungry?」編はカンヌCMフェスティバルのグランプリを受賞した名作CMであり、覚えている人も多いと思う。そんなカップヌードルがこの世に登場したのは、ちょうど僕たちの高校入学の頃だと思う。当時はとても高価な「インスタントラーメン」だったため、高校生の身近にはなかったが、大学から社会人になるにしたがって、徹夜のときの友達であると同時に、TシャツやGパンと同じように身近なファッションにすらなっていった。今では世界80ヵ国、累計300億食を超えるビッグセールスを誇る日本のグローバル商品になった。こんなどうでもよい細かいことを書くきっかけは、横浜へ行った際に立ち寄った「カップヌードルミュージアム」という施設で衝撃を受けたからだ。〇〇博物館などという施設にロクなものはないのだが、ここは違った。総合プロデューサーに佐藤可士和を起用したと知り、その切り口や世界観、完成度の高さを納得した。徹マンしながら、シケモクと一緒にすすっていたカップヌードルなのだが、今現在も流行のど真ん中でいつまでも輝きつづける光景に触れて、育った時間を共有する僕にとって、なぜか自慢げな気分になったひと時だった。

ちなみに来年秋のMHK朝ドラの主人公モデルはカップヌードルの発明者「安藤百福(ももふく)」夫妻なのだそうだ。

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