噂の「ウラサン」が怪しい、でも面白い
通称ウラサン=お初天神裏参道
ぶらり大阪うめだ・冬の旅その2
ずいぶん若い頃だが(たぶん20代だと思う)、僕はお初天神の近くで働いたことがある。とはいえ新店オープンの、たった1~2日間のことで、もちろん当時の記憶は全くない。お初天神という場所やそこに神社があると昔から知っていたのは、そんな理由だ。
ウソみたいな話なのだが、映画国宝を見ていて、僕は再び「お初天神」を思い出すことになった。命を削るようにお初を演じる俊介と、徳兵衛役の喜久雄のあの辛い名場面からの連想ゲームだった。
そういえば、何年か前のB面の旅(京都大阪編)のときにも、関西の同級生たちと、よく似たハナシをしていた記憶も浮かんだ。たぶんその時に「噂の裏参道」を知ったのだと思う。
まぁ、こんな年齢の記憶だから、何がどうしてという論理は何もないのだが、今回の大阪うめだ散歩と、夕食の行き先を探すときに「お初天神裏参道」を検索したのは、そんな経緯だった。噂のウラサンが面白い、という記事にも惹かれてしまった。ちょっと怪しいのだが、それが面白そうだった。

予約時刻は17:00、選んであったのはウラサンの中のビストロだった。その店のメニューがとても面白くて、ピンときた僕は、どうしても食べたくなったからだ。まぁ結論からすると料理はアタリだった。こんな時の僕のカンはなかなか鋭い笑。
道が分からない僕たちは、阪急うめだ本店を目指した。ここは知っているし、ここからなら迷うことなく行けそうだった。とはいえ、大きな道ばかりだから、交差点に横断報道はなく、けっこうグルグル歩いてお初天神商店街を見つけた。
この商店街は飲食店が多いのが特徴なのかな。しかし宵の口のアーケード街はまだまだ静かだった。「裏参道」は商店街の途中にあったからすぐに見つかった。要するに脇道の横丁なのだ。
まずは、その先の露天神社(つゆのてんじんじゃ)へ向かった。あのお初天神だ。悲恋の物語の舞台のはずだが、今では「恋人の聖地」の看板やちょっとしたブースもあって、とてもカラフルな雰囲気に思えた。絵馬もハートマークだ笑。
さて、陽が落ちて一気に暗くなった。ウラサンの通り(要するに狭い横丁)には、寂れた赤ちょうちんが下がっていて、暗い路地に人影もまだらだった。怪しい雰囲気がびんびん伝わる。どうやら17時ジャストに、一斉オープンするようだ。
■商店街のアルバム6枚(タップして右へ)
ぶっきらぼうなビストロ
予約したビストロは、横丁の一番手前で、外の通路にテーブルがはみ出ていて、しかもビニールで囲った店だった。やっぱり、ここもちょっと怪しい。そして、カウンターに座った僕たちはしばし放置される笑。まぁなにかと接客はぶっきらぼうなのだ。
今年の納会だ~、などと理由をつけて生ビールとシャンパンで楽しく乾杯した。アミューズは、なんと小さなシュークリーム?。中にクリームはなく、チーズ味のシュー生地だった。案外楽しい付出しだ。
白いマカロンは、その名もフォアグラのマカロン。なるほど美味しいし面白い。黒い角棒に見えるのは、ポルチーニ茸のリゾットを揚げたもので、これにも驚かされた。食べるとちゃんとリゾットなのだ笑。面白いからワインもどんどん進んだ。
若ければこの横丁でのハシゴ酒が面白そうなのだが、もうお腹が一杯だ。ハシゴは断念して、早々にホテルに戻ることにした。やっぱりBARだ。いいホテルのBARにはそこだけの魅力がある。
そういえば僕たち夫婦は、いいホテルに泊まるとき、なぜか反動のように怪しい店に行ってみたくなる。今回の旅もまさにそれだった。まぁ僕のへそ曲がりは筋金入りってことかな。
■ビストロと横丁のアルバム6枚(タップして右へ)
ちなみに営業がスタートしても、この横丁はどの店も暗くて怪しい雰囲気なのは共通だ。面白そうだから後ろ髪をひかれる。どれかもう一軒くらい入っても良かったかな。
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