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2026年09月11日

どこかで見たような土曜の朝の光景

高円寺の商店街はやっぱり面白い
夏の中央線ぶらり旅その5
朝の散歩の途中で蚊に刺された。そうか東京都内にだって蚊はいるんだ笑。

ここは高円寺の氷川神社だ。高円寺駅前のロータリーからゆるい坂を下ったすぐそこにある。境内に入ると空気感が明らかに変わった。高円寺の鎮守さまなのかな、朝から普段着の参拝者が次々にやってくる。
あっちもこっちも商店街が隣接する高円寺にしては珍しいほど、木々に囲まれた静かな場所だった。緑が豊かだから蚊もいるってことだ。
ちなみに、この境内には日本唯一の「気象神社」もある。それなりの歴史があるようだが「気象予報士」の制度ができてから一気に有名な場所になったらしい。いまではその受験者が合格祈願に訪れる場所なのだそうだ。
朝ごはんはもう少し後にして高円寺の朝を楽しもうと思う。実は、昨日の夕方にも商店街を少し歩いたし、夜遅くには駅のガード下も少しぶらついた。昭和レトロも若者のサブカルも残っていて、朝夕晩のいろんな表情や歩く人の違いがとても面白かった。
▲▼高円寺での散歩のひととき(アルバム11枚➡)

いろいろあって高円寺にはしばしばやってくるのだが、高円寺にホテルをとるのは珍しい。だから「高円寺の朝」はあんまり知らない。だから「その光景」を目にしたとき、ちょっと驚いて、そして笑った。
それは、さっきの氷川神社から駅前ロータリーを抜けて反対側へ行こうとしたときだった。ロータリーにはその中央に小さな公園があって、ベンチや喫煙所が設けられている。こんな早朝にも人々がそこで様々に過ごしていた。
近づくと、そのベンチの前で若い男性が一人、ゴロリと寝ていた。ベンチの上ではなく地べただ。学生とかおっちゃんならともかく、ちゃんとしたビジネスマンの上下をしている。彼のビジネスバッグはベンチに倒れていて、チャックが開いたまま中身の一部が外にこぼれている。
これはヤバいかも、心配になった僕が近づくと、彼がちょっと動いた。よかったちゃんと生きている笑。昨日の終電に間に合わなかったのかな?、寝ている彼にとっては金曜の夜の余韻が、まだ続いているってことだ。ところで財布は無事なのかな?。
そういえば周囲にはそれなりに人がいるのだが、ほぼ放置状態だ。ちなみに横のベンチには子犬をつれた高齢女性が何事もなかったように座っていた。みんな、ごく自然なのだ。

さらに、向こうのベンチを囲んでいた若者たちが、今度は立ち上がって何やら唄を歌い始めた。隣のベンチの(たぶん酔っぱらいの)おっちゃん2人がその歌に手拍子を始める。もうこれはカオスだ笑。
高円寺と言えば阿波踊りだけど、みんなノリがいいのかもしれない。あとから聞いた話によれば、これが日常の(土曜日の)高円寺の朝の風景ということらしい。
呆気にとられる僕だったが、この光景にどこか見覚えがあった。そうか、何年か前に訪れた赤羽の駅前と瓜二つじゃん笑。違うとすれば、赤羽のロータリーにはパトカーが停まっていて注意喚起していたことかな。
ふたつの街のおかしな共通点に感動を覚えながら歩き始めた。するとやっぱり、ちゃんとパトカーが入ってきた笑。高円寺のロータリーはそんな感じなのだ。すごいな高円寺。

さて、僕はもはや爺さんだからこんなことばかりを書いているのだが、高円寺が今も昔も若い人たちに愛されている街なのは変わらない。もしかすると街の人たちも若者を大事にするのかもしれない。
ミュージシャンや役者や芸人の、その「卵」たちが夢をいだいて暮らす街のイメージかな。すでにビッグネームになった方々が、かつて暮らした街だと紹介している。
ガード下の一角や道路の脇で、ギターを片手に唄う若者たちがいつもいる。路上ライブというには人数が少ないが、昨夜も一人の女の子の歌にひかれて若者たちが集まっていた。頑張れ卵たち。

そんな高円寺にも、やはり再開発の波が来たらしい。そんな動きに商店街が強く反発しているのだそうだ。外野の僕には発言権はないのだが、高円寺らしさが残ることを祈るしかない。でもこの「らしさ」ってのが一番難しいのだろうと思う。

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