年末恒例の総集編「編集後記2018」
編集後記2018の編集後記
編集後記は、27期活動のこぼれ話や同世代の思い出、そして編集人の雑記録みたいなコンテンツにしている。今回はそんな編集後記の年末特集なのだが、読み返していて「う~ん」と唸った。なんの脈絡もない(笑)。それでもこれが、今年の最後の編集後記になってしまう。なにか申し訳ないような気もする(笑)。編集後記の振り返り、というより、2018年の公式ホームページ全体を振り返るつもりで、概ね3か月単位で、総集編をまとめていこうと思う。
2年続けたB面特別企画「合同クラス会」が終わり、いよいよA面2018の本番に向かって実行委員会メンバーが盛んに意見交換を始めていた。2017年の秋ごろから始まった討議は、A面当日のプログラムからテーマソングまで広範囲にわたっていた。年末にはクラス幹事会2018が発足し、新年1月を迎えて、いよいよ本格的な準備に入っていった。8月に向けて準備の役割分担や実行計画を練っていた。M岡くんK中くんも加わって、毎回けっこう白熱した討議になっていたと思う。個人的には1月は雪にやられて静かな毎日だったが、初めての利き酒会や、2月の東京企画の準備に必死な時期だった。常任幹事で事務局で編集長の、僕の2018年の同窓会の日々は、そんなスタートだった。
1月から3月にかけての記事タイトルは以下の通り。
●1月/喧喧囂囂、侃侃諤諤(けんけんごうごう、かんかんがくがく)/青春のかけら「学生街の喫茶店”27”」/インフルエンザの予防接種/青春のかけら「江夏の21球」/探偵ババー、の小話/青春のかけら「イーグルスとゴム飛行機」/年越し蕎麦は「温か冷か」どっち?/●2月/アナハイムからハリウッドへ/青春のかけら「木綿のハンカチーフ」/海の神と山の神のDNA/ます寿しの代償/BARの夜話「氷点下8℃のバーで飲むズブロッカ」/輸入車は故障してあたり前と言われる時代があった/飛ばねぇ豚は、ただの豚だ/東京企画のおまけ「35,844歩の東京散歩」/食いしん坊の胃袋「パン職人との勝負」/●3月/青春のかけら「和倉の先生の教え」/BARの夜話「品川のバーの母親と女の子」/青春のかけら「合格発表の善意」/ただ食べたくて「春を感じる味」/ネットでクルマを買う時代、の小話/青春のかけら「壊れたラーメン自販機」/ただ食べたくて「そうだ高山へ行こう」/
春になって徐々に忙しくなり始めた。個人的なことはともかく、A面準備では招待状の制作や、ホームページに時間が割かれた。実行委員会もホテル交渉、映像制作、音楽の準備と実務に追われていった。5月には招待状が送付され、クラス幹事会も召集され幹事さんのシゴトも一気にスタートした。いよいよギヤが入った時期だ。ホームページでは過去の総集編シリーズをスタートし、毎週週末にアップする原稿に悪戦苦闘の連続だった(笑)。そんなさなかの大人のドライブ高山編や、ワールドカップの話題は、気分転換になって、とても楽しい出来事だった。
4月から6月にかけての記事タイトルは以下の通り。
●4月/旅館の溜息「湯布院のクレソン」/青春のかけら「キラキラ」/ホテルの時間「都会の喧騒を離れた大人の隠れ家」/青春のかけら「クイズダービー」/●5月/遠い記憶「大乗寺山の竹スキー」/散歩の途中で「環水公園のスターたち」/日本一のケーキ屋さんには普段着で/ホテルの時間「都会の喧騒を離れた大人の隠れ家」/●6月青春のかけら「プロポーズ大作戦」/BARの夜話「天空のBAR」/今しか書けない「オシムの教え」/
夏を迎える頃には、実行委員会はA面準備に追われた。みんなのカラーが際立ち、準備はどんどん進んでいった。ホームページは、本番当日の予告編シリーズがスタートし、当日の内容を、何度も繰り返し、丁寧に掲載した。映像編集はピークタイムだった。そして8月11日、A面本番を迎えた。とても濃密な1日になった。そして直後から地獄の日々が続いた(笑)。脱力感のピークなのに総集編の制作に追われる毎日だったからだ。総集編には9月いっぱいを費やした。こんなに原稿にチカラが入ったことはない。一言一句に思いがこもった。
7月から9月にかけての記事タイトルは以下の通り。
●7月/散歩の途中で「水牛ユミコの花飾り」/小説の時間「メディカルエンターテイメント」/オタクの時間「庵野秀明」/酒のみの言い訳「血の色」/●8月/女子旅は楽しい「小さな旅の大きな思い出」/熱い一日 0811速報/次の再会は「スニーカーで軽井沢」/地酒の「師匠」の小話/●9月/散歩の途中で「ゴルフコースの中のコテージ」/旅館での溜息「静かな京都の静かな宿」/僕の同窓会はひとときの「非日常への旅」/ただ食べたくて「うどん談義」/舌の記憶「そそる道具箱」/
A面の熱い夏が終わった。B面企画もしばらくお休みなので、公式ホームページの内容は、ほとんど編集後記の記事ばかりとなった(笑)。だから記事の視点に注意して、身近な些細な出来事から非日常のことまで幅広く書こうと思っている。でも身近な出来事を原稿にするのは、とても難しい。ネタはそんなに多くないからだ。みんなと同じ年齢だが、一人の男の観察眼や表現力には限界がある、書いてもボツにすることが多くなった。面白くないからだ(笑)。たったひとつだけ自慢できることがあるとすれば、同窓会への執念みたいなものだろうか。それを支えに今日も頑張って書いている。冒頭で、編集後記の一部は雑記録と書いたが、実は書きながら、いつも「これは企画になるかもなぁ」などと考えている。いったん考え始めると、アイデアが広がって、実現可能な気がしてきて「うん、使えるかもな」と、無理に結論付けたりする(笑)。そんな同窓会への妄想は、これからも続けようと思う。
10月から12月にかけての記事タイトルは以下の通り。
●10月/青春のかけら「ホットサンド今昔」/ホテルの時間「ミレニアンズなホテル」/BARの夜話「平均年齢70歳超の空気感」/仕掛け人の頭の中「ばかげた企画」のお話/旅館での溜息「秋刀魚ごはんのおかわり」/青春のかけら「川が呼んでいる」/散歩の途中で「串カツLOVE」/●11月/ホテルの時間「グランピングが面白い・前編」/ホテルの時間「グランピングが面白い・後編」/舌の記憶「とんかつのワンダーランド」/おっさんTV「狂気の旅人」/ただ食べたくて「マック・ケンフラ・ミスド」/映画の余韻「魂を詰め込んだ28の名曲」/散歩の途中で「現金払いNGって?」/BARの夜話「石垣島の泡盛」/●12月/散歩の途中で「金沢のクラフトビール」/旅館での溜息「磨き上げて命を吹き込む」/おっさんTV「5tapはどこにある?」/舌の記憶「焼き貝が旨いヒミツ」/5年ぶりの写真/オトコのスーツは戦闘服だ(笑)/
2018年あとがき
もうすぐ2018年が終わる。年が明けると平成の時代も最後へのカウントダウンが始まる。今年1年間、ここまでお付き合いいただいた27期のみんなには感謝しかない。皆さん、ありがとう。最後に書きたいことがある。事前に決めたルールがあって、本編では書けないことがいくつかあるのだが、最後の今日だけ許してもらって、書いておきたい。
同窓会事務局の僕の手元には招待状の返信が集まる。欠席の場合は、マークだけではなくコメントも多く寄せられる。実は、その返信で同期のメンバーの訃報を知ることになる。今年もそんな知らせが何通か届いた。亡くなった同期の奥さんや娘さんからの返信だ。知らせに添えられた感謝の言葉を目にすると胸が潰れそうになる。そして12月のある日、ひとりの友の訃報を聞いた。ショックは長引いている。僕より付き合いが長くて深い仲間たちの落胆は計り知れない。微力な僕に出来ることは多くないが、仲間が集まるそんなときに、避けずに亡き友の話をしようと心がけている。先日、そんな機会があった。会話の中に出てくる彼は昔のままだ。彼の話をする限り、いまも一緒にいるように思う。冥福を祈ろう。
年末恒例の公式ホームページの総集編。ホームページの4つのコンテンツ「A面ニュース」「B面ニュース」「食う見る遊ぶ」「編集後記」それぞれの総集編を、先週と今週にわたってお届けしています。