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2021年09月03日

ただ食べたくて「地下街を思い出した」

さっき注文したのは、ユキ風ハントンライス(ハントンベーキライス)と、野菜玉子スパ&金沢ブラックカレーのハーフ&ハーフにトッピングハンバーグが付いたやつだ(笑)。とりあえずメニュー名を書いてみたが、読み手にとっては、もちろん分かったような分からないような感じだと思う。
とにかく、これでもか、というほどたくさんのメニューがあって、しかもどれも似ていて、商品名を読んでもよく分からない(笑)。実際には、どれも写真があるので、なんとか選ぶことができた。キッチ〇ユキのメニューって、こんなに面倒くさかったっけ?。
最初に出てきたのは、セットのサラダ?だ。とは言っても、山盛りの千切りキャベツにトマトがひと切れとコーンが数粒乗ったやつだ。まぁ昔のサラダはこんな感じだ。テーブルセットのドレッシングを好きにかければいいようだ。そして、商品が出てくるまでのあいだ、もう一度ゆっくりメニューブックを眺めることにした。「ベーキライス」とか「オールスター」とか独特の文字を見つけながら、遠い昔のことを思い出していた。

高校時代のことだったと思う。当時、キッチ〇ユキは金沢都ホテルの地下街にあった。たしか、そこが創業の地だと聞いたことがある。僕はバス通学していたから香林坊や片町経由で自宅に戻っていた。だから、金沢駅前というエリアには馴染みは薄いし、出没していた記憶もほとんどない。
でもなぜか、キッチ〇ユキの「ベーキライス」をよく覚えている。特にとんかつベーキ?が好きだった気がする。まぁ焼きめしやピラフに似たものだが、なぜかハム?(もしかすると焼豚?)がたっぷり入った黒い炒めごはんだ。それに「トッピング」を乗せるのがお決まりだったと思う。当時の〇〇カレーの店と同じように、ハンバーグ、カツ、ウインナーなどがあったはずで、それを全部乗せるのが「オールスター」だ。
地下街(地下1階)は、たしか金沢駅から続いていて、さらに長い階段で地下2階へ降りるような、まるで迷路のような場所だった気がする。その階段は一種の吹き抜けになっていたと思う。ロキシー?だったかな、そこの映画館に行っていたのかもしれない。そんな景色の記憶と同時に「臭いの記憶」も思い出した。キッチ〇ユキで食べると、身体中に「キッチ〇ユキの臭い」が染みつくことだ(笑)。ダクトの性能が悪かったのかなぁ。

この日訪れたのは松任店だ。どうやら松任本店というらしい。実に30年ぶりの来店だった。大昔のドライブインみたいな外観は今も健在なのだが、この日は工事用のネットで覆われていた。改装中かな?、どうやら「看板」も一新したらしく、キャラクターまで入っている。ピロティー(1階が駐車場で2階が客席)の階段を登ったあたりのショーケースの中のサンプルは、全て新品に入れ替わっていた。場末の洋食屋にありそうな、あの「色あせたロウ細工」はもうない。
でも、あいかわらず不愛想に迎えられるのも、二人掛けのテーブルが、とても狭くて窮屈なのも、昔とおんなじだ。ピーマンとハムが大盛で入った野菜玉子スパ、肉汁のないハンバーグ、カレーの横のキャベツや福神漬け、どれも懐かしい味だ。ハントンライスをここで食べた記憶はないのだが、あの白身フライは当時のままで、美味しいわけではないのだが、まぁ青春の味というところかな(笑)。
帰りの車の中で、全身に「キッチ〇ユキの臭い」が染みついていることに気づいた。今も昔も、臭いの土産ってのは、勘弁してもらいたい気がするけどなぁ。

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