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2021年11月05日

いまどきの映画館で

もしかすると最近はもう、映画館とは呼ばないのかもしれない。シネコンで観るってのが一般的だから、シネコンへ行ってきた、と言うべきなのかな。まぁどうでもいい話だ、映画を観に行ったのは変わらない。
そのシネコンが凄いことになっている。今年の夏にオープンした大型モールに併設するシネコンのハナシだ。グランシアター?、ウルティラ?、ホライズンなんとか?、ドルビーアトモス?、そんな横文字やカタカナを並べられてもお手上げだ。とにかく、最新の映像音響システムが導入されているらしい。何番スクリーンには何々の装備が・・・、と言われても、昭和のおじさんには分からないから、ありがたみもない(笑)。
とはいえ、最新型だから独特の換気システムだとか、様々なコロナ対策も徹底していて、安心感があるのは間違いない。

分からないことだらけなのは間違いないが、唯一分かったのは「シート」のことだ。このシネコンには、ほぼ全部のスクリーンに3種類のシートが装備され、選ぶことができる。というより選ばないと席が決められない(笑)。
通常のシートとは別に「アップグレードシート」と「コンフォートシート」ってやつがあるのだ。アップグレードシートは1.5倍の広さで、木目パーテションで仕切られた豪華な個室みたいなやつだ。たしかに広くて快適そうだ。コンフォートシートは、足を延ばしたまま寝っ転がって観るような長いシートだ。まぁ僕の場合は、本気で寝てしまう可能性があるから選ぶことはない(笑)。
結局、通常シートを選んだ。そもそもコロナ対策が徹底されているので、左右のパーテションがあるし、座席はひとつおきににしか座れない。座ると左右の席が空いているので、窮屈な感じは全くない。足元の広さも昔に比べれば格段にあるので、前の席を蹴る、なんてこともできない。背もたれも適度な角度に倒れていて、僕のような行儀の悪い客は、リンボーダンスのようにズルズル前へ進んでしまう感じだ(笑)。

さて、ここの夏のオープン以来、すでに3本の映画を観た。初めてこのシネコンを使ったときに快適だったから、観たい映画があると、抵抗感なく来れるようになったからだ。
1本目は、あの「Mスカレードナイト」だった。原作を読んだのはもう何年も前だから犯人の記憶もなくて、ちょうどよかった気がする(笑)。2本目は、Nータイム・トゥ・ダイ、つまり「007」。そして1週間後に3本目の「Mえよ剣」を観た。
007シリーズは、かつてワクワクしながら観たものだが、最近は妙にリアリティー重視路線なので、当初はさほどそそられなかった。でも今回は、あのスクリーンで観る予告編にやられたのだ。刺さるセリフや、迫力のカーチェイスシーンにほだされた結果、ここで観ることになった(笑)。
そしてO田准一くんの土方歳三だ。原作を最近読んだ僕は、当たり前のように観たくてしょうがないのだが、戦争映画が苦手な家内は実に素っ気ない。なので結局、一人で観ることになった。あくまで個人的な意見だが、原作の世界観と、今回の映画のそれは異なっていて、登場人物のキャラクターが薄くなってしまった気がする。原作を知らない人の方が楽しめるのかもしれない。2時間のエンターテイメントにするのは大変なのだと思う。

さて、この日も、いくつかの予告編や広告にやられてしまった。あの人気ドラマの劇場版も面白そうだし、A野秀明監督によるシン・ウルトラマンも特報を披露していた。ミーハーな僕は、イオンシネマの作戦にハマって、しばらく通うことになるのかもしれない。
ちなみに、このウルトラマンの胸には、あのカラータイマーがない。まぁA野秀明オタクの視点だけどね(笑)。

仮面のこれ masquerade-night.jp
最後のボンドのこれ www.007.com/no-time-to-die-jp/
新選組のこれ moeyoken-movie.com

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