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2026年06月13日

広島はとても懐の深い街

春の瀬戸内ぶらり旅2026その7
直行フェリーで市街地へ
初めての宮島は(ほぼ厳島神社だけだけど)あんがい楽しかった。想像よりはるかに観光客(それも欧米の人たち)が多くて驚いたが、迎える側の姿勢や仕組みが素晴らしいのだと思う。
さて、帰り道は別のルートを選んだ。広島への直行フェリーだ。ここ宮島から広島中心街の「もとやす桟橋」ってところまで一気に連れていってくれるらしい。ということは広島湾から川に入っていくのかなぁ、楽しみだった。
のんびり歩いて宮島桟橋に向かった。広島行きの小さな桟橋(3号桟橋)はさらに先にあった。船を待ってる人も少ない。そして到着した船も意外に小さい。というよりめちゃ平べったい笑。後から知ることだが、河川に入っていくということは橋をくぐる訳で、船高は低くなければならないのだ。

やってきた船から観光客が降りてくる。小さな船だから人の乗り降りでけっこう上下に揺れる。だから若い女の子が船の上下を押さえるように、船のへりに片足を乗せ、強く踏んだりしながら揺れを抑えていた。スタッフの大事な仕事なのだろう。
いざ出航時刻になるとさっきの彼女が操舵室に入っていった。なんと彼女が船の総舵手なのだ。サングラスがかなかなカッコいい笑。
往路の大きめのフェリーとは違って、けっこうな速度で広島湾を走っていく。小さいけれど速くて揺れないってことらしい。もちろん河川に入ると速度が落ちる。そして橋をくぐるときはさらに減速だ。すれすれだから、ちょっと緊張したりする。

到着した「もとやす桟橋」は平和記念公園の対岸にあった。ターミナルではないから建物もないのだが、整備された護岸には緑の木々やパラソルが並んでいた。そこに座っているのは欧米の人たちばかりだから、まるで海外のカフェのような雰囲気だった。
時間はあまりないのだが、初めてだから少し歩こうと思っていた。普通の観光客ならまず原爆ドームへ向かうのだろうが、僕はちょっと躊躇してしまった。さっきまでの気楽なノリの観光気分のままではダメな気がしたのだと思う。
だからいったん桟橋横の橋を渡って緑豊かな公園へと向かった。まぁ気持ちを整えたかったのかな。とはいえここは平和記念公園だから、鎮魂のためのオブジェや案内板を見るたび、どんどん無口になってしまう笑。
そして今度は平和記念公園から相生橋(あいおいばし)を渡って原爆ドームへ向かった(ひと回りした感じかな)。この橋は特殊な形をしていて原爆投下の目印になったと言われているらしい。
そんな説明文が書かれた記念碑を読み、そこから原爆ドームをしばらく眺めていた。そして正面に進んで原爆ドームを見上げた。まぁ、言葉が出ないのだが、原爆ドームの真上の空がなぜか曇り空に変わったように見えた。
▲▼原爆ドーム周辺のアルバム8枚

いまはきれいに整備された相生橋のあたりに、ちょうど広電(路面電車)の電停があった。そこから乗ってホテル(広島駅)へ戻ろうと思う。きのうの夜、ぷらぷら遊んだ繁華街「八丁堀」はすぐ先だ。
そういえば電停の横を「紫色」のユニホームを着た人たちが歩いて行く。サンフレッチェ広島のユニホームだ。どうやら川沿いにホームスタジオがあり、そこで試合が行われるようだ。きっと大声援に包まれるのだと思う。
そんな、広島の人たちが元気に楽しく集まり遊ぶエリアのすぐ近くに、この原爆ドームがあることになる。実に多彩な顔を持っているということかな。地方の小さな街も個性的だった。つまりとても懐が深い街ばかりなんだと思う。

昨晩泊まった駅前のホテルに(トランクを取りに)戻ってきた。広いロビーの奥にはちょっとクラシックなカフェラウンジがあるから、しばし休憩だ。
ここは、およそ40年前に広島駅に併設して造られたホテルらしい。クラシックと感じたのはそんなことだ。そして昨年(2025年)に開業した新しい駅ビル「ミナモア」には、姉妹ホテルがオープンした。だから現在は姉妹揃って営業している。
もはや老夫婦を自認する僕たちだが、スマホを開いて歩数アプリや撮った写真を眺めながら、けっこうアチコチ歩いたんだ~と驚いていた。
さぁ、これで春の瀬戸内ぶらり旅は終了だ。ここから新幹線ホームへ向かうのだが、どうやら最後のショッピングタイムが始まるらしい笑。新しい駅ビルは実に楽しそうなのだ。え~、まだ買うの?とジジイは小声で呟いていた。まぁ毎度のことだけど。

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