深夜TV「巣鴨のよっちゃん」
巣鴨には妖精がいる、その名は「よっちゃん」という。妖精は人間世界のものではないから、年齢とか性別とかは関係ないのだろうが、見た目は、おそらく70代、性別は男性だ。なぜ妖精がそんな姿に変身しているのか、理由は分からない。初めて「よっちゃん」をテレビで見た時、とても驚いた。すっぴんの顔に、油性ペンで「まつげ」と「まゆげ」そして「ひげ」を書き込み、かわいい帽子をかぶって、鼻の穴にティッシュを詰めて登場した。司会のマツコ・デラックスが食いつくほどの濃いキャラだった。
この番組は日テレ系の深夜のトークバラエティーだ。様々なテーマで街頭インタビューを繰り返し、素人を徹底的に「いじる」ことで「毒をまき散らす」番組なのだが、どこでこんなキャラクターを見つけてくるんだ、と驚くほどの名物素人が、準レギュラーのように、繰り返し放送される。株主優待だけで生きていく桐谷さん、千葉の宇宙人ジャガーさん、活舌の悪いフェフ姉さん、ざ行を話すと、だ行になってしまう和歌山のお母さん・・・・いずれも妖精よっちゃん同様、とにかく濃いキャラクターばかりだ(笑)。
U働由美子アナがNHKを辞め、日テレのニュース番組のMCを務めた初日、彼女がこの番組に生放送で出演した。NHKではNGワードでも、平気で使われる民放に、いやこの番組に、とても驚いていた。MCのマツコは、NHKを社会主義に例えて「あんたは資本主義の人なの 社会主義から資本主義に亡命したの 」という言葉を贈っていた(笑)。U働アナが早く民放の毒に慣れることを祈っている。
27期のN川君は、巣鴨で単身赴任生活を送っているらしい。一日も早く、よっちゃんに出会って、写メを撮ってもらいたい。まぁ僕は僕で、一度巣鴨に行って、よっちゃんの実物を見てみたいと思っているんだけどね。