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2019年08月30日

季節の便り

まだ初夏の日差しがやさしいある日、暑中見舞いのハガキが届いた。京都の、とある日本旅館から、今年も届いた暑中見舞いだった。祇園祭のイラストや、夏から秋にかけての「京の行事・宿の行事」などが、丁寧に記載されている。七夕の節会、千日詣り、五山の送り火、鞍馬の火祭、洛中洛外の紅葉狩り・・・と文字を追いかけていくと、京都の季節の移ろいがイメージされて、ほ~っと感心していた。「お近い御来館お待ち申し上げております」というお誘いに、そうそう簡単に乗れるわけではないのだが、こんな純日本風の古風な便りには心が洗われる気がする。

たしかに昔は、こんな旅先の宿からのハガキをしばしば受け取っていたように思うが、最近では、すっかり見なくなってしまった。最近受け取るのは、もっぱらWebメールばかりだ。季節の便りもスタイルが変わったということだろう。とはいえ、そんなホテルや宿からのダイレクトメールの水準は高くて、ついついサイトに引き込まれ、イベントの情報や宿泊プランの提案を観てしまうことになる。すると前回の記憶が想起され、今度また使ってみようか、などと空室状況を調べたりする(笑)。敵は上手だよなぁ、といつも感心している。

季節の便りは通販でも活躍している。今日は、お気に入りのクラフトビールが届いた。毎月待ちわびるほど好きになったビールだ。このビールは、あるホテルに泊まった時に客室の冷蔵庫の中にあって、飲んではまったのがきっかけだ。実はそのホテルの系列のブリュワリーの商品だった。このホテルの商魂はすごいな(笑)。当時は小さなブリュワリーだったが、今では結構メジャーになって、ときおり近所でも見かけるようになった。いつでも買えるのに、いまだにケース買いするのは、同封されている「季節の便り」にメンバー限定のグッズや新メニュー情報があるからだ(笑)。毎年一度、このビールのファンイベントが信州で開かれている。「超宴」と名付けた屋外イベントで、当初は40人の規模で始まり、いまでは5000人が集まる大イベントに成長したらしい。一度は参加してみたい。ビールを片手に季節の便りを読みながら、そんなことを考えている。

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