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2019年09月13日

夏の残骸

夏を迎えると、少しテンションが上がって、あれこれ「買い出し」を始める。日ごろは空っぽの冷蔵庫や食品棚、そして物置が、どれも満タンになる。ホームセンターへは行くべきじゃないのに、うっかり行ってしまうと、キャンプ用品売り場に吸い寄せられる。そういえば炭がなくなっていたなぁ、とか、焼き網はあったかなぁ、とか、在庫も確認していないまま、その場で「えい」と買ってしまう。
さらに大敵なのは最近のスーパーだ。奥さま旦那さま、夏になると、あんなこともこんなこともあるから、これを買ったらどう?、というような陳列品にほだされて、ばかな旦那は、あれもこれもカゴに入れてしまう。たしかに夏は、何かと行事も増えて来客が多くなるので、そんなシーンや孫の顔が頭に浮かび、再び「えい」と買うことになる。そうすると、さらにエスカレートして「やまや」へ向い、ワインとかスパークリングとかクラフトビールとか、ついには缶詰まで買う始末だ(笑)。そして無駄な残骸が残ることになる(笑)。

夏が終わるころ、毎年風邪をこじらせる。今年の気管支炎は、少し長引いていて、テンションが下がる。カラダに疲れの残骸が残っている証拠だ。たくさんの薬を目に前にすると、夏が終わったと実感する。だから同時に、たくさんの無駄な夏の残骸を前にして、反省会が始まる。これも毎度のことだ。
今年は特にお中元や、手土産にもらったお菓子の残骸が多いので、リバウンドを気にしながら、順に食べつづけて始末していくしかない。だから来客には、帰るときに、ここぞとばかりに紙袋を押し付ける。中身はその残骸だ(笑)。

深刻なのは冷凍品だ。溶けるから手土産にするわけにもいかない。白くまとか、タピオカ入りの栗マンとか、冷凍なのに生どら焼きと書いてあるやつとかが残っていて、冷凍庫はパンパンのままだ。
さらに問題児は、開封してしまった残骸だ。今、目の前にマシュマロの袋がある。一粒のサイズがバカでかいアメリカ製でMEGAと書いてある。バーベキューにぴったりだ、と買ったやつだが、使ったのは一個だけだ(笑)。さて、どーするかなぁ。

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