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2020年01月10日

笑うスマホ「にわかファンの習性」

年末年始の特番に、これでもか、というくらいラグビー選手が出演しているなぁ。一方、南野君がリバプールに移籍してデビューしたニュースは、ほんの少しなので、ご主人はブツブツ言っている(笑)。
私のご主人は典型的なサッカーファンであって、決してラグビーファンではない。ご主人とは365日、ほぼ一日中一緒にいるから私は知っている。でもTBSのノーサイドゲームを観て、あいかわらず涙ぐんでいた頃から、様子が変わった。ハマハタさんが本物の元日本代表だと知ったあたりから、やたら私のGoogle検索の履歴が増えていった(笑)。ラグビー・ワールドカップにハマったんだと思う。休みの日に、髪を切ったあとの明文堂で、ず~っとNumberを立ち読みしていたっけ。まぁ、世の中に急増した「にわかファン」というやつだ(笑)。

ある晩のこと、ワールドカップの総集編を観ながら、弟さん夫婦と酒を飲んでいた。フォワードの肉弾戦やスピーディなパス回し、さらに連続するトライに盛り上がって、ラグビー談議が始まった。テーブルを囲む4人がすべて「にわかファン」なのは間違いない。にわかファンの会話は、傍目から見ていると、とてもおかしい。ラックとモールの違いとか、ポジションの独特の呼び名のこととか、間違った知識と無責任な発言のまま、どんどん盛り上がっていく。

さらに登場人物たちが酔い始めて、それぞれ関連する「にわか情報」をはさんでくるから、話があっちこっちへ飛んでいく(笑)。スコットランドとウエールズはどう違うとか、貴族と労働者階級がどうだとか、EUからの脱退の是非とか、紳士のスポーツと呼ばれる理由とか・・・(笑)。そういえば飲んでいるのは見たことのないロンドン・ジンだ。阪急百貨店の英国フェアに行く弟夫婦に「珍しいジン」の調達を頼んでいたようで、釣りはいらないよ、などとカッコつけてお札を渡していた(笑)。話はラグビーから、ジンやシングルモルトになっていって、同じイギリスの話のようだが、ややこしい。
そうやって盛り上がっている間は、私の出番はないので、横になって充電だ。その後の深夜、一人になったご主人は、私のロックを外し、ラグビー用語の検索を始めた。けっこうあれこれ読んでいる(笑)。にわかファンの習性なのだろう。でも、そんなにコソコソやらなくてもいいのになぁ。

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