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2020年02月07日

散歩の途中で「整理券が必要なスタバ」

久しぶりに中目黒にやってきた。もしかすると27期のみんなで代官山に向かったとき以来かもしれない。そう思いながら目黒川に沿って目的地の「スタバ」まで歩いて向かうことにした。そういえば、あのときも冬だった。こんな寒い日に桜のシーズン(目黒川は桜の名所だ)をイメージしながら歩くのは、少し無理があるよなぁ。
今の時刻は、大晦日の朝の9時過ぎだ。当たり前だが誰も歩いていない(笑)。川沿いを少し進むと店頭に花輪が並んだ新築の店があった。なんと「インデアンカレー」だ。あの馴染みのロゴマークなので驚いた。花輪にはほとんど芸能人の名前が入っていて、東京らしくもあるのだろうが不自然な気もした(笑)。

中目黒駅から歩くこと15分、ようやく目的地に着いた。ここは「スタバ」のなかでも特別な店だ。正式な名前は「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」という。どうやら「スタバ」だけれど「リザーブ」系の「ロースタリー」ということらしい(笑)。スタバは世界の90か国に2万店あって、日本には1,500店ほどあるそうだ。「リザーブ」は、日本に60店くらいしかなくて、「ロースタリー」はこの店1店しかない。リザーブは高品質の豆とそのスペシャル珈琲が飲める限定の店のことで、ロースタリーは直訳すれば「焙煎工場」ということかな。
そんなテキトーな解説をするとディープなスタバファンは、きっと怒ることだろう。しかしだ。あまり詳しい情報を知らない僕にとっても、この店が特殊で、ファンにとっては特別で、ものすごい店で、だから猛烈な繁盛店だ、ということは分かる。行ってみて本当に驚いた。だから焙煎施設があって、スペシャル珈琲が飲める限られたスタバであるだけでなく、スタバの世界観や未来観が表現されていて、独自のライフスタイルを発信していて、ファンの聖地のような位置づけなのかもしれない(ややこしい)。4階建ての建物のなかに驚きの仕掛けが詰め込まれていた。

この日の開店時刻は10時だったらしい。ちょうどでラッキーだと思ったが、すでに店頭には50人ほどの列が付いている。外のスタッフに整理券を取るように促される。この列のヒトはすでに整理券を持っているらしい(笑)。店から100mほど離れた別の建物で整理券を発行していた。どうやら整理券の発行と、ウエイティング専用の建物らしい(笑)。ここにも50人くらい並んでいる。
大きなディスプレイには整理番号000までの方を案内中、と表示される。おいおい、大晦日なのに朝から待つのかい、と素人の僕は舌を巻いていた。そして整理券を手にしながら入店できない人が、どんどん増えていく(笑)。仕方がないからスマホで公式サイトなどを開き、待ち時間の間に少しだけ予習することにした。4階建ての各フロアごとに独特の商品を売っているようだ。どのフロアも楽しそうだ。こうして待つこと1時間、ようやく入店にこぎつけた。しかし予習は足りなかったようだ。ホントなら先に座るテーブルを確保すべきなのだろう。そんなことに気づかず、1階から順に子供のようにはしゃいで、ぐるりと観察しながらフロアを上がっていった(笑)。

1階の右手にはオリジナルグッズや焙煎したコーヒーを直売している。左手にはカウンターとテーブル席。カウンターでは様々な方法で珈琲を抽出している。ここは専門的な珈琲を楽しむ、いわゆる「リザーブ」のフロアだ。そして中央には巨大な「焙煎の窯」があって、ちょうどローストしたての熱々のコーヒー豆を、ガバ~っと広げていた。そして見上げると、4階まで吹き抜けになっていて、そこに巨大な銅板の塔が立っている。4階まで突っ切るこの塔は、焙煎した豆の巨大な貯蔵庫らしい。
左手奥の階段の下に、目当てのイタリアンベーカリー「プリンチ」がある。横のキッチンで作られたパンが焼きたてでショーケースに並ぶ。予習によれば、時間帯ごとに並ぶ商品が違うらしい。階段から見下ろすと全体が見える(笑)。このために朝食を抜いてやってきた僕たちは、あれやこれやと物色していた(笑)。

2階は紅茶のフロアだった。スタバなのに紅茶の専門店だ。ホットもコールドもオリジナリティーが高い商品を売っている。ショーケースのタルトが旨そうだ。さらに階段を上った3階は、なんとBARだった。つまりアルコールを売っている。どうやらスタバが提案するカクテルやモクテル(ノンアル)らしい。朝からアルコールには抵抗があるが、夜に来てみたい気がしてきた。
この3階にはテラス席がある。大晦日とはいえ天気も良くて気持ちよさそうだ。意外なことにグループで座る人たちもたくさんいた。広いテラスに空席を探したが見当たらない。このタイミングで、ようやく気づいた。自分たちが座る席がない(悲)。

あわてて4階まであがった。外には同じようにテラスがあるが、ここも満席だ。仕方なく通路脇の小さな2人架けのテーブルを見つけて確保した。どうやら荷物を置いてキープするのがルールらしい。貴重品は置けないからダウンを脱いで目印にした。さっそく食べ物と珈琲を買わなくては(笑)。
1階のベーカリーでは、さっき物色したばかり商品は、すでに売り切れで、違うものが並んでいる。4種類から選ぶサラダとフォカッチャのセット、そしてキノコたっぷりのピッツァ、おまけのコルネ(クロワッサン)を買うことにした。席に戻るとき、運よくテラス席が空いたので、もちろんダッシュで確保した(笑)。
機械のトラブル?で珈琲は30分待たされたのだが、おすすめの「パンテオンブレンド」というやつは絶品だった。香り高く、バランスも味わいも最高だ。だからこの豆を買って自宅で楽しむことにした。グッズ売り場は楽しくて、どさくさ紛れにマグカップやトートバッグもゲットした。限定品には弱い(笑)。何から何まで驚きと刺激で、一回だけでは消化不良になりそうだ。でもまた来たいと思わせる、そんな不思議な体験だった。

帰り道も、再び15分歩いて中目黒駅に戻った。帰りは目黒川の裏道ではなく、にぎやかな山手通りを歩くことにした。歩道整備のためか道は工事中で、営業している店は少ない(笑)。でも遠いよ。最寄りの駅から往復30分もかかる。まぁ、聖地というのは、どこも「へんぴな場所」にあるものだな。
このスタバ starbucks.co.jp/roastery/

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