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2020年06月26日

ただ食べたくて「今どきのチーズケーキ」

日本人は、どうしてチーズケーキが好きなんだろう。不思議な気もするが、そういう僕も、昔からのファンの一人だ(笑)。この日も金沢駅前まで美味しい「チーズタルト」を買いに向かった。
ずいぶん昔の話だが、僕にとって、チーズケーキは「ぜいたくなもの」だったと思う。初めて食べたのはいつ頃なのかは思い出せないが、ボンビー大家族だった我が家が買うはずもないので、きっと喫茶店に行くようになった頃からなのかもしれない。まぁ、当時はチーズケーキどころか「チーズ」そのものが贅沢だった気もする。その昔のわが家の冷蔵庫の隅には、食べかけのチーズが紙箱に入ったまま入っていた。親父が安物のウイスキーと一緒に食べるのだが、もったいなくて一度に食べれないから、冷蔵庫に長く放置され、チーズの切り口はいつもカピカピに乾燥していたように思う(笑)。乾燥したチーズしか知らない僕には、チーズケーキは外国へのあこがれだったかもしれない。
一方、当時の喫茶店は、僕のような若造が、いきがって珈琲を飲むところだったので、ケーキのようなサイドメニューを食べるのは、よほどのことだった気もする。僕にとってのチーズケーキは、ケーキショップのそれではなく、喫茶店の贅沢なメニューだったのだ。当時、インテリアなんかが洒落ていて、美人ママがいる喫茶店は、ドライフラワーが飾ってあって、変わったデザインのカップ(たぶん高級品)を使っていて、ママが作った自家製レアチーズケーキがあって、それがセレブで、おしゃれに見えたような気がする。

乱暴に言えば、日本のチーズケーキには三つのタイプがあるのだそうだ。ベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキ、チーズスフレの3つだ。ベイクドは世界中にあり、レアは日本で発展したし、チーズスフレは今でも日本独特の商品らしい。最近話題の「バスクチーズケーキ」は、ベイクドの一種で、ニュース性があって、確かに美味しい。とはいえ、バスク地方特有のスイーツ、という訳ではないようだ。現地の、あるレストランが秘伝のレシピを公開していて、それに目を付けた日本のショップ(白金の某)が「バスクチーズケーキ」と名付けて発売し、大人気になった。さらに某コンビニが「バスチー」というオリジナルスイーツとして大ヒットさせ、他社が追随しブームになっていった。そんな順番だと思う。勤勉な日本人ならではのヒット戦略だな(笑)。まぁ、そんな話はともかく、たしかにコンビニのチーズ系スイーツは、どれも、とにかく旨いと思う。いつも脱帽する。

この日、僕は金沢駅前の商業施設に出店した「Bイク」という専門店でチーズタルトを買った。以前に食べておいしかったので、今日は6個入りだ(笑)。専門店とは言っても、売っているのは2種類だけで、定番のチーズタルトと季節商品の「あまおうのチーズタルト」だった。特に定番のチーズタルトは秀逸だ。サクサクのタルト生地は絶品だし、中のチーズクリームは抜群に旨い。甘すぎないのがとてもいい。さらに珍しくソフトクリームも売っていたので食べてみた。なんとチーズ味だ(笑)、考えてみれば当たり前だが、これは美味しい。
初めてこの専門店を知ったのは丸の内の地下街だった。通路に面したカッコいい内装で、焼き立てのチーズタルトだけが、ずら~っと並んでいて、とてもそそられた。ヒットの予感を感じた店だったので、何となく身びいきがおこっている(笑)。
ちなみに、この日の店頭にオリジナルのレシピブックが置いてあった。定番のチーズタルトを冷やしたり、再加熱したり、上に自由にトッピングして楽しむ「自宅アレンジ」の提案だった。買って食べるだけでなく、自宅で自由にカスタマイズできるアイデアは、ファンにとっては嬉しいことだろう。僕も密かにやってみようかな(笑)。

Bイク cheesetart.com

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