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2020年12月18日

年末年始のパンフレット

今年の「年越し旅」は、あきらめることにしていた。ここ何年かの恒例になった「お楽しみ」だったのだが、まぁ仕方ない。忙しい1年の終わりに、今年も旅先でゆっくりする願望は強いが、現地の混雑や、遠方への移動の際のリアリティーに、やはり躊躇したからだ。
10月くらいだったろうか、いったん、その気になって、ダメモトで探してみたのだが、目当てのホテルや宿は、すでにどこも一杯だった。普段なら半年前の予約が必須だから、取れるはずもない。おそらく今年はキャンセル待ちも無理だろう。第3波が云々されても、日本中どこであろうが、GoToトラベルの波及効果は計り知れない。キャンセルがあっても、すぐ埋まるはずだ、そう思っていた。
ところが、事態は予想を超えた。もしかしたらと思っていたが、やはり直前にGoToトラベルが中止になった。しかも全国統一だ。どっちみちダメだったのかもなぁ。

久しぶりに、わが家で過ごすことに不満はない。それならそれで、楽しい年越しを考えるだけだ。いつもなら、そんな旅をひかえて、年寄り二人で質素に過ごす年末なのだが、今年はちょっとしたプチ贅沢でも考えようか。そもそも普段なら、クリスマスに出かけることはない。曜日が合えば8番ラーメンや秋吉で過ごした年もあるけど・・・(笑)。年越しに家にいないのだから、蕎麦もおせちも用意しなくてよかった。いつもなら考えることのないクリスマスや、おせち料理のことが頭をよぎった。どうせならフツーじゃない年越しにしよう。僕の悪い癖が始まった(笑)。

そんなある日の夕方、仕事帰りの僕たちは大和の地下街にいた。もうすぐ閉店時刻だった。そして、今夜の晩ごはんは「デパ地下商品」でいこう、という話になった(笑)。大好きなRF-1(アールエフワン)のサラダや多彩なコロッケが僕の第一希望だが、あっちの店の串焼きや、こっちの店の天ぷらなんかにも、そそられる。閉店が近いからか、RF-1のショーケースに並んでいるのは、すでにパック詰めされたものが多くて、それぞれ〇%引き、などのシールが貼られている。二人暮らしの気分転換にはもってこいだと、あれこれ買うことにした。

RF-1の総菜をそのまま広げた食卓で、カキフライをパクつきながら、もらってきた「RF-1のパンフレット」をめくった。恒例の年末年始のオードブルのパンフレットだ。ファンだから仕方ないのだが、写真もきれいで、毎年の新作も楽しいから、思わずそそられてしまう。今年のクリスマスオードブルは、この三段重ねのスペシャルらしいぞ、楽しそうだ。そんな会話の勢いで予約注文することが決定した。まぁ旅をあきらめた反動だな(笑)。
こうして、今年のクリスマスは自宅でRF-1ディナー?をすることになった。これで面倒なレストラン探しや予約はしなくていいことになる(笑)。とはいえ、おせちまでRF-1という訳にもいかない。外食は嫌だから、次は「正月ごはん」をどうするかだな。

そんなわけで今は、これまで届いたダイレクトメールなんかも引っ張り出して、各社のパンフレットを眺めたり、ホームページを覗いたりしている。どこかのレストランのオードブルとか、蟹や寿司とか、お取り寄せの鍋とか、そんな目的だ。
大晦日や正月の準備って、こんなに面倒だったのかなぁ。でも、フツーの年越しは嫌だと言い出したのは僕の方なので、仕方なく頑張るしかないかな(笑)。

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