編集後記の編集後記2020
ホームページの総集編のラストは「編集後記」だ。編集後記だから書き方の「口調」は違ってしまうが、編集後記だからこんな感じだ(笑)。
公式ホームページは、同級生たちが、気ままに、いつアクセスしてもいいように、週1回の更新を続けている。アクセスしてページを開いても、いつも同じ・・・ではがっかりして、次回アクセスするのも、億劫になるものだからだ。でも、今年のように活動がほぼストップすると、ほとんどのコンテンツが「いつも同じ」状態になってしまうので、せめて「編集後記」だけは、更新が欠かせない、そう思って日々を送っている(笑)。昨年からは毎週2編のアップに挑んでる。
実は編集後記にも、素人の編集人なりのテーマ(ジャンルみたいなものかな)がある。「散歩の途中で」「ホテルの時間」「温泉での溜息」「舌の記憶」「ただ食べたくて」「BARの夜話」「本の時間」・・・そんな分類タイトルを「カッコ書き」で付けたやつがそれだ。世の中の雑誌や、旅の番組、大人ターゲットのWebサイトを観ると、温泉、グルメ、街歩き、みたいな特集が多いのが共通点だろうか。まぁこの編集後記も、そんなことをイメージしていただければいいかと思っている。雑誌などの媒体との大きな違いは「昔の話」や「思い出」が多いことだ(笑)。
お気づきかもしれないが、今年の途中から「旅系のハナシ」は控えることにした。県境をまたぐな、外出自粛だ、そんな風潮なのに、楽しい旅のハナシを書くのは気が引けたからだ。だから「妄想の旅」という裏技を思い付いたり、遠い昔の思い出話に終始していた気がする。軽井沢大会のことを意識して、軽井沢ネタをたくさん仕込んであったので、中止した後も意地で使おう、と思っていたのだが、実際に使ったのは2編だけだった。だから、在庫話がたくさん残っている(笑)。
そんな事情もあったので、今年は「身の回りのささいなこと」を、書いてみることにした。とはいえ身の回りのことは、ごく普通のことばかりなので、なかなか納得できる内容にはならない。ときには、書き手のプライベートも、さらすことになったりして、そんなポンコツ原稿が増えるばかりだった(笑)。その一方で、普段見ている景色を改めて見直してみたり、散歩のときに感じる季節感に敏感になったり、いわゆる「小さなこと」に興味を持つことになって、僕のオタク魂に火が点いたりしていた。
皆んなは「幻の招待状」のことを覚えているだろうか。そうだ、中止した軽井沢大会の招待状のことだ。印刷物としては、案内状(返信ハガキ付き)とデザイン封筒の2種類なのだが、なにせ枚数が多いから、段ボール箱に入っていて、いまだに部屋の隅に積んである(笑)。それを今度の大掃除のときに、サンプル部数を残して、ついに処分に踏み切ることにした。まぁ、ことほどさように、傷は癒えたのだが、かさぶたみたいなやつが残っている感じだ。そんなときは「小さいやつだなぁ」と自戒したりする(笑)。
今年も、こんなつたない編集後記に付き合ってくれて、読者には感謝しかない。ありがとう。新しい年を迎えることをきっかけに、気分一新だ。あまり意識せずに、旅のハナシも軽井沢ネタ(の在庫)も解禁しようと思っている(笑)。
編集後記2020の記事一覧
●1月/謹賀新年2020/軽井沢の風景「想定外の紅葉」/ピエンローの豚しゃぶ/笑うスマホ「にわかファンの習性」/図に乗ったあげく/軽井沢の風景「旨いソーセージと昼酒」/おせちが怖い/年越しそばの雪辱戦/軽井沢の風景「旧軽通りのパン」/●2月/舌の記憶「うどんエンターテイメント」/本の時間「感傷の街角」/整理券が必要なスタバ/昔は予約が取れないレストラン/親父の一番長い日/軽井沢の風景「教会の街」/笑うスマホ「軒下の遭難」/通知簿/舌の記憶「鉄人の葛切りと鯛茶漬け」/●3月/気分は軽井沢「空気感が調味料」/散歩の途中で「東京タワーを迂回して」/ただ食べたくて「釜めし、じろ飴、加賀棒茶」/散歩の途中で「狂騒曲」/BARの夜話「ベストメイトのオリーブ」/カロリーゼロの食べ物/ホテルの時間「今のところ最強のホテル」/散歩の途中で「廃止になった駅まで」/
●4月/ず~っと観ていられる/さあ姫路城へ行こう/散歩の途中で「アリバイ工作に使えるかな」/タイヤ交換、車検、リコール、定期点検/本の時間「村上海賊の娘」/ただ食べたくて「不機嫌なフレンチ」/今年の花見はいつもと違うなあ/旅館での溜息「まだ怒ってるよ」/●5月/ただ食べたくて「たけのこの味」/明日に架ける橋/秘密の階段/いつか旅に出よう「予約のキャンセル」/人工的な横丁の飲み屋で/ただ食べたくて「四字熟語ではないらしい」/気分は軽井沢「会場は小さなレストランだった」/青春のかけら「ある日のフォトフレーム」/シロクマ、ラーメン、サ道/舌の記憶「ストーンクラブのハンマー」/●6月/いつか旅に出よう「時刻表マニア」/歴史の闇はマンガで/なんでやろ/本の時間「読んだ本の行方」/舌の記憶「うどん県の鶏がすごい」/はじめてのおつかい/BARの夜話「モダン・メキシカーノ」/ただ食べたくて「今どきのチーズケーキ」/
●7月/青春のかけら「兄弟船」/笑うスマホ「雑草との戦い」/とんこつの記憶/ビーカーが付いた日本酒/いつか旅に出よう「知床のおやじ」/御頭(おかしら)と呼んでほしい/本の時間「詐欺師のノベライズ本だから」/遠い記憶「カーホップのローラースケート」/●8月/クリープのない珈琲なんて/本の時間「読めば必ず飲みたくなる」/散歩の途中で「本多さんと三太郎」/舌の記憶「松阪牛のお城」/ぼ~っとしている同級生/散歩の途中で「ねずみ色だからかな」/お気に入りはアイコンに/ホテルの時間「サンドイッチを食べに」/トナラーのトナリング/●9月/遠い記憶「いかだで無人島へ」/覆面パトカーとのつきあい方/本の時間「恐妻家の殺し屋」/笑うスマホ「熱中症の治療」/痛ぇぞ、バカヤロー/家飲みタイム「赤いソースと白いソース」/いつか旅に出よう「大失敗を思い出して」/マルゲリータとマルガリータ/
●10月/黒赤白の30種類があるらしい/マジックアワーに口ずさむ歌/香林坊のサラメシ/いつか旅に出よう「北の国から」/秋刀魚のための準備運動/舌の記憶「決戦の金曜日」/計画倒れのドライブ/青春のかけら「子連れ狼と喜びの歌」/投げられたら打ち返す、センター返しだ/●11月/舌の記憶「その昔のオムライス」/笑うスマホ「無駄な写真」/いつか旅に出よう「真冬の奥入瀬渓流」/故障したからやってみた/そこに愛はあるんか/コーヒー色のポストイット/本の時間「警察小説というジャンル」/家飲みタイム「ライムの神様」/●12月/運がいいとか悪いとか/人生最後の食事2020年版/遠い記憶「ノースショアのフリフリチキン」/年末年始のパンフレット/編集後記の編集後記2020/