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2020年10月16日

いつか旅に出よう「北の国から」

いまごろ、蛍は何歳になったのかな。ずいぶん昔に終わってしまったシリーズだが、登場人物の成長とともに見続けたドラマだからか、そんな不思議なことを考えてしまう。いつだったか、スペシャル版を観て、蛍の変貌ぶりに驚いて、少しショックを受けたこともある(笑)。テレビのシリーズが始まった時の蛍は、小学校2年生で、演じたN嶋朋子の実年齢だったそうだ。僕には二人の娘がいて、蛍とは10歳くらい違うのだが、その何かを重ねて観ていたふしがある(笑)。僕にとっての「北の国から」はそんなシリーズだった。今でも、富良野や美瑛の映像なんかを観ると、さだまさしのテーマソングが思い浮かぶし、純が「〇〇〇な訳で」と独白を始める感じがする(笑)。
いつか旅に出ようと思う。でも今は行けないし、その日が来るのはいつか分からないから、思い立った時に妄想しながら計画することにした。今回も再び北海道だ。目的地は「美瑛」なのだが、僕にとっては「北の国から」の記憶を思い出す旅でもある。雪化粧のニュースも流れたが、北海道は、まだ紅葉の真っ最中のはずだ。

旅のスタートは新千歳空港だ。できれば午前中に出発したい。レンタカーを用意して、そのまま道東自動車道で富良野を目指そう。今では2時間くらいで着くようだ、便利になった。富良野を楽しんだら、いったん美瑛に向かう。初日の宿は決めている。「Bブレ」というオーベルジュだ。テロワールを身近に感じながらの食事も楽しみだが、美瑛の空や風、花畑や野菜畑の景色を、ぼ~っと眺めて、焼き立ての旨いパンをかじるのが、ちょっとした夢だ。
かれこれ30年前だろうか、小学生の娘たちを連れて、札幌から富良野を目指しドライブしたことがある。その時もレンタカーだった。初めての富良野は夏休みの7月頃だったと思う。当時の富良野の街には何もなくて、北の国からのロケ地を巡ってみたように記憶している。たしか五郎が建てた手作りの家があったはずだ。美瑛へ向かう道沿いの、ケンメリの木とかセブンスターの木?なんかも観たと思う。富田ファームは、ラベンダーの名所だった。とてもきれいで、花畑の丘をゆっくり歩いたと思うが、様々な花が全て揃うわけではなく、写真とちょっと違うかなぁ、などと思ったものだ。

2日目は、やはり定番の札幌がいいかな。紅葉の定山渓に泊まって温泉に浸かるのもいいが、「夜のすすきの」がやはり魅力的だ。とすれば宿は市内の安いホテルで構わない。近隣をドライブして、大倉山や藻岩山(もいわやま)の夜景もいい。何より「すすきの」の裏路地の思い出の場所を散策するのも楽しいかもしれない。
そして3日目は、再びドライブだ。目指すのは、羊蹄山のふもとにある「Z忘林」という旅館?だ。北海道へ行くなら、ぜひ一度滞在してみたい宿なのだが、そんな機会はなかなか訪れないのが現実だった。宿に向かう途中は、小樽に寄って寿司を食う。そして余市のニッカウヰスキーの工場見学だな。でもドライバーはウイスキーなんて飲めないから、香りくらしか楽しめないな(笑)。
Z忘林は、ニセコの大自然の中にポツンとある、隠れ家のような宿なのだそうだ。ある雑誌で見つけたのだが、公式サイトなどを観るにつけ、心惹かれた。何もせずに、ぼーっと季節の移ろいを眺めていたい。僕がまだ20代の頃のニセコは、ただ広いジャガイモ畑で、その収穫体験に行ったことがある。しかし現在のニセコは、相次ぐ高級リゾート開発ですごいことになっているようだ。ちらりとアチコチ寄ってみたい気もする(笑)。翌日は、大きく迂回して洞爺湖や支笏湖へ向かうドライブ旅がいい。もう一泊できるなら滞在したいホテルがたくさんあるエリアだ。そんな北海道の大自然を満喫して新千歳空港へ向かおう。お土産を探すのが楽しい大好きな空港だ。

Bブレ bi-ble.jp
Z忘林 zaborin.com

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